マルタの情報ノート

(2006年5月)

マルタの情報は良くまとまっているサイトも多く、特別注意する事も少ないのですが、ここでは 06年5月の旅で気付いた点などを紹介しておきます。

言葉

マルタの公用語は英語とマルタ語です。マルタ語が解らなくても英語がそれなりに出来れば、困る事はありません。
ただし、遺跡の名前や地名などに独特の発音があるので、目的地の読み方ぐらいは調べておいた方が迷わずにすみます。

通貨

マルタは04年5月にEU加盟国となりましたが、06年5月の時点ではマルタリラ(LMと表記)が使われています。細かい通貨はセントで1LM=100cです。空港や街のあちこちにATMがあるので、海外でも現金が引き出せる銀行のキャッシュカードがあると便利です 。空港にあるATMは紙幣のみなので空港からバスに乗る場合は両替所か両替機で小銭も用意しておきましょう。
通貨は、いずれユーロへと切り替えが行われるようなので旅行前に最新の情報を確認して下さい。

交通

バス
マルタではバスの路線が島の主要な場所を結んでいるので旅行者にも便利な利用しやすい交通手段となっています。小さな島なのでほとんどの場所には1時間以内で行く事が出来ます。運行間隔は路線にもよりますが20分〜30分毎にあるので、ゆとりのあるスケジュールなら、主な観光ポイントへの移動はバスで事足りてしまいます。
料金も3ゾーンに別れて20〜25cと決まっていますが、観光客が良く利用するバレッタからブルーグロットや、ハジャーイム、イムナイドラ神殿を訪れる路線は急行バスとなっていて片道50cになります。他にも数カ所移動するのであれば1.5LMの1日券を利用すると便利です。
また、隣のゴゾ島にもバスが走っていますが 、マルタのバスの1日券はゴゾ島のバスには使えないのでマルタからゴゾ島へ行くような場合は普通に料金を払った方が安くなります。
空港からバレッタのバスは8番で20cです。バス停は出発ロビーの前の方にあるので、マルタに到着後、バスで移動する場合は出発ロビーの方へ向かって下さい。

ヨーロッパにしてはクラシックなバスが走っているのもマルタの特徴です。

レンタサイクル
隣のゴゾ島はマルタに比べるとバスの便が少ないので、レンタサイクルを利用して観光するのも便利です。 坂道が多いので意外に体力を使いますが、マイペースで観光したいならチャレンジしてみてください。ゴゾ島のレンタサイクル店は中心都市ビクトリアのバスターミナルのすぐ側にあります。料金は1日借りて2LMです。
ちなみに、ビクトリアからジィガンティーヤ神殿のあるシャーラの町へは、ほとんどが上り坂、アズレウィンドウへは海岸近くに来て下り続きの快適な道となります。いずれにしても行きか帰りに苦労することになります。

気候

マルタは地中海性の穏やかな気候ですが、それなりに暑かったり、寒かったりします。
ここを訪れた5月上旬について言えば、曇りの日は肌寒く、東京と変わらないような気候でした。青空が広がる天気の良い日になると日差しも強く、日の当たる場所は暑くなり、日焼けもします。風は涼しく、日陰などにいれば涼しく感じるので、この時期にマルタを訪れるのであれば、暑くなる事も寒くなる事も考えた服装で行きましょう。


マルタの遺跡へ