牡牛を捕らえる獅子
アパダナやダリウス王の宮殿の基壇の数カ所で見られるペルセポリスの代表的なレリーフです。
東側階段のレリーフ
東側階段のレリーフにはペルシア帝国の各地から訪れる朝貢者の姿が並んでいます。とんがり帽子をかぶっているのはサカ人。馬具や装身具を献上しているところです。
他にもいろいろな民族の姿がその特徴や献上品と伴に描かれています。
ダリウス王の宮殿
宮殿の出入り口の石門がいくつも残っています。壁には長い槍を持った兵士や翼を持った獅子を仕留める王のレリーフがあります。
翼を持った獅子を仕留める王
ダリウス王の宮殿の壁の数カ所に描かれています。
百柱の間の入口
入口の壁の両側にはペルシアの軍隊と玉座に座り謁見する王の姿が描かれています。王の姿は威厳を示すためひときわ大きく描かれているのが特徴です。
百柱の間
ペルセポリスが焼失した時の火元となった場所と言われるところです。柱の基礎の部分と倒壊した柱の一部が散在しています。背後の山の中腹にはアルタクセルクセス2世の王墓が見えます。
アルタクセルクセス2世の王墓
ナクシェロスタムにある王墓と同じ様式で岩山に彫り込まれています。入口からは蓋のしてある石棺を見ることが出来ますが中に入ることは出来ません。
もう一つ右の方にあるダリウス3世の王墓も外見は同じですが石棺の蓋は開いていて、中は空っぽです。
楔形文字
ペルセポリスの数カ所で見られる楔形文字も古代ペルシア語、エラム語、アッカド語の各国語で刻まれています。
ペルセポリスで発見された碑文は楔形文字の解読にも役立ったといいます。
写真は古代ペルシア語の碑文です。ダリウス、クセルクセス、王、など基本的な単語を覚えて行くだけでもけっこう読めます。
特に「王」を表す文字は度々出てくるので探してみましょう。
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