98式VA所有のスクーター・バイク

・ モトコンポ
  ビーノもどき 電動スクーター


HONDA MOTOCOMPO

ホンダ モトコンポ

エンジン付け替え カレンエンジン取付





 ちっちゃい物好きな私としては是非とも揃えたいバイクです。 某逮捕しちゃうぞ
の影響もありますが、折り畳み自転車のごとくハンドルが畳めて、シートが下に収
納されコンパクトになるというギミックがいいです。 そしてナンバー付きバイクとし
てはかなり小型の部類になります。 これはずっと前から欲しかった物です。

 欠点としてその小さい車体が盗難等を招きやすいというのがあり大人が持ち上げ
られる重量なのですぐに持って行かれてしまいます。 盗難対策は万全を期す必要
があります。

 これも某オークションで手に入れた物で要整備の必要な車体だったりする。
全体的にフレーム、ホイール、タンクにはサビがありました。
 エンジンはかろうじて掛かるようですが調子は良くなくアイドリングで止ま
ってしまいます。


で、早速整備

 1.ホイールの塗装
  けっこうサビがあります。 一番あったのがホイールのチューブとの接触する
 面でこれははがれたサビがチューブを傷つけたりするので念入りにサビ取りを
 実施、ワイヤーブラシと電動ドリルにワイヤーブラシを付けてせっせとサビ取り
 そしてそれでも落ちない頑固なサビには花咲かGとかセメダインのサビハンター
 等のケミカル品を使用。

 
  タイヤを外した姿のモトコ

   塗装はハケ塗りで色は黒艶有りにしました。 コンプレッサーがあればスプレーが
  出来るのですが貧乏な私には買えません。 前と後輪とでサビ対策を変えてみました
 前輪は錆止め塗料を塗ってから黒色を塗り、後輪はサビ転化剤(サビハンター)を塗って
 から黒色を塗りました。 半年、一年後の状態が両者でどういう違いが出るのか興味の
 あるところです。

 外装を外した状態


 2.キャブ・エンジン周りの整備
   キャブレターは分解してみたところ結構ゴミの付着及び各穴の部分の詰まりかけて
  いたのでキャブクリーナーで清掃。 エンジンのヘッド、プラグも結構汚れていたので
  これも清掃しました。


 ・サイドスタンドの取り付け
  某オークションで手に入れた物で元から付いているスタンドにボルトオンで取り付け
 出来る優れものです。 製作は(株)小出光学


 3.ガソリンタンク内のサビ落とし
  ガソリンタンク内には少々サビが発生しており。 放置するとパイプやキャブ内で
 詰まるのでタンク内のサビを取りコーティングする薬剤を使って見ることにしました。
  使った薬剤は3つの容器に入った物でA液がサビ取り剤、B液がサビ取り後の不
 純物を取るもの、C液がコーディング剤となっています。
  コーティングの際に注意し無ければならないのは横倒し時にガソリンの蒸気が抜け
 るように両端にもパイプが付いておりこれをコーティング剤で塞がないように針金等を
 最初にこのパイプへ入れておき、コーティング剤を入れて硬化前に針金を少し動かし
 てパイプの穴を開けた状態にします。


 4.エアークリーナー
   モトコンポのエアークリーナーエレメントはオイルを染みこませたスポンジを使って
  いてこれがちょっと困ったことに劣化するとボロボロになり最後には砂のように少し
  ふれただけで崩壊してしまいます。 私の所へ到着時にはもう砂状になっていまし
  た。 代換品として100円ショップから買ってきたタワシをエアークリーナーエレメント
  と同じ形状に切り取り4stオイルに浸けて堅くしぽりエアクリーナーケースに入れま
  した。

 5.ボディの塗装
   ボディも汚れ、塗装の剥がれ、擦り傷が目立つのとトップシェルの部分にはひびが
  入っているのを発見したため補修をかねて塗装することにしました。 良く洗って油
  分を取った後ヒビの部分には瞬間接着剤で付けてFPR補修用の繊維混入パテで
  補強しました。 その他傷はパテで埋める。
   塗装は元の色と同じ白をスプレー缶を使って塗装。 白が乾いたらクリヤーを表面
  保護としてスプレーした。
 

塗装前 塗装後


 6.キャブレターからガソリンが漏るのでキャブとタンクコックを交換

    新品だけあって交換後少し調子がよくなりました。 外したキャブレターは中
   に少し錆の粉がついておりタンクをコーティングする前の錆らしく早い時期にコ
   ーティングしたので少なかったようです。 ただタンクコックの方は全然コックと
   しての機能を果たしておらずだだ漏れ状態でした。 分解してみるとパッキンゴ
   ムが削れており>錆の粒のせいかと思われます。
    キャブからガソリンが漏ったのはこのタンクコックの不良によれりキャブレター
   へどんどんガソリンが流れ込みオーバーブローしていたのです。


 7.リアホイールを8インチから10インチへ変更

   たまたまカレンのリアホイールが入手できたので10インチ化してみました。
  タイヤは2.50−10で現在は入手に難がありますがこれでないとマフラーと
  リア上部カバーに干渉するというかぶつかるのでこのサイズでないと取り付け
  られなかったりする。 それでも上部カバーを削る必要がありますが。
   ホイールは錆取り後シルバーで塗装しました。

   10インチ化の効果はスピードアップ(約1.2倍)のほかに燃費の向上があ
  げられます。 特に燃費の向上はありがたいです。

8インチと10インチの比較 10インチに変更後


 8.泥よけを取り付け
   水たまりを通った際泥よけの短いモトコではしぶきが背中にかかってしまいます。
  そこで純正の泥よけは入手難なので作ってみました。 材料は東急ハンズから買
  ってきた「ライトエヴァシート」というもので2ミリ厚のポリオレフィン樹脂のシートです。
  適度な堅さの物がこれしか無かったので・・
   幅15センチ・長さ30センチに切ってナンバープレートを止めるネジで固定するよう
  にポンチで穴をあけてナンバープレートとの間に挟む感じで取り付けました。
    使用感は良好でしぶきが飛んでくることが無くなりました。

自作泥よけ 取り付け後




  カレンコンポ始めました。

  モトコンポにポン付け出来るホンダのカレンエンジンが入りましたので
 カレンコンポ作りを始めたところです。

 用意するもの
  ・カレンエンジン これがないと話にならない。 12Vセル付きが吉
  ・リアショック デイトナ23cmの物 結構柔らかめなので他の同じ長さの物を付けた方がいいかも
  ・12V化の場合は12Vのバルブ類
  ・カレンのハーネス(モトコンポのハーネスでも使用可能)
  ・ウインカーリレー、ホーン、ウインカーホーン 各12Vの物
  ・オイルセンサー(3端子レギュレターで12Vから6Vへ変換すればモトコンポ用が使用可能)
  ・12Vバッテリー 元の6Vバッテリーボックスに入る小型の物
  ・ギボシ端子、二股端子 ハーネスの加工に必要
  ・ステー エーモン製 モトコンポのエアークリーナーを使うなら必要
  ・各種ネジ類、

  手に入れたカレンエンジンは12Vセル付きの物でこれに付属品としてハーネス、ハンドルス
  イッチ、スターターリレー、ヘッドライトバルブソケットが付いてきました。
   不足品はリアショック、12Vホーン、12Vバルブ類、ウインカーリレー、3端子レギュレター、
   オイルセンサーは入手出来なかったのでモトコンポのを使うことに。 それで3端子レギュ
  レターを使い12Vから6Vへ落とすことでモトコンポ用が使用できます。

    12Vバッテリーは密閉式のMFバッテリー1.5Ahを秋葉原の秋月より購入1500円でした。
   これに配線とヒューズを取り付け。

    ハーネスはモトコンポのをそのまま使用。 それにスターターリレー用配線をカレンの
   ハーネスから取り外して取り付け。

    3端子レギュレターは出来合のパーツがないので電子パーツショップから3端子レギュ
   レターの7806と電解コンデンサー16V100マイクロFと50Vセラミックコンデンサー、基盤
   を購入して作成。 これをオイルセンサーのコネクターとハーネスのコネクター間に挿入
   する形で取り付けますが、そのままでは付かないので同じ形の3Pコネクター(デイトナ 
   品番33527 110型)を購入して取り付け。

    カレンのエンジンはモトコンポに比べリアの中心軸が2cmほど後方になっているので
   タイヤを10インチ化している場合はテール部がタイヤに当たってしまいますのでテール
   部を後方に移す必要があります。 ただテールランプ部は元の位置でないとトップカバー
   がうまくかぶさらなくトップカバーのネジ止めが出来なくなります。

 作成途中のカレコ

  何とか完成
    エンジン始動でセルモーターを起動させてみたらヒューズが切れること切れること。 瞬間的に
   15A以上流れているようなのでヒューズの手前でセルモーター用線を分岐させることにしました。

マフラーがサビサビなので近く交換予定
ハンドル周りの処理 スロットケーブルの処理 このままだとハンドルを収納出来ないなぁ。
泥よけ部 ショック、エアクリの処理




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