西荻窪
LastMod. 2003/06/08[18:27:50]
今日は紅虎号のブレーキ調整と、少しでも軽量化のためにクランクまわりの交換に和田サイクルへ。

んでもって、自転車に乗り始めて以来、わたしの朝は早い。だいたい遅くても7時過ぎには起きてる。和田サイクルの営業は午後1時から。間が持たない。
和田サイクルのある西荻窪は24年前わたしが大学入学で上京した時から大学4年まで住んでいたところ。
ちょっと早めに行って、当時住んでいたあたりをうろついてみることにした。

西荻窪南口。ちらっと見えてる中華屋の焼肉定食にはお世話になった。

初めて借りたアパートは三畳間。共同トイレ共同炊事場、玄関はひとつ。ひと月の家賃が5000円だった。
この狭いアーケードを抜けていく。

記憶違いじゃなきゃ、ここ。うーん、おかしいなぁ。当時の大家サンって当時かなりのおじいちゃん・おばあちゃん。もう20年以上経ってるのに生きてたらスゴイぞ。
手前の扉、ここを開けると靴が散乱していて、いきなり急な階段、のハズ。

この三畳間には約半年住んでいた。

学生課の張り紙を見て、自分で不動産屋に行って契約というものをしたんだよなぁ。最初の晩は布団もなく寝袋ひとつで、心細かった。
レモンを切った包丁についたレモン汁を舐めて舌をざっくり切って泡食ったのもココ。
サークル仲間が泊まりにきた時には男二人、ひとつの布団で寝たのだった。

さすがに夏になって、冷蔵庫が置けないので、引っ越した。


扉の脇にワンタッチピクニカ。それはいいのだけど、エアコンの室外機があるのにはビックリ。

次に引っ越したのはスグ近くの4畳間。確か家賃が12000円だったかな。当然共同トイレだが、洗面台はタタキのところに申し訳程度についていた。南西角部屋で日当たりがいい=地獄の暑さだった。で、4畳半と違って、畳が4枚並べられた長方形の部屋で使いにくかった。大家がお風呂屋サンで、銭湯の隣、言ってみれば風呂つきアパートだ。
大家の娘が水商売。んで、時々番台にいて、恥ずかしかったぞ。

で、今日行ってみたら、アパートは跡形もなく、なんかユートピア系の健康ランド風になっていた。

たまに煮物とかもらってたおばちゃんとかどうしたんだろう。

この4畳間にサークル仲間約10人が一晩過ごしたり、先輩がゲロったり、お味噌汁を作って感激されたり、隣のカップルのその声が聞こえてきてドキドキしたり、あれやこれやいろいろあったなぁ



南口すぐの中華屋のウインドウ

南口出てスグの松屋。ここもしょっちゅう行ってた。味噌汁が少し塩っぱいな、というのが第一印象だったりして。

南口スグの立ち食いソバ。初めて、コロッケソバというのを食べた。腹が減ってる時にソバだけじゃ足りないし、お金もないし、てな時にコロッケというのは魅力だったなぁ。

噂通り、東京のダシは真っ黒で、なるほどー、と。

こじゃれた洋風料理屋の「こけし屋」高そうなので一度も入ったことはなかった。
今日はなんか朝市とかやっていて、賑わっていた。表に出したテーブルで食事もできるみたいで、ビールが美味そうだった。

軍鶏の店。一度だけ、会社の先輩に連れて行ってもらった。うーん、あんまり記憶にないんだけど、けっこう有名な店らしい。

額縁屋。需要があるんだなぁ。
しかし、中身のない額縁ばかりがこうやって並んでいると、ちょっと不気味。
きっと新月の夜中2時ごろにはいろんな絵や写真が浮かび上がるに違いない。

ほびっと村。妙なビルだ。飲み屋とかサイキック系本屋とか有機野菜屋とか。その手のものをまとめてみました、という風情か。

たまに行ってたビリヤード場。

アルバイトで、高田馬場のビリヤード場でボーイをやっていて、ビリヤードを覚えたての頃は面白くて地元のここにもちょくちょく行ってた。

まだ時間もあるし、ついでに荻窪に住んでいたころのマンションも見てやろうと。
途中、電機屋でご飯時だったネコ。

こんな高いビルの15階。最初は自分が宙に浮いてるような錯覚に教われた。

天沼陸橋のすぐ下の交差点のところで、夜中もうるさくてしょうがなかった。ハッキリいってこんなとこはひとの住むところじゃない。
てことでココは半年ほどで耐えきれず。


よく行ってた台湾料理屋「美加」
しじみとチャーハン、ショウコウ酒が美味くて。
ショウコウ酒を飲みすぎて、どうやって帰ったのか記憶にないこともたびたび。

ちょっと入ったところに古い洋館のホテル。これがちゃんと営業してるんだよなぁ。
今日も玄関を覗いたら学生が数人、楽しげに談笑してた。

ホテル裏手。板が打ち付けられてるけど、ここも出入り口だったんだろう。

ドロップハンドルの紅虎号と記念撮影ぢゃ。

西荻に戻ったのだけど、時間はまだ11時すぎ。
善福寺川沿いのモスバーガーでお昼にしてみた。スパイシーチキンなんちゃらのセット630円なり。バジルソースがかかっていて、かなり美味かった。モスってこんなメニューあったんだなぁ。

メシを食い終わってもまだまだ時間がありそうなので、吉祥寺にでも行ってるかと思ったら、途中千川上水の案内板。取水口まで5キロ弱らしいので、ちょっと行ってみた。

大きな道路に挟まれた、小さな遊歩道のつきあたり。もっと大きいのかと思ったので、少しがっかり。

千川上水で甲羅干しするカメ。こりゃミドリカメだろ。

西荻に戻る途中、やっぱり猫

和田サイクルでみかけたプジョーの子供車。
和田さんに、
「クランクを165、ギアを48Tってできますか?」と
いきなりだったので、今日は自転車を預けることになるものと思ってたら、いきなりバイトくんがクランクを外し始めてびっくり。
「いや、今日はヒマだしやっちゃうよ」
だった。

結局、
クランクをシマノSORAの165mmに。
チェンリングを48Tに。
BBは聞くのを忘れた。
チェンリングカバーはブロンプトンの50T用のものを。
ブレーキも調整してもらって、前より多少良くなった感じか。

和田さんが「ほら重いでしょ」と持ってきたオリジナルのクランクは、いやまじめに重い。1キロぐらいはありそうだった。
しかし、まさか今日やってもらえるとは思わなかったので、カード払いにしてもらった。

そこに緑のトラコンに乗った常連さんがきて、少し話して帰宅。
まだそんなに乗ってないけど、クランクが軽く感じる。踏みこみが軽いのにしっかり感があるというか。
それよりなにより、持ち上げたときに今までより明らかに軽くなったのがうれしいところだ。

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