野川を遡る
LastMod. 2003/10/19[15:34:50]
絶好の秋晴れ。多摩川に出るとして。
その1.野川の合流点二子多摩川まで行って、そこから野川を遡ってマイナスイオン癒しコース
その2.関戸橋経由で聖蹟桜ヶ丘をうろつき、まだ見たことがないモノレールを見るジブリ耳をすませばコース
の、どちらかにしようと、とりあえず8時半に出発。

いつもの是政橋から。もうススキ景色だ。
いざ、多摩川についてみると、やっぱり川だよなぁ、と今日は野川コースに決定。ていうか、聖蹟桜ヶ丘コースだと帰路も行きと同じ道を通ることになりそうなので、それじゃつまらんことに気づいたのだ。おまけに今日は(も?)海からの風なので、帰りに向かい風というのは嫌だったし。

(向かい風だということを除けば)本当に気持ちのいい秋晴れの多摩川だった、その1.

その2.

その3.

二子多摩川着。
前回の時もそうだったけど、二子多摩川駅周辺は自転車を止める場所がなくて困った。車道は狭いのに車がやたら多いし、どうやってわたればいいのかわからない道・交差点も多くて、疲れる。

ここは駐輪する場所を探しててばったりのねこたま。ううううむ。お台場のキャッツリビングとか池袋のねこぶくろに比べるとなんか場末な感じがするのはなんでだろ。
季節外れの海の家、といった風情なのだ。

結局駐輪するところを見つけられずじまい。駅の近くの総菜屋にはいって、おにぎりとおかずを買って、野川・多摩川の合流地点にある兵庫島公園というところでメシにした。
なにやら謂れがあるらしい石碑と紅虎号。


世田谷区は、昭和60年(1985)5月、ウィーン市ドゥブリング区と姉妹都市提携を結び、現在まで両都市市民間の友好的な交流が続けられています。この交流が発展し、昭和61年(1986)10月、世田谷区とウィーン市との共同宣言により多摩川とドナウ川は日本で初めての「友好河川」になりました。この記念碑は、両都市市民の友情の証として、そして多摩川もドナウ川もいつまでもその美しい流れを守り続けようという誓いのシンボルとして、ここ兵庫島に設置したものです。


トイレもゴミ捨て場もあって、小さいのに快適な公園だった。

この先で野川と多摩川が合流している。メシを食った兵庫島公園から200mほど先らしい。

野川沿いにサイクリングロードがあるのでゆっくり遡上をはじめる。

やっぱり鯉だかフナだか。どうしてこいつら、いつも橋のところでたむろしてるんだろう。地元のひとにエサをもらってるのかしらん。

橋の両脇になにやら土管というか鋼管というかが走ってるのって、昔はよく見かけたような気がする。

こういう道標?がポイントポイントに建てられている。

水鳥各種(笑)野川にしろ仙川にしろ神田川にしろ、東京ってのはカモだらけだぞ。

途中にある次大夫掘公園。
旧安藤家の住宅(民家)が保存されている。


母屋。

内部。ここは土間部分。けっこうきちんと(?)保存されているようで、手入れもされていてきれいだし、予想外に広かった。
江戸から引き継がれた造りそのままだそうだ。

さらに遡ると、やったぜカワセミ!かな。
望遠の白レンズをかまえてるおじさんがいたので、なんだろ、と見たら、これたぶんカワセミ。
つがいで、きれいな声でしゃべるように鳴いてた。
うううむ。デジカメだとこれが限度。

野川に生息する鳥たち、の看板。

上流に行くにしたがって、武蔵野の雰囲気というか、木々が多くなり、鳥の鳴き声がそこここから聞こえてくるようになる。
調布から三鷹にかけてのあたりから、それまでの住宅街じゃなく、いきなり武蔵野が現れる感じかな。

野川公園手前にある水場。この奥に湧水地があるようで、せせらぎが気持ちよかった。

野川公園内の自然観察園。雑木林を保存しているところで、湿原保護の木の歩道(?)のようなものがもうけられている。

夏場はここでホタルを観察できる。

森林浴とでもいうのか、林の中は空気がほのかに湿って香っていて、鳥の鳴き声とあいまって癒される空間。
まあ、夏場は蚊で大変だろうとは思うけど(笑)

木漏れ日と池と、林の中はあちらこちら、太陽の光と葉の緑〜黄がちらちら変化しており、絵画のような景色が展開される(絵画が自然を模写するわけだから、この言い方は逆なんだけど、語彙が貧相なんで許してくだされ)

住宅街にはさまれるようで、単調な下流域とは違って、調布〜三鷹〜小金井の野川は絶景だなぁ。
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