昨日のみぞれまじりの雨はなんだったんだと思うほど、おだやかに晴れた気持ちの良い日曜日。出かける。…んだけど、給料前の平社員に多くを期待しちゃいけない。とりあえずご近所のサクラを見にいってみた。開花宣言されたばかりだし、いつが見頃かチェックしておこうと。
最初は小金井公園にでもいくかとアパートを出たところで大家サンにつかまる。
「今日はどこにいくの？」「はあ、小金井公園に桜でも見に行こうかと」「まだ無理だよ。今なら…」
ということで急遽、多磨霊園に変更。

さすが大家サンは地元の地主。多磨霊園のしだれ桜満開情報は本物だった。樹齢60年ぐらいの立派な桜だ。

しだれ桜と名前は知ってたし、数本見たことはあるけれど、こんなに大量に満開モードのしだれ桜って初めて見た。
なんというか「佇まい」に風情があるんだなぁ。

大家サンの話によると。多磨霊園裏門からすぐの通路がしだれ桜で、ソメイヨシノの通りとかボタン桜の通りとかあるらしく、まず、しだれ桜が咲き、続いてソメイヨシノ、ボタン桜の順となる…って桜のシーズン目一杯なにかが咲いてるんだそうだ。

とはいえ。お墓はお墓。都営霊園なのだ。今日みたいな天気だと墓参りのひとで渋滞するほど。
あまりひとりのんきにカメラを構えるのも気がひけるんだよなぁ。行楽気分でカメラの前でポーズをとる家族連れとかいたけど、それもどうだろ、と。

文豪とか有名人の墓があったけど、写真を撮るのはこれが精一杯でありました。

次に向かったのは、当初の予定の小金井公園。
あははは。こりゃまだまだ。本格的に花見になりそうなのは早くて今週末から来週にかけてだな。

まだ蕾の方が多い。
でも、こうやってあらためてカメラで覗くと、蕾の方が多くて、花はまだチラホラというのも風情があってよろしい。

またココかいっ。というツッコミは却下。小金井公園の中でも、この江戸東京建物園前の広場は空の広さ・木々の配置もさるコトながら、そこに集まるひとがみんなのんびりムード漂わせていて、ついついひとりでも頬が緩む空間なのだ。…ってしょぼくれた中高年が妙な自転車に乗って、ニヤニヤしてる図、というのはもしかすると危険かも！？

小金井公園を後にして、玉川上水沿いを井の頭公園に向かった。
玉川上水の桜は微妙。ぱらぱらと咲きかけてはいるけど、見頃は再来週末ぐらいじゃないかなぁ。

で、井の頭公園だ。
こんなメジャーな公園なのに、なおかつ、しょっちゅう来てるというのに、自転車を持ちこんだのはこれが初めて。カップルで来ると嫉妬してふたりを別れさせてしまうという伝説の井の頭公園弁才天。

小金井公園よりも開花してる度合いが高い。小金井と吉祥寺じゃ2度ぐらいの温度差があるんだろうか。

これなら、井の頭公園は今週末にはすっかり満開っぽいように見える。

今日はまだひともまばら（すでにブルーシートの団体が数組いたけど）
来週あたりは場所取りでここもいっぱいになりそうだ。

ついでに深大寺…って、いつもの巡回コースだ。

テレビ東京のアド街で放送された影響なのか、ひとでごった返していた。うーん。ここはおばあちゃん、おじいちゃん、子供、に囲まれてぼーっとするのにちょうどいい場所だったのに。
今日はまったく落ち着けず、桜の具合をみてそそくさと退散。ちぇっ。

タヌキかと思ったら猫だった。
いつか来たときは毛並みも汚かったけど、今日はふかふか。深大寺のどこかのお店が面倒見てるのかしらん。

野川沿いもぼちぼち。ただ、やっぱり見頃は早くて今週末で、たぶん満開は来週に入ってからだろうな。

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で、アパートに帰りついたら、またもや大家サンとばったり。1日2度も鉢合わせるなんて珍しい。
んで、内緒のイイ場所があるんだよ、とこっそり穴場の花見ポイントを教えてもらった。今度ゼヒ行ってみよう。へへへへ。