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1997年8月11日
| 列車番号 | 列車種別 | 乗車駅 | | 下車駅 |
| 祝山線御来光見学列車 | 阿里山 | 4:30 | → | 5:00 | 祝山 |
| 眠月線見学列車 | 阿里山 | 9:00 | → | 9:30 | 石猴 |
| 眠月線見学列車 | 石猴 | 10:30 | → | 10:55 | 沼平 |
| 嘉義県営バス | 阿里山 | 12:30 | → | 15:30 | 嘉義 |
| 5次 | 筥光号 | 嘉義 | 16:08 | → | 17:39 | 高雄 |
祝山線御来光見学列車
祝山からの御来光の瞬間
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祝山(チューシャン)へ行く列車は1日1往復。しかも今の時期は 早朝の 4:30に阿里山(アーリーシャン)を出る。3:30に目覚ましの力で起きたが、非常に眠い・・・。
洗面を済ませ、4:10頃阿里山駅に行く。すでに 100人以上の観光客が列車を待っているが、あたりは真っ暗である(夜明けを見に行くのだから当たり前だが・・・)。みんな、こんな朝早くからご苦労なことである。
4:25頃、まず5両の客車がディーゼル機関車に後押しされてホームに入線。一瞬、乗客が殺到する。私も乗り込もうとしたが、駅員が「まだ増結する」と指示するので待つ。しばらくして、4両の客車をDLが後押ししてディーゼル機関車に後押しされて入線。 総勢、客車5両+DL+客車4両+DLという、客車の間にディーゼル機関車を挟んだ珍しい編成で4:36頃、少し遅れて出発。
しばらく走ると「沼平」という駅に停車する。暗闇の中、目を凝らすと旧阿里山駅のようで、構内には以前、大活躍をして人気があった「SLシェイ」が保存されていた。 この駅からも多数の乗客が乗車し一路、祝山へ向かう。標高2400mの祝山駅に5:04頃到着。駅前の展望所から、御来光を待つ。
まわりにはどこから集まったのかと思うくらい観光客が大勢いる。また、よく観光地で見られる講演を始めるおじさんもいる。大勢の人は、おじさんの話で笑ったりしているが、中国語はさっぱり理解できないので虚しい。次第に夜が白み始めてくる。
ふと、隣を見ると昨日、阿里山號對快で一緒だった女性がいたので、一緒に御来光を待つ。あいにく、雲が多く御来光は無理かと思われたとき、雲の切れ間から御来光が拝めた。早起きしてきたかいがあった。
帰りは、阿里山駅まで30分程度なので、歩くことにする。彼女も一緒についてきたので、道中はおしゃべりをしながらあっという間に過ぎ去った。途中、吉野桜や梅園の木が多数ある。この辺りは、日本と同じ温帯植物の領域らしい。まるで、日本にいるような気分になった。シーズンになると綺麗なのだろう。
眠月線観光列車
眠月線・石猴駅
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8:30のバスで嘉義(ジャーイー)へ行くという彼女と別れていったんホテルに戻る。阿里山には、あと眠月線という観光路線がある。阿里山に来たからには、この路線にも是非乗っておきたい!。
眠月線の運行は1日2往復で、9:00と13:40の2本ある。多客期には、臨時もあるようである。 8:30頃駅に行くと、臨時の嘉義行きがちょうど出発するところであった。昨日の発車案内には無かったが、急遽臨時列車が仕立てられたらしい。
石猴(シーホーウ)までの往復乗車券を購入する。値段は160元。9:00発の石猴行きは、5両の客車で、DLの後押しで出発した。旧阿里山駅の沼平駅に停車したあと、石猴まで、ノンストップで走る。途中、災害復旧工事が行われている箇所があり、走行中の車内から作業員が荷物を放り投げ、飛び降りていった。
時速20km位しか出していないから出来る芸当であるが、非常に危ない。約30分で石猴に到着。山奥にも関わらず、思ったより立派な駅舎も建っている。一応、見学コースが設定されているので標識に従い、一通り観光する。線路の脇には、名物の猿岩もあり、大きさに圧倒される。小1時間の観光コースだが道も整備され、なかなか良いところであった。ただ、標高2,300mを越える地点のため高山病になりかけている人(日本人)も数名見かけた。
石猴発10:30の列車で阿里山へ戻るが、急に沼平で下車したくなって、ここで下車し、「シェイ」を観察。檻に入れられているので少しかわいそうである。約10分かけて阿里山駅まで戻る。
嘉義県営バス
嘉義県営バス
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阿里山駅前の広場へ戻り、屋台で昼食を食べ、12:00のバスで下車する。ビールを飲みながら、下山を楽しもうと思ったが、この道はとんでもない道で悪酔いしそうであった。
途中、落石が道路上にゴロゴロ転がっていて、バスは急ブレーキでぬうように走っていく。台湾の山岳道路は怖いとの話は聞いていたが、なかなかスリルがある。
そのうち、道路が崩れ落ちている箇所があり、復旧作業を行っているのが見えた。すぐに通れるものと思ったが、ショベルカーが延々と道路をふさいで作業しており、ショベルカーが作業を終えるまで約1時間停車する。何とも、豪快な工事ではある。
現場をのぞき込むと、崩れ落ちたところは断崖絶壁であり、車が落ちたらひとたまりもない。なんと怖い道であろうか?
これだったら、森林鉄道の方がよかったかもしれない(^^;。
結局、1時間遅れの15:30頃嘉義駅前に到着。ホッとしたのは云うまでもない。
筥光号 [嘉義→高雄]
次の高雄行きは16:08の「筥光号」である。末端区間なので座席はすぐ取れた。
16:00過ぎにホームにはいると、阿里山森林鉄道ホームに列車が進入してきた。定期列車の時間でないので、臨時列車らしい。降りてきた乗客は10人程度であった。朝も臨時を運転していたけど、いずれの列車も空いている。儲かっているのかな?。
ホームの発車案内板に遅れが表示されていなかったので、定時運行かと思ったら、次の「筥光号」は「15分遅れ」の文字が表示される。うーん・・・、西部縦貫線のダイヤはいつも乱れているので、利用時は注意が必要である。
1000系自強号が通過した後、ELに引かれた筥光号がようやく到着。客車で日本のグーリン者並みのリクライニングシートだけあって乗り心地はよい。
特に回復運転をした具合もないのだが、高雄(カオション)にはほぼ定時に到着。高雄駅は台北に次いで2番目に大きい駅である。雰囲気的には、昔の駅舎を建て替える前の西鹿児島駅に雰囲気が似ていた。
高雄(カオション)
明日の南廻線の指定券を購入すべく窓口に並ぶ。南廻線は非常に混雑していて指定券の入手が非常に難しいらしい。取りあえず、9:08発の自強号を調べて貰う。
答えは想像していたとおり、「NO」であった。代案として、その場で7:30発の筥光号を調べて貰う。こちらは「OK」であった。あわせて、台東新站で乗り換える筥光号の乗車券(台東新站→台東)を購入する。こちらの乗車券は、短距離で末端区間なので自由に座って良いとの説明を受ける。乗車券には”座席自由”を示すの「無座」表記があった。
明日の切符の入手が終わると、次は今夜のホテルである。日本語が通じるホテルということで、ガイドブックであたりをつけた「中華大飯店」に行く。が、日本語がさっぱり通じない。たまたまフロントで話し込んでいたおじさんが、日本語が出来たので通訳して貰い、600元で交渉がまとまったが、ガイドブックも信用できない。
ホテルに荷物をおいた後、早速、有名な六合二路の屋台街へ出かけ、夕食とする。夕方になると、六合二路を通行止めにして屋台街として毎夜解放する高雄の名物らしい。屋台街は熱気を帯びていて、みんな、気軽に食事をしているのでなかなか楽しかった。一通り屋台を見学した後、屋台で担仔麺や肉園を食べる。量は少な目だったが安く美味しかった。屋台は日本では少ないので台湾の人が羨ましかった。
ホテルに戻り、明日に備えて就寝する。23時頃突然電話が鳴る。中国語で何かしゃべっているので、”What?”と聞き直すと電話が切れた。続いて、ドアがノックされたので、出るとフロントのおばさんが、添い寝するような素振りをする。「いったいなんだぁ?(苦笑)」。
メモ帳を差し出したら「小姐很美 3000元」と書いてよこした。どうやら女の子を斡旋すると言っているようである。日本と比較すると、3000元=約12,000円と安いので、一瞬心が動くが、明日の朝も早いので、丁重に断りを入れて眠りについた(爆)。
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