Horn Texts

ホルン関連文献 蔵書リスト

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Paul Austin. A Modern Valve Horn Player's Guide to the Natural Horn. Paul Austin, 1993 近年、ナチュラルホルンへの関心が世界的に高まっている。楽器の歴史的背景から練習方法、音色や音程の問題、資料の紹介など、幅広く取り上げている。特に段階を踏んでの練習方法は非常に合理的で、専門的な指導者が少ないこの領域での貴重な書といえる。
Farquharson Cousins. On Playing the Horn. Caron Publications: 1992 著者は1946年のヨークシャー交響楽団首席を皮切りに、スコットランド国立管弦楽団、BBCスコットランド管弦楽団、ケープタウン交響楽団などで活躍した。オーケストラ奏者としての経験と、ホルンへの情熱を語ったもの。学友だったデニス・ブレインのエピソードが興味深い。巻末には、自作の低音ホルンのためのエチュード他も収録。
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Philip Farkas. The Art of French Horn Playing. Summy-Birchard, 1956 ファーカスのこの書はホルン吹きなら必携。ドイツ語、フランス語、日本語(守山光三:訳)にも訳され、世界中で読まれているホルンのバイブル。
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Fred Fox. Essentials of Brass Playing. Volkwein Bros., Inc. 音色を変えるには、高い音を出すには、音をはずさないようにするには・・・金管奏者に共通の課題について、「どうしたらできるようになるか」という疑問に答えてくれる。自分の吹き方が間違っていないかを再確認させられる。また、リップトリルなど一見難しいテクニックも、アプローチを変えることによってマスターできる、そんな気にさせる本である。
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Kurt Janetzky & Bernhard Bruchle. The Horn. B.T.Batsford, 1988 先史時代からのホルンの歴史。オリジナルのドイツ語からの英訳。図版が豊富。
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Stephen Pettitt. Dennis Brain: A Biography. Robert Hale, 1976 デニス・ブレイン(1921-1957)の伝記は、1976年に出版され、1979年には内容を多少訂正した再版が発行されたが、多くの間違いが修正されずに残った。私の手元にあるのは、1976年の初版(ハードカバー)と、1989年出版の第2版(ペーパーバック)である。第2版ではそれ以前のふたつのヴァージョンにある間違いが訂正されている。初版はアメリカのホルン吹きからCDと物々交換で入手、第2版はイギリスの古本屋から購入した。日本でもブレインの人気が高いが、伝説が一人歩きし神格化に拍車を掛けていたきらいがあった。1998年にようやく日本語版(山田淳:訳、春秋社)が登場した。
Stephen Pettitt. Dennis Brain: A Biography. Robert Hale, Second edition 1989
R. Morley-Pegge. The French Horn: Some Notes on the Evolution of the Instrument and of its Technique. Ernest Benn Limited, 2nd impression 1978. ISBM 0-510-36600-7 楽器と奏法の進化について、英語で書かれた最も詳細かつ重要な書。初版が1960年(1973年にデータを訂正した第2版)であるため、トリプルホルンや、ヤマハについての言及はない。珍しいホルンの写真を多数含む。
Verne Reynolds. The Horn Handbook. Amadeus Press, 1997 有名なエチュードやソロ曲への具体的な取り組み方と曲のツボをくわしく説明している。「それくらい自分で考えろ」と先生に言われそうなことまで、手取り足取り教えてくれる。ホルンを学ぶ人にも教える人にも参考になるところが多いだろう。
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Eric von Schmutzig. Complete Method fur der Waldhorn oder der Ventilhorn. Cor Publishing ドイツ語なまりの怪しい教授 Schmutzig による、19世紀のホルン・メソードのパロディー。全編、ホルン吹きにしかわからない笑いが満載。
Gunther Schuller. Horn Technique. Japanese translation. Ongaku-no-tomo-sha, Tokyo, 1965 (originally published by Oxford University Press, 1962) この日本語版(西岡信雄:訳、音楽之友社)は、私が最初に読んだホルンの文献だ。今でも時々読み返すことがある。有名な「牛乳を楽器に通してやる…」のくだりはいただけない。これはジョークと考えた方が良さそうだ。
Barry Tuckwell. Horn, Yehdi Menuhin Music Guides. MacDonald, 1983 ホルンの歴史に始まり、作曲家とホルンの用法について述べている。一流の演奏家である著者による作曲家とその作品の分析が興味深い。演奏や練習についてのアドバイスも。
Froidis Ree Wekre. Thoughts on Playing the Horn Well. A.s Reistad Offset, 1994 ウォーミングアップや練習方法で参考になるところが多い。トランペットのスタンプなど、ホルン以外のエチュードからも引用している。ひとつの課題についてふたつの異なった意見がある場合、その両方を紹介し、読者の判断に委ねている。大野総一郎訳の日本語版もあり。

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