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C. F. Schmidt single F hornC.F.シュミット シングルFホルン ca.1900?ヴァルヴ: 3ロータリー・ヴァルヴ
レバー: メカニカル・リンケージ ベル直径: 28cm 材質: イエローブラス(ニッケルめっき)
アンティークな楽器には、歴史的な楽器を所有する喜びと先達に思いをめぐらす楽しみがある。この楽器の製作時期は、ダブルホルンが登場する以前の1900年頃と思われる。ヴァルヴと抜差管の配置が今日の楽器と逆転しているデザインがおもしろい。アメリカにクルスペのダブルホルンを広めたアントン・ホーナー (1877-1971) も、それ以前はシュミットのシングルFホルンを使用していたという(注)。 C. F. シュミットは1880年ベルリンで創業。後にワイマールにも工房を構える。1930年代に工房は途絶えたが、F/Bb管をピストンで切り替えるダブルホルン(いわゆるシュミット・モデル)はアメリカに輸出され、近年までシカゴ交響楽団が使用していた。 この楽器は、ブレーザー・シュトラッセの中村さんによってレストアされた。 注: バリー・タックウェル著「ホルンを語る」 (原著: Horn, Yehdi Menuhin Music Guides.) |
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