ギリシャのミケーネ文明BC2000年ころ、クレタ島での文明が栄えるなか、インド・ヨーロッパ語族の一派であるギリシャ人が大陸側のギリシャ本土へ侵入した。先住民を支配したり、混血したりしながら、クレタ文明の影響を受けて文明化していった。BC1600年ころには、ペロポネソス半島のミケーネをはじめオルコメノス、ティリンスなどに城壁をめぐらせた強固な王宮が建てられた。ミケーネ文明である。 ミケーネ文明は、クレタ文明に比べて戦闘的で、線文字(A種)を模倣した線文字(B種)を用いた。 ホメロスの叙事詩「イリアス」と「オデュッセイア」は、このころのトロヤ(トロイ)戦争などについて、口頭伝承されたものをBC800年ころにまとめた英雄伝説である。 【参考ページ】 クレタ文明 【LINK】 The Special Projects Server(英語) ≫ Classics ≫ Prehistoric Archaeology of the Aegean ≫ Lesson19 ≫ Lesson19 Images 「Exciteエキサイト:翻訳」による上記サイトの日本語訳 ≫ Prehistoric Archaeology of the Aegean(和訳) ≫ Lesson19(和訳) ≫ Lesson19 Images(和訳) 参考文献 「新訂版チャート式シリーズ 新世界史」堀米庸三・前川貞次郎共著、数研出版、1973年 「新制チャート式シリーズ 新世界史B」前川貞次郎・堀越孝一・野田宣雄編著、数研出版、1994年 「朝日=タイムズ 世界考古学地図 人類の起源から産業革命まで」クリス・スカー編集、小川英夫・樺山紘一・鈴木公雄・青柳正規日本語版編集参与、朝日新聞社、1991年 「ヨーロッパの歴史 欧州共通教科書」フレデリック・ドルーシュ総合編集、木村尚三郎監修、花上克己訳、東京書籍、1994年 「カラー世界史百科 増補版」ヘルマン・キンダー、ヴェルナー・ヒルゲマン著、ハラルド・ブコール、ルース・ブコール図版、成瀬治監修、平凡社、1990年 「各国別世界史の整理 第5版」三省堂編集所遍、三省堂、1993年 「文字の歴史」ジョルジュ・ジャン著、高島啓訳、矢島文夫監訳、創元社(知の再発見双書01)、1990年 2003/12/5 |