日本の旧石器時代遺跡1949年に、群馬県の岩宿遺跡が発見され、日本にも旧石器時代の遺跡があることが確認された。 【旧石器時代の主な遺跡】 岩宿Ⅰ遺跡(群馬県) 約2万4千年前よりも古いとみられ、硬質頁岩製の楕円形石器(=握斧、ハンドアックス)、削器(サイドスクレイパー)、縦長剥片などの旧石器が出土した。 岩宿Ⅱ遺跡(群馬県) 岩宿Ⅰ遺跡の上層部分。 瑪瑙(めのう)や黒曜石でつくられた切出型のナイフ形石器をはじめ、尖頭器(ポイント)や削器など、比較的小型の旧石器類が出土した。 【LINK】 ![]() ![]() ![]() 【旧石器のねつ造】 東北旧石器文化研究所の副理事長であった藤村新一氏は、東北地方を中心とする日本各地の遺跡で旧石器を次々と発掘して「神の手」と呼ばれるほどであったが、石器を自ら埋めるなどしてねつ造を行っていたことが、2000年11月に発覚した。 ![]() 2000年11月に、文化庁は、東北旧石器文化研究所と藤村新一氏が調査に関与した遺跡は186か所に上り、うち33か所で実際に発掘を行なっていると発表した。この33の遺跡は、下の一覧のとおり。 ![]() その後の調査の結果で、発掘を行っていた遺跡だけでなく、調査に関与した遺跡でもねつ造が行われていたことが判明した。 2001年10月には、藤村氏自信が42か所でのねつ造を認めているほか、調査を行った日本考古学協会は、2002年5月までに調査を終了した30の遺跡すべてについて「学術資料として扱うことは不可能」とする見解を公表した。その後に、不自然との認定された遺跡もある。座散乱木遺跡も史跡の指定を解除されることとなった。 ![]() 東北旧石器文化研究所と藤村新一氏が発掘を行った33の遺跡は、次のとおり。 総進不動坂遺跡(北海道新十津川町) 瓢箪穴遺跡 (岩手県岩泉町) 座散乱木遺跡 (宮城県岩出山町) 馬場壇A遺跡 (宮城県古川市) 鹿原D遺跡 (宮城県小野田町) 大原B遺跡 (宮城県色麻町) 中島山遺跡 ( 〃 ) 青葉山B遺跡 (宮城県仙台市) 青葉山E遺跡 ( 〃 ) 住吉遺跡 ( 〃 ) 山田上ノ台遺跡( 〃 ) 富沢遺跡 ( 〃 ) 北前遺跡 ( 〃 ) 小泉東山遺跡 (宮城県村田町) 志引遺跡 (宮城県多賀城市) 柏木遺跡 ( 〃 ) 中峯C遺跡 (宮城県大和町) 高森遺跡 (宮城県築館町) 上高森遺跡 ( 〃 ) 袖原3遺跡 (山形県尾花沢市) 上ミ野A遺跡 (山形県新庄市) 一斗内松葉山遺跡(福島県安達町) 竹ノ森遺跡 (福島県福島市) 原セ笠張遺跡 (福島県二本松市) 箕輪宮坂遺跡 ( 〃 ) 大平遺跡 (福島県西郷村) 桐原遺跡 (群馬県大間々町) 下川田入沢遺跡(群馬県沼田市) 長尾根遺跡 (埼玉県秩父市) 長尾根南遺跡 ( 〃 ) 長尾根北遺跡 ( 〃 ) 小鹿坂遺跡 ( 〃 ) 多摩ニュータウンNO.471―B遺跡(東京都稲城市) 【LINK】 ![]() 参考文献 毎日新聞 「日本の歴史1 日本史誕生」佐々木高明著、集英社、1991年 更新 2021/11/9 |