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BC16000年ころ アメリカ大陸に人類が到達


 崎谷満 著『新 日本人の起源 神話からDNA科学へ』(勉誠出版、2009年) の 13ページ から引用します。なお、引用文中の太字(注)は、当サイト管理人によるものです。
(前略)
 逆に,分子人類学のDNA分析だけによる仮説構築は往々にして誤りを導きやすい.例えば,アメリカ大陸への現生人類の移動に関して,ミトコンドリアDNA単独によるアメリカ大陸固有のハプログループ分岐推定年代によって約4万年前から2万5000年前という数値がかつて示されていた.しかし考古学,形質人類学,環境科学,言語学などからは現生人類の出現は約1万8000年程前以降の後氷期に入ってからとの反論が出されていた.最近ではミトコンドリアDNAおよびY染色体でもほぼ同じ結論に達しており,初期のミトコンドリアDNA単独による仮説が信頼性に欠けるものであったことが明らかとなった.詳細については崎谷(2009:75-87)(注)を参照のこと.
(注:「崎谷(2009:75-87)」とは、2分冊の専門書の後編、崎谷満 著『DNA・考古・言語の学祭研究が示す新・日本列島史:日本人集団・日本語の成立史』(勉誠出版、2009年)の75〜87ページを指す。)



参考文献
「新 日本人の起源 神話からDNA科学へ」崎谷満 著、勉誠出版、2009年


2016/9/25

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