ヨーロッパの新石器文化ヨーロッパの新石器時代遺跡では、巨石記念物と湖上住居が注目される。 巨石記念物には、次ぎのようなものがある。 |
ドルメン | いくつかの石を立てて、その上に巨石をテーブル状にのせたもの。ヨーロッパ以外でも見られる。 |
メンヒル | 細長い巨石を一つだけ垂直に立てたもの。フランスのブルターニュ地方に特に多い。 |
アリーニュマン | 多数の立石を並べたもの。フランスのブルターニュ地方のカルナック村には、3km四方に2,730本が列をなして立っている。 |
クロムレク | 巨石を環状に立て並べたもの。イギリス南部にあるストーン=ヘンジが代表的なものである。 |
1853年に、スイスのチューリッヒ湖岸で湖上住居が発見された。岸に近い水中に多数の杭を打ち、その上に家屋を建てた。湖岸に耕地を持ち、湖底から当時の生活を示す遺物(石器、土器、骨格器、犬・羊・やぎ・豚などの骨、大麦・小麦の炭化物など)が発見された。 イタリア、ドイツ、ベルギー、イギリスでも類似の住居跡が発見されている。 【LINK】 Stone Pages - A guide to European megaliths 参考文献 「新訂版チャート式シリーズ 新世界史」堀米庸三・前川貞次郎共著、数研出版、1973年 更新 2003/3/23 |