1946年 チャーチルがアメリカでの演説で「鉄のカーテン」という語を用いる1946年3月5日、イギリスの首相チャーチルが、アメリカを訪れて、ミズーリ州フルトン市のウエストミンスター大学で演説を行った。この演説のなかで、「鉄のカーテン」という語を用いて、欧米の自由主義陣営とソ連を代表とする共産主義陣営との対立が深まっていることを指摘した。 【演説の概要】 「いまやバルト海のシチェーチンから、アドリア海のトリエステまで、鉄のカーテンがヨーロッパ大陸を横切っている。」としてソ連を強く批判するとともに、これに対抗するため、「原子爆弾の秘密は当分国際連合に公開せず、アメリカ、イギリス、カナダ3国が確保すべきこと」など、英語圏の軍事同盟ともいえる「同胞組合(フラターナル・アソシエーション)結成を提唱した。 【LINK】 Wikipedia ≫ 鉄のカーテン - Wikipedia 参考文献 「20世紀全記録(クロニック)」講談社、1987年 「新訂版チャート式シリーズ 新世界史」堀米庸三・前川貞次郎共著、数研出版、1973年 2006/8/21 |