旧約聖書・創世記旧約聖書・創世記の概要は、以下のとおり。 天地創造 ・神は天と地を創造された。 1日目、光とやみを分けられた。 2日目、おおぞらを造って、天と名づけられた。 3日目、海と陸を分けられた。陸に草と木をはえさせた。 4日目、太陽と月と星を造られた。 5日目、水の生き物と空の生き物である鳥を造られた。 6日目、地の生き物を造られた。神のかたちに人を創造された。 7日目、神は作業を終えて、休まれた。 アダムとエバ ・主なる神は土のちりで人を造り、エデンの園に置かれた。 ・主なる神は人のあばら骨を一つ取って、女を造られた。 ・女はへびにそそのかされて禁断の木の実を食べた。人は女にいわれてそれを食べた。そのために、へびは腹ではいあるくものとされ、女は産みの苦しみを増され、人は一生苦しんで地から食物を取るようにされた。そして人はエデンの園の東に追放された。人はその妻の名をエバと名づけた。 カインとアベル ・人はエバを妻とし、エバはカイン(土を耕す者となった)とアベル(羊を飼う者となった)を産んだ。 ・カインはアベルを殺したため放浪者となり、エデンの東、ノドの地に住んだ。 ・カインの妻はエノクを産んだ。カインは町を建て、子の名からエノクと名付けた。 ・エノクの子はイラデ、イラデの子はメホヤエル、メホヤエルの子はメトサエル、メトサエルの子はレメク。 ・レメクには、アダとチラという2人の妻があった。 ・アダは、ヤバル(天幕に住み家畜を飼う者の祖先)とユバル(琴や笛を執る者の祖先)を産んだ。 ・チラは、トバルカイン(青銅や鉄の刃物を鍛える者)と妹のナアマを産んだ。 ・アダムはまた妻を知り、セツを産んだ。「カインがアベルを殺したので、神はアベルのかわりに、ひとりの子をわたしに授けられました」と言った。 ・セツの子はエノス。この時、人々は主の名を呼び始めた。 ノアの箱船 ・エノスの子孫であるノアの子は、セム、ハム、ヤペテ。 ・神はノアに言われた。わたしは、人の悪が地にはびこるのを見て、すべての人を絶やそうと決心した。あなたは、箱船を造り、あなたの家族と、すべての生き物の雄と雌とを入れなさい。 ・40日の間洪水があり、箱船はアララテ山についた。 ・ノアは祭壇を築いて、ささげものをした。 ・神はノアとその子らを祝福して彼らに言われた。生めよ、ふえよ、地に満ちよ。 ・セム、ハム、ヤペテの子孫について。 バベルの塔 ・全地は同じ発音、同じ言葉であった。 ・人々は東に移り、シナルの地に平野を得て、そこに住んだ。 ・石の代わりに、れんがを得た。町と塔を建てた。この町はバベルと呼ばれた。 ・主はこれを見て、彼らの言葉を乱し、彼らを全地の表に散らされた。 アブラム ・セムの子孫であるテラは、アブラム、ナホル、ハランを生んだ。 つづく 【LINK】 旧約聖書 - Wikipedia Google 画像検索 ≫ 旧約聖書 での検索結果 参考文献 「聖書(旧約聖書1955年改訳、新約聖書1954年改訳)」日本聖書協会、1978年 「旧約聖書ものがたり」ジャック・ミュッセ著、船本弘毅監修、田辺希久子訳、創元社、1993年 更新 2010/2/12 |
「聖書―新共同訳」共同訳聖書実行委員会, 日本聖書協会
「旧約聖書ものがたり」ジャック・ミュッセ著、創元社 |