スペック

まだ、正式発表前のため、詳しい情報はお伝えできませんが、大方は、
最近の雑誌等で紹介されているとおりです。

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エンジン

 従来型のTHSからTHSUへと進化した新型は、ハイブリッド・シナジー・ドライブ
と呼ばれる。エンジンその物のパワー及び発生回転数を高めるとともに、モーターの
電圧を274Vから500Vに上げることにより、モーターのパワーが33kWから50kWへと
1.5倍向上。これによりシステム全体のパワーが上がり、2000ccのアリオン・プレミオと
同等かそれ以上の加速力を得た。
 同時に、燃費も従来型の31km/lから35.5km/lとガソリン車世界最高の低燃費を実現
した。
新型プリウス 従来型プリウス シビック
エンジン形式 1NZ-FXE 1NZ-FXE LDA
排気量               cc 1496 1496 1339
最高出力        kW(ps)/rpm 57(78)/5000 53(72)/4500 63(86)/5700
最大トルク      Nm(kgm)/rpm 115(11.7)/4200 115(11.7)/4200 119(12.1)/3300
モーター最高出力   kW(ps)/rpm 50(68)/1200〜1540 33(45)/1040〜5600 10/4000
モーター最大トルク Nm(kgm)/rpm 400(40.8)/0〜1200 350(35.7)/0〜4000 49(5.0)/1000
システム最高出力     kW(ps) 82(113) 74(101)
システム最大トルク   Nm(kgm) 478(48.7) 421(42.9)
燃費               km/l 35.5 31.0 29.5


サイズ

新型プリウス 従来型プリウス シビック
全長       mm 4445 4310 4455
全幅       mm 1725 1695 1695
全高       mm 1490 1490 1430
ホイールベース mm 2700 2550 2620
トレッド 前/後 mm 1505/1480 1475/1480 1470/1470
室内長      mm 1890 1850 1865
室内幅      mm 1440 1400 1380
室内高      mm 1225 1250 1170
車両重量     kg 1250 1220 1190

 今回、従来の4ドアセダンから5ドアハッチバックになったのが、大きな
デザインの違いである。また、大きさも2000ccミドルセダンクラスと大きく
なり、全幅が1700mmを超え、3ナンバー化された.


グレード及び価格

 グレードは、大きく分けて標準のSグレードと上級のGグレードとがあり、それぞれに
ツーリングセレクションがあり、計4種類となる。
 価格は、標準のSグレードが215万円。そして、上級のGグレードが241万円。また、
ツーリングセレクションは、S、G共に16万円高のSツーリング231万円、Gツーリング257万円
である。
 SとGの差は、26万円で、装備の差を考えると、Gグレードが高く感じられるが、Sグレードは、
シビックへのけん制もあり、戦略的な価格設定と思われる。パワーが上がって燃費が向上し、
装備も良くなり、価格が3万円安なので、大幅値下げである。Gグレードは、現行型より価格は
上がるものの、価格差は、ほぼ装備のプラス分と考えて良く、THSUへの変更を考えると、
こちらも値下げと言って良い。よって、Gグレードを選択しても決して損はしない。
 雑誌ベストかーによると、トヨタの本音としては、700万円程度に価格を設定したかったとの
ことである。


主な装備

 標準のSグレードでも、オートエアコンやオーディオ(AM/FM/CD)等、大方の装備はそろっており、
不満はないはず。さらに、GグレードになるとオーディオがCDチェンジャー&MD付きとなり、スマート
エントリーシステム(キーを差さずにロック解除やスタートできる)やクルーズコントロール等の上級
装備及びパワステ協調制御式VSC(横滑り防止装置にスピンを防止する方向へパワステのアシスト
力を制御する世界初の装備)が加わる。なお、今回はナビパッケージの設定はなく、DVDナビ
ゲーションはオプションとなる。
 従来型と比較すると、エアコンが自動車では世界初となる電動インバータとなり、オートマシフトが
エレクトロシフトマチック(従来のワイヤ式ではなく、完全な電気式)に、ブレーキも完全な電子制御式
となあり、エンジンスタートもプッシュボタン式となるなど、新技術が導入されている。また、オプションで
DVDナビゲーションを選択すると、インテリジェントパーキング・アシストと呼ばれる、車庫入れ、縦列
駐車のハンドル操作をプリウスが勝手に行ってくれる(ナビのモニタで目標設定し、その後人は、ブレー
キ操作のみ行う)世界初のシステムが加わる。
 また、ツーリングセレクションを選択すると、タイヤが185/65R15→195/55R16にインチアップ、フォグ
ランプやディスチャージヘッドランプ(HID)、床下フラットカバーや大型リヤスポイラーなどが追加される。
その一方で、スペアタイヤがディーラーオプションとなり代わりにパンク修理キットが装備される。
 その他、メーカーオプションとしては、お決まりのサイド&カーテンシールドエアバックの安全装備や
寒冷地仕様、オーディオのグレードアップがある。また、今回は、モデリスタによる17インチタイヤや
ローダウンサスペンション、専用スポイラーが付いたカスタマーバージョンも存在する。


その他

 その他としては、 当然ながらグリーン税制対象車であり、購入時の自動車取得税が2.8%ととなり、
平成16年3月までに登録すると、平成16年の自動車税が半減される。また、クリーンエネルギー自動
車等導入促進対策費補助金制度というのがあり、通勤や業務で使用し、年間6,000km以上乗る人の
買い換えの場合、国から補助金が受けられる。補助金は、同クラスの一般車との価格差の50%で、
プリウスの場合は21万円となる。ただし、補助金を受けるには審査があり、また、補助金を受けた場
合は、6年間車の譲渡や転売、廃車ができない等の制約もある。


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