・筑波鉄道の最終日
筑波鉄道の最終日は、国鉄終焉と同じ昭和62年(1987)3月31日。バラエティに富んだ車輌が顔を合わせる
筑波鉄道がこの日で終わり、明日から毎朝真鍋機関区から聞こえてきた気動車のホイッスルが聞こえなくなる
と思うととても寂しい気持ちとなりました。当時高校1年だった小生は、国鉄最後の日をそっちのけで、筑波
鉄道の最終日を写真に納めることにしました。この年は、春が来るのが早く、最終日に間に合わせたかのように
沿線では桜が満開となりました。残念ながらお小遣いが乏しく白黒フィルムしかなくその美しい桜を残念ながら
カラーでお見せできません。
そして土浦駅で最終列車を見送りました。遠くに消えてゆくテールライト、そしてホームでは早くも時刻表に
ガムテープを貼り、筑波鉄道の終わりを否応なくも知らされ涙が浮かんできました。
そんな筑波鉄道の最終日をお楽しみ下さい。
Photo1:定番中の定番、筑波山をバックに。キハ760形+キハ821。
Photo2:筑波山より俯瞰撮影。車輌は不明。
Photo3:常陸小田駅では、見事に桜が満開に。キハ761。
Photo4:これまた常陸小田駅にて。キハ301。
Photo5:筑波鉄道最終列車はキハ761+キハ505の真壁行き2両編成。
Photo6:こちらは後のキハ505。
Photo7:思い思いに最終列車に乗る人々。関鉄マークの中央に筑波山をあしらった筑波鉄道マーク。
Photo8:ホームでは別れを惜しむファンから運転手へ花束贈呈も。
Photo9:暗闇に消えてゆく最終列車。土浦駅1番線もこの列車を最後に役目を終える。
Photo10:最終列車発車後は、無情にも時刻表にガムテープが貼られ、否応なく筑波鉄道廃止を知らされる。