「海原に思いを馳せ」
最近、無線からの情報が海上気象、海上保安庁の警報に集中した結果、当然空から海にも興味が湧いてきました。

航海上の単位
1.MILE
マイルは漢字で「海里」と昔から表現します。
最近では専ら空のマイルの方が幅を利かしています。


通常、陸上の測量などで使われているマイルと海や空で使われているマイル(海里)の両者のマイルの長さに相違があるのを初めて知りました。


地球をリンゴのように4分の一にカットした場合
北極ないし南極と赤道までの千万分の1が1メータとされました。

理科年表で正確に表すと10,001.960メータと表記されています。
これを海里は度数を持ち出して距離を表しています。



1海里は緯度の1分(1度の1/60)を言います。

90度は分で換算しますと・・・
=90x60で5400分となります。

これを元に1海里をメーターで表しますと。

10001960m/5400分=1852m  となります。

よって1海里は1852メータとなります。


随分、半端な数字ですね。この数字を簡単に思い出す方法があるそうです。
ヒントは日常使っているカレンダーです。


 
どの月のカレンダーでも日の次の1週間後は日となります。次の週の15日の末尾はです。
同様に次の週は22日でとなり、これで1852とならびました。(独立法人・航海訓練所DATAより)

因みに陸のマイルは、約1,609.347mです。ウーン益々ややっこしい。









2.KNOT(ノット)
ノットは船の速度を表す単位です
1時間に1海里走る速さを1ノット
と言います。よって「時速○○ノットの速さ」と表現するのは間違いと言うことです。
メートル法で換算しますと時速1.852Kmのこととなり、人間の歩行時速にが約3.78㌔/時ですのでその1/2ぐらいとなりますね。

一般的な船の速さ
コンティナ船
    24ノット(44.45km/時)

タンカー

 15ノット(27.80km/時)

客船
 20ノット(37.04km/時)

巡洋艦(WⅡ時代)
   27ノット(50.00km/時)

昔の帆船
    7ノット(12.96km/時)

3.TON(トン)
語源は古代英語のtunne(大酒樽)に由来し、酒の容積、さらに転じて質量を表すようになった(広辞苑より)

海での「トン」の中身を開けて見ると実にややっこしい

1.排水量でその重量を表す
WⅡ時代の戦艦大和、武蔵
その時代の世界最大級の戦艦
排水量65,000トン、全長263m、幅38.9m、主砲46cm3連装9門

黄色い斜線部分(水面下)を表した。




排水トン:軍艦の重量(排水量、1トン=海水35立方フィート)

然しながら、海水には真水と比べると比重が存在しており海水の温度、地域によっても多少相違するそうです。

海水温度4℃・・・・1.0251
  ″   5℃・・・・1.0240
とのこと。
海水35立方フィート=0.9911㎥(水1cc1gとして換算しますと9911kg)⇒比重換算で再計算すると0.9911×1.0251=1.015トンとなります。

現在の重量トンとして英重量トンと米重量トンが存在するが・・・とりあえず船のお国柄から英重量トンを重視すると、
トン数法第50~58条により1 重量英トン = 2240 lbf (ポンドpound)と英国では定められています。
これをメートル法で表すと・・・
2240lbf×0.4536kg=1016kgとなります。=常備排水量は英トン、公試排水量はトン(メートル法)を使用しています。1英トン=1.016トンです。
よって海水35立方フィートから計算した結果とほぼ近い結果が得られたことになります。フー疲れる

よって現場ではその都度、海水の比重を計測して排水量を試算するとか?
設計の段階で排水量等測線図で線図を基にして作成するとのこと。http://www5f.biglobe.ne.jp/~Tan-Lee/modo/gijutu/haisui.html

2.積載重量を表す
 貨物の最大積載量の容積。この場合は40立方フィートを1トンとする
3.船全体の容積を表す
客船は皆、この容積で(40立方フィートを1トン)トン数を表しています
財団法人・日本海事広報・海船なるほどサーチより
オマケ
船舶の喫水線について
淡水、海水更に気候によりその位置が違うそうです。

TF: 熱帯淡水満載喫水線

F : 夏期淡水満載喫水線

T : 熱帯満載喫水線

S : 夏期満載喫水線

W : 冬期満載喫水線




海図を使って商船模型を作る
遥か昔の洋画の中で、船員が航海の中、不要になった海図を材料に商船の模型作りをする1シーンを思い出されました。海図ならケント紙並みの上質な紙を使っていて紙細工(ペーパークラフト)には最適とヒラメキました。

これはその海図を丸めたモノです。約5kgありました。
昔の幼友達(嘗ては機関長さん)が送ってくれました。スエズ運河から、インド洋、東南アジア一帯の海図が主です。
 
その高価な(購入すれば1枚3800円ほど)海図を惜しげもなく、カッターでA4サイズに切り刻みました。

その昔「柳原良平」氏が出された(1973年)本を参考にいよいよ商船を作り始めました。













取り敢えず、入門コース「タグボート」嘗て東京湾で活躍した「浅間丸」から
  

次にチャレンジしたのは竣工・1934年10月関西汽船の「徳島丸」407トン
 
煙突部分の部品を樹脂で成形する。

左図は樹脂を流し込んで型取りしている所
右図は原型の銅製のリベットで作った煙突と出来た樹脂の煙突





結局、制作に一カ月ほどかかりました。
 

次の作成の準備中、乞うご期待!!
続編は2011PAPER CRAFTでご覧ください。



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