気筒バランスの調整 2005/10/01

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エキゾーストパイプに 亀裂が出来、排気漏れが有った為、バランスを調整。
その後、エキパイは破断し 交換後の再調整を行いました
 

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ダミータンクを外したところ

手前に有ります 長穴から ドライバーを差し込みます。

 

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ドライバーを使っての 調整イメージ
ドライバシャフト長 200mmあれば 良いでしょう

一般的な長さでは 届きませんので
あらかじめ準備しておいてください。

 

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これは、エアクリーナーボックスを外したところ

中央付近に見えるのが同調スクリュー

長穴から このねじを回します。


 

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フロントの 点火プラグ

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リアの点火プラグ

ちと 焼け色に違いがあるのが 判ります。

ちなみに 火花が飛んでないと 黒くなります。
これは どうなんだろう… ちと 弱いのかな?

作業方法です。
1.リアの単発始動から行います。 
    アイドリングアジャスタつまみは リアキャブレタ  →  リンク経由 →
    フロントキャブレタと というつながりになっている為に依るもの。
    また 非運転側シリンダの、負荷と、キャブレターマニホールドより
    エアの導入による混合気の発生を減らす
目的で プラグも外します。

2.まずは暖気後、リアのみで 運転するため、フロント側プラグ外して
    運転します。【プラグは熱いのでやけど等くれぐれもご注意を…】
   
アイドリングが1200ぐらいの方は、そのまま 単発でも連続運転で
    きると思いますが、維持できない場合はアジャスタで調整し、ここで
    の回転数を覚えてください。
    ※今回 700rpmぐらいで合わせました。

3.次にリアを調整します。
    今度はリアのプラグを外し エンジンを運転してください、
    (フロントのプラグを元に戻すのを忘れないでください… )
    ここで 先ほどの回転数と同じであれば ”合格"という判断です、
    ずれているなら エアクリーナーボックス シート寄りに 長穴が
    あいているので 懐中電灯で長穴をのぞき 長いドライバでバランス
    調整ネジを回してください。
   
時計方向(CW)>>アイドリング減  反時計(CCW)>>アイドリング増

・長いドライバ=プラスでもマイナスでも可 シャフト径3mm位 シャフト長200m位
 
よくあるドライバセットの 小 の大きさのものであれば良い
  (用意できない場合、都度エアークリーナーBOXを外すという方法もあります)

  以上です。

また プラグ穴依り空気が出入りするために 結構 大きな音がします。
爆音ではないですが ご注意ください。
プラグを外している為、塵埃の多いところでは行わない方が良いと思います。

最後にお約束のコメントですが… 調整は自己責任でお願いします。
(とはいうものの よほど変なことをしない限り 走行不能になるようなことは無い)
増減とも 1/2回転以上回すようなことはしないでください。
もし調整しきれない場合、他の原因の疑いがあります。

それと この気筒バランスですが そう簡単に崩れるものではないですから
調子悪い方、やってみたい方に お薦めします。

今回は、排気漏れが有ったので調整を 行ったことを付け加えておきます。

以上