私の愛車H3年式、日産パルサー3DHB GTI (1998年春、京都府余部岬にて)
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左 1992年(平成4年)1月9日、札幌駅で自分が乗ってきた「北斗星5号」の機関車を撮ったものです。ラウンジカーで、海と雪を巻き上げて走る列車の姿が美しかったのを覚えています。
右 1992年(平成4年)6月12日、雨の小樽運河を撮ったのものです。あまり天気が良くなかったのを覚えています。この時、札幌にも行きましたが、大通り公園て小樽商科大学と北海道大学の応援団が互いに罵りあうという恒例行事を見ることが出来ました。北大出身の友人によると「そんなもんを見てきたお前は、変わっている」だそうです。
北海道(ほぼ)一周ツーリング
1993年(平成5年)9月に、北海道(ほぼ)一周ツーリングをしました。簡単に旅行記を記しておきます。
9/6(月) 登別温泉→滝川→留萌→遠別→中川→サロベツ原野→稚内
日本海沿いの道路は眺めも素晴らしく快適でした。単調なのが玉に瑕でしょうか。
途中、わざと内陸に入って、JR宗谷線佐久駅へ。私の故郷からの入植者でもいたのでしょうかね。駅名以外は、それらしいものはありませんでしたが。
サロベツ原野は、本当に良い自然が残っていました。ここは、北海道で一、二を争うほど好きな場所です。稚内は、大きい町でしたが、自衛隊のアンテナと、ラジオをつけるとロシア語の放送が入ること以外は、最北の地という感じはしませんでした。
9/7(火) 稚内→浜頓別→サロマ湖→網走→美幌峠→屈斜路湖→川湯温泉
オホーツク海沿いに、稚内から南下しました。
宗谷岬では、旧日本軍の施設も見ましたが、本当に、ここが日本最北端の地だろうか?という実感はなかなかわかない所です。
オホーツク海側の所は、サロマ湖の辺りに来るまでは、本当に閑散とした町ばかりです。国鉄末期の廃線跡を右に見て、昆布漁をしている姿を左に見て、という状況が延々と続きました。
美幌峠は…私にとっては、大騒ぎするほどいい所とは思えなかったですね。ビーナスラインにだって、こういう景色があります。私のように長野県に住んでいる者にとっては、それ程では無かったのですが、都会にお住まいの方は感動するんでしょうね。
屈斜路湖の周りには、たくさんの温泉があって、屈斜路湖畔の砂を掘るとお湯が出てくる「砂湯」とうものもあります。そこらの砂を掘るとお湯が出ますので、恥ずかしくて誰も浸かっている人はいません。嘘?と言われそうですが、「砂湯」では、砂を10cmも掘ると、もう暖かくなるんですよ。羞恥心さえ何とかなれば、是非体験したいと思っています。
9/8(水) 川湯温泉→アトサヌプリ(硫黄山)→摩周湖(第一展望台)→裏摩周展望台→ウトロ→カムイワッカ湯の滝→羅臼
まずは、川湯の近く、アトサヌプリ(硫黄山)へ。箱根の大涌谷や万座あたりと同じでしたが、駐車場料金が摩周湖と共通というのには驚きました。これが割安なのか、そうでないのかは良く分からないんですが…。
湖面が見えない日が多いことで知られる摩周湖ですが、私が行った日ははっきりと見えてしまいました。全く人の行くことのない裏摩周展望台は、水面がより近くに見えて、ちょっとした穴場です。
さて、いよいよ知床半島へ。と思いきや、ウトロで車がエンスト。路側帯に駐車して、何回もセルを回すも掛からない・・・ジュースを飲んで一息ついてまた回したら、今度は回った。これから、カムイワッカの滝に向かうのにやばい…けど何とかなるか、と思って行ったものの、知床横断道路から分かれて林道へ入って1km行った所で、また同様の現象が・・・。何度かセルを回したら、エンジンが掛かってくれたので、再度目的地へ。日産の工場があったら見てもらおうと、この時決心しました。
カムイワッカ湯の滝ですが、私は無謀にも裸足で行ったので、下りの熱い湯が流れている所で、足の力が入らず、湯の滝壺に滑り台状態で滑り落ちました。落ちた瞬間は何が何だか分からなくて、いきなり湯の滝壺に落ちた、という感じでした。
カムイワッカ湯の滝も一番上の滝壺より上に行けば、もっと暖かい湯に浸かれるかもしれませんが、それにはもう少し本格的なトレッキングの格好が必要でしょう。
人に聞くと、7〜8月にカムイワッカ湯の滝に行くと、人だらけでおもしろくない、と言われました。9月上旬に行ったのは正解でしたね。
カムイワッカ湯の滝を後にして、知床横断道路を通って、羅臼へ。トド肉で有名な民宿「まるみ」に泊まったのですが、どうも体調が今ひとつで、せっかく豪華な刺身が出たというのに、良く味が分からなかった。
9/10(木) 羅臼→相泊温泉→瀬石温泉→中標津→開陽台→厚岸→釧路
北方領土を右手に見ながら、北上して、もうこれ以上は行けない所の海辺にあるのが相泊温泉です。ゲートの手前に店があるので、直ぐ分かります。
湯の質はカムイワッカ等と同じで緑色の湯ですが、湯量が少ないためか、ちょっと汚かったです。私が行った時は誰もいなかったのですが、男湯の方が女湯よりも若干きれいだったため、私があがった後に来たおばさん達は、男湯に入っていました。
湯はあまりきれいではなかったものの、湯に浸かったときに、視線が波の高さと同じというのは、何ともダイナミックなもので、良い体験でした。
相泊温泉を後にして、羅臼方面へ戻ると瀬石温泉があります。海の中の温泉で、満潮になると海に沈んでしまう、というものですが、私が行った時は少しは入れるかな?、という程度でした。私と同じく旅人が、二、三名ほどいて、入ろうか入るまいか、迷っていましたが、その内の一人が果敢にもチャレンジしました。本当は、そばの旅館のオジサンの協力がないと入れないんですけどね。まあ、ここは入浴しても恐らく面白くないと思います。
羅臼を後に、開陽台へ向かったものの、車の不調の回数が増えたため、中標津の日産で修理を受けることにしました。二時間くらい待たさのですが、工賃は無料だったし、旅の心配事の一つがクリアされたので安心しました。不調の原因は、点火時期のタイミングがずれていたとのことでした。一ヶ月前に12ヶ月点検をしたばかりなのですけど…。
開陽台は良かったですよ。本当は見えないのでしょうけど、キャッチフレーズにあるように、地平線が見えそうに思えます。ここで入った喫茶店のおばさんが、へんな人で、まいりました。同じ体験をした方は多いと思いますが。
開陽台からは、北上して弟子屈へ出て、厚岸へ。カキで有名ですが、霧多布岬を見ただけでした。
9/11(金) 釧路→釧路湿原→弟子屈→阿寒湖→オンネトー→足寄→帯広→日高→早来国道→苫小牧港→
釧路湿原は、JRの駅へ行って見渡しましたが、素晴らしかったです。
阿寒湖は、本州の観光地のようで、今一つでした。結局何も見ずに、通過してしまいました。
阿寒湖の近くで良かったのは、オンネトーの滝。ここは無料の露天風呂でした。その時に一緒になった人の話によると、女性と一緒になったことが何度かあって、しかもフランス人女性の団体さんとご一緒したこともあるそうで…うらやましい。今では、オンネトーには入れないらしいです。貴重な経験となってしまいました。
後は、ただ飛ばしていただけです。苫小牧で八戸行きフェリーに乗れたので、ラッキーでした。
左 峠駅の前です。スイッチバックが無くなるということで、鉄道マニアが写真撮影に来ていました。
中 峠駅だと思いますが、記憶にありません。
右 スイッチバックするところです。スイッチバック自体は、篠ノ井線で慣れていましたが、トンネルというかスノーシェードの中でのスイッチバックには違和感がありました。
とにかく海がきれいです。きれいすぎて、写真を撮る気になりませんでした。鳥取砂丘の海は、まるで沖縄ではないか?と思うほどだし、他の岩場の所も素晴らしくきれいです。 越前岬から若狭湾もきれいですが、山陰海岸ほどきれいではないと思います。鳥取以西は鉄路のみですが、本当に美しい海岸でした。 2002年GWに京都経由で鳥取に行ったときは、やたらと道路が混んでいて、京都〜鳥取に9時間かかってしまい、美しい海岸線を見ることは出来ませんでした。