このページでは,作家「鷺沢萠」さんについて,いろいろと紹介していきたいと思います。
鷺沢萠さんって、どんな人? [99.9.04 Updated]
私の読んだ作品 [99.9.04 Updated]
- 僕が鷺沢さんの作品を初めて読んだのは大学一年のときでした.「駆ける少年」でした.
鷺沢さんは18歳で文学界新人賞(雑誌「文学界」の賞)をとって,
文壇に華々しくデビューしたんですが,当時は僕も最年少で“サギサワ何とか”って
いう女子高生が新人賞をとったらしい!?くらいの認識しかなくて,実は“サギサワ
モエ”かと思っていたりしたのですが,たまたまテレビでサギサワさんの特集をやっ
ていたのを見て,鷺沢さんのことを少し知ったような気がします.そして,僕の中で
気になる存在となっていたのか,「駆ける少年」がでたときの新聞広告を見て,読も
うと思い,神田の三省堂で買ったのを覚えています.
それ以来,「葉桜の日」や「川べりの道」...等を読みましたが,鷺沢さんの作品
の世界にはすんなりと吸い込まれていくような気がします.だから,とっても伝わっ
てくるものがあるし,またそういう雰囲気がよく作り出されていると思います.また
,鷺沢さんの作品の中にあるモチーフがあって,それが我々の原体験に訴え掛けるの
ではないでしょうか.我々の中にもある鷺沢さんと同様の感情を彼女の作品はうまく
引き出しているのでしょう.(ここら辺は僕が言ってしまうと,読む楽しみ(?)が失
われるオソレがあるので,書かないでおくことにします(笑).
最近(あんまり最近ではないですが),
読んだ鷺沢さんの作品と言えば,何でしょう? そう言えば,全然読んでませんね.修論研究が忙しく,
本を読むヒマがありません.買ったけど,読んでない,という本がたくさんります.
それにしても,18歳であれだけの作品を書けるなんて...「川べりの道」には感動し
ましたよ.この作品あたりについての,原田宗典さんの解説が,鷺沢さんの「町へ出
よ,キスをしよう」(新潮文庫)に書かれていて,僕も同感でした!
[1997.12.21]
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