慶應義塾大学

たかはし よしのぶ

高橋由伸34

(4年次は背番号10

 

<出身>

桐蔭学園高校→慶應義塾大学→???

 

<コメント>

最近,ちまたを賑わすことの多い高橋クン.私は昨年のドラフトで青山学院の井口クンが騒がれていたときにも,「来年のヨシノブのときはこんなモンじゃないゾ」とそこらで言っていましたが,ドラフトが近づくにつれて新聞やスポーツニュースなどでの扱いが大きくなってきました.慶應入学後は,いきなり春のリーグ戦で「五番サード」で先発出場.スタンドからはいつも「ヨシノブ」コールが飛び交い,われわれ早大生からも親しまれています.早慶戦のときに,私と友人たちで,早稲田の学生席から「ヨシノブ〜!」と呼んだときには,こっちの方を振り向いたりもしてくれました.そんなヨシノブ君が慶應野球部にいるのもあとわずか.いろいろとプロ入りのことが騒がれていますが,巨人にだけは行ってほしくないですね.   

 


そんな高橋クンですが,「彼をまだあまりよく知らない」または「もっと知りたい」というヒトのためにここではいろいろと彼の紹介を綴っていきたいと思います. 最近はテレビでもよく紹介されていますが,そのほとんどが4年になってからのものです.われわれ,いつも神宮に観に行っていた者にとっては,ヨシノブはやっぱり背番号34番です.東京六大学では,主将は背番号10をつけることになっているために今年から背番号が変わったというわけです. 実は,高橋選手,神宮のマウンドに上がったこともあるんです. 大差での負け試合に1イニングだけ登板したんですが,そのときのmaxは148[km/h]でした.当時の最高記録で,明治の川上,法政の矢野投手をさしおいての記録でした.しかし今は,先日,法政の矢野クンが150[km/h]を出しましたが.

ヨシノブ,巨人を逆指名!!

 注目の慶應義塾大学,高橋由伸クンが11月4日,巨人を逆指名しました.
織田,仁志,三澤にこれでヨシノブまで.何でみんな巨人に行っちゃうんだぁ?
 思えば,三年前,友人が「桐蔭の高橋が慶應に入った!」,「慶應の高橋はスゴいっ!!」
と,しきりに言っていたことを思い出す.そして早稲田の開幕戦を観に,神宮に行ったとき,
「慶應スポーツ」のアンケートに「Q.今季注目している選手は?」という項目があり,
そこに「大成,井深,高橋」と書いたのをハッキリと覚えている.当時は慶應というとやっぱり
高木大成であり,またそのときのエースが井深だった.その日,彼はいきなり「五番サード」
でスタメン出場.それから順調に成績を残していき,ついには田淵の記録したホームラン記録を
塗り替え,東京六大学史上,最高のスラッガーとまで評されるようになった.(いつの間にか”である”調に変わってた!?)
 巨人に行ってしまうのは,ちょっと(というか,かなり)残念だけど,東京六大学からやってきた
スターとして,これからも活躍をしてほしい! 頑張れよぉ〜!!



頑張れ!! 高橋由伸

 みなさんもご存じの,慶應義塾大学 高橋由伸選手が巨人を逆指名した.

「まさか!」とは思っていたものの,どこか「やっぱりな」というところはある.

しかし,本人には他の考えがあったようにも思える.

以前から,「慶應の野球部のようにノビノビと野球のできるところがいい」

「自分の力が十分に発揮できるチーム」

と言っていた彼にとって,巨人は理想的なチームではないはずだ.

それにはいろいろと事情もあったのだろう.彼の記者会見時での緊張,

意中の球団を逆指名したはずなのに,終始笑顔の見られない会見,

見ていて,何かとても気の毒のような気さえした.

高橋由伸は我々,早稲田の学生にとってもヒーローであり,いつも我々をうらやましがらせた.

こんなにいい選手がいて,慶應の塾生は本当に幸せであると.

打って,守って,投げて,走って,全てにおいて優れ,さらには甘いマスクでファンの人気を集め...

それだけではない.

数々の個人記録がかかりながら,いつもチームの勝利を最優先させるその姿勢はキャプテンとしても

チームメイトの信頼を集めるところであった.

慶應の選手は常に,「何とかしてヨシノブまで回そう!」

そう思って打席に入っていた.ヨシノブまで回せば,必ずやってくれる.

そういう想いがあった.

周囲にとても気を遣う彼は,人格的にも優れ,日本プロ野球の将来を担っていくべき人物である.

東京六大学野球が輩出した,「高橋由伸」は,今新たな一歩を踏みだそうとしている.

 頑張れ,ヨシノブ!

いつまでも東京六大学の「ヨシノブ」であってほしい.