-
南アルプスの風景 〜巫女淵(Mikobuchi)
2000.7.1撮影
先々週に引き続き、三峰川渓谷の奥まで行って来ました。
「巫女淵」とは?
長谷村には「浦」という集落があります。「浦」と言っても、もちろん海などはありません。深い山の奥にこの集落はあります。
「浦」という名前の由来は、壇ノ浦の戦で敗れた平家が紀州より落ち延びて、この人里離れた山奥へとやってきて、「壇ノ浦村」と称したのだと言われています。
事実、浦集落には平重盛の別姓である小松姓が多く、毎年「平家祭り」といい、平家の赤旗を立てて先祖をを偲ぶという祭りが伝承されています。
また、平家の墓というのがあり、そこにまつられているのは、恐らく壇ノ浦で敗れて落ち延びた、平重盛の子である平維盛と言われています。
「巫女淵」は、浦集落から10km以上奥に入ったところにありますが、平維盛の妻であった白拍子(巫女)が世を儚んで身を投げたということで「巫女淵」と呼ばれるようになったということです。
巫女淵手前の大曲(おおまがり)までは車で行けます。大曲という地名は、西に向かっていた三峰川の流れが北向きに大きく流れを変えることに由来しています。
ゲートの手前100mほどのところを右に下りて行くと、三峰川の河原に駐車場があり、20台分ほどのスペースがあります。
国道152線から、市野瀬のところで県道212号線に入り、そのまま三峰川林道に入っていきます。杉島の集落からは約50分くらいの道のりです。比較的走りやすい道が続きますが、途中からダートになり、一部かなり凸凹もあるので、注意が必要です。また、落石注意の箇所も多くあります。
大曲からは徒歩または自転車等で行きます。大曲ゲートの左脇をすり抜けて行き、巫女淵までは徒歩で約10分ほどです。見た目はそれほどでもないのですが、かなりの上り坂になっていて、自転車でもなかなかのキツサです。
- 8:12 杉島コミュニティセンタ(いわゆる”公民館”!)前出発
- 8:25 塩平の田城原高原との分岐点
- 8:46 風巻発電所
- 8:59 大曲駐車場
- 9:08 大曲ゲート出発
- 9:12 恵美の滝
- 9:13 巫女淵(撮影)
- 9:34 巫女淵出発
- 9:48 塩見新道入口
- 9:57 荒川出合
- 10:25 三峰川林道22km地点(引き返す)
- 10:35 荒川出合到着
- 10:48 荒川出合出発
- 10:52 塩見新道入口到着
- 11:05 塩見新道入口出発
- 11:10 巫女淵の延命水到着
- 11:20 巫女淵の延命水出発
- 11:22 巫女淵到着
- 11:30 巫女淵出発
- 11:31 恵美の滝到着
- 11:35 恵美の滝出発
- 11:38 大曲ゲート
- 11:45 大曲出発
- 12:20 杉島コミュニティセンタ前到着
- [←Back]
[Forward→]
- HOME