長谷(及び周辺)のスポット

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 分杭峠(ぶんくいとうげ) ・・・伊那市長谷     [2003.09.27 update]

 現在、長谷で最も話題になっているスポットではないでしょうか?長谷には中央構造線という断層が走っており、ちょうどその上にある分杭峠は何しろN極とS極とが打ち消しあう「ゼロ磁場」で、「気」(”気功”でおなじみの”気”ですね)が良く出る場所らしいです。
(工学的データに基づいているものではないので、少々というか、かなりオカルト的ではあります(笑)...)
 全国ネットのテレビ番組でも紹介された(平成15年7月頃?)ようで、”気”の力によって、カラダの具合の悪いところ治ったとか、何とか。 以来、週末になると多くの人が訪れて、”気”を体験しに来ているようです。また、「ゼロ磁場の水」というものも出張販売されていて、500mlで220円と、ちと高いのですが、訪れたときには是非購入してみましょう!ちなみに、入野谷や仙流荘でも購入できます。

 とまぁ、そんなハナシはさておき、分杭峠という名は、その昔、高遠藩が領地の境に杭を打って境界を分けたことに由来します。分杭峠のある国道152号線は、かつて秋葉街道と呼ばれ、秋葉神社へと通じ、多くの参拝客が歩いたそうです。
 また、南北朝時代に、大鹿に身を寄せていた後醍醐天皇の皇子である南朝の宗良親王(むねながしんのう)もここを通るなど、歴史のある街道です。

 分杭峠に行くには、通常は車で行くことになります。国道152号線を高遠方面からまっすぐ走り、伊那市長谷・市野瀬で県道212号線を左に分け、ひたすら走ります。しばらく行くと2車線の道路も1車線となり、道幅も次第に細くなってきます。さらに進むとヘアピンカーブの連続となります。くれぐれも対向車には注意しましょう!中沢峠付近は唯一、仙丈ケ岳が望める場所です。そこで駒ヶ根方面との道を分け、進んでいくと間もなく分杭峠に到着します。林道脇に車を停めることも可能ではありますが、少し下に出来た駐車場に車を停めましょう。
 駐車場から分杭峠までは1〜2分です。峠は標高1,424m、長谷方面の眺望が得られます。左前方には伊那富士という別名を持つ戸倉山(とくらやま・1,681m)がよく見えます。
 峠の頂上には「従是先 高遠領」という石の杭があり、長谷・浦とを結ぶ林道・前浦線が国道152号線と分かれています。
 さて、そこから「ゼロ磁場」へは、林道・前浦線を浦方面に少し進むと、左側に入り口があります。そこからは急な下り坂で、両側にロープが張ってありますが、十分に注意して進んでいきます。靴もしっかりしたものを履いておいた方が良いでしょう。
 ゼロ磁場に到着すると、階段状のようになっている斜面に人々が座ったりして、気の効果を体験(?)しています。気の効果があるかどうかは不明ですが、木々に囲まれ、空気もとても良いところなので、癒しの効果はあると思います。

国道152号線を進む 中沢峠 分杭峠下の駐車場 戸倉山
従是北 高遠領 ゼロ磁場の水の出張販売 ゼロ磁場への入口 ゼロ磁場


分杭峠の写真 → [PHOTO GALLERY]のページへ



 南アルプスむら(みなみあるぷすむら) ・・・伊那市長谷・非持     [2003.09.28 update]

 国道152号線を高遠方面から走行し、大明神の橋を渡って長谷に入り、上り坂を上りきって少し進んだところの左側にあります。いわゆる「道の駅」で、テレビも置いてある休憩コーナー、さまざまな特産物などを販売している売店等があります。
 手作りパンが大人気で、すぐに売り切れてしまいます。焼きたてのクロワッサンなどはとても美味しく、遠方からわざわざ買いにくる人もいるようです。また、売店のお土産コーナー(?)で売っている「かぼちゃパイ」なども人気で、まとめ買いをしていく人もたくさんいます。
 夏場はソフトクリームの販売も行われていますが、こちらも大人気!ものすごい行列で、並ぶ気が失せてしまうくらいです(笑)。

 代表的なものとしては、以下のようなものが売られています。

・手造りパン (クロワッサンが人気!)
気の里薬膳アイス・・・300円 (プレーン・クコの実・松の実・竜眼の実の4種類)
南アルプス長谷村の手造りアイス工房・・・250円 (バニラ・いちご牛乳...)
・長谷の特産品等 (山菜、漬物、手造りウインナーなど)
・クッキー、りんごパイ、等のお土産品等

    
    国土交通省のページでも紹介されています
    電話: 0265-98-2968


 南アルプスフォトギャラリー ・・・伊那市長谷・非持     [2003.09.28 update]

 国道152号線を高遠方面から南アルプスむらを左手に見てさらに進むと、右手に見えてきます。写真家の津野祐次(つの・ゆうじ)さんの写真館です。山岳写真や高山植物の写真があります。また、館内では、津野祐次さんのサイン入りの本や写真集も販売されています。

高遠方面から見たところ

〒396-0401 長野県伊那市長谷非持651-5
TEL 0265-98-3016
開館日/時間 土・日曜日(平日の開館もあり) 午前9時〜午後5時
入館料 大人100円


 ざんざ亭 ・・・伊那市長谷・杉島     [2007.01.08 update]

 市野瀬で国道152号線から分かれ、県道212号線行くと、杉島橋のところにある宿です(入野谷からは車で3分ほどです)。
 囲炉裏のある懐かしい雰囲気の食事処・宿泊施設で、山女魚、五平餅や手打ちそばなどを楽しむことができます。
 仙流荘や入野谷と比べると、比較的予約しやすく、また、落ち着いた雰囲気でゆったりできます。
 「ざんざ亭」の名前は、江戸時代から歌い踊り継がれている郷土民謡である「ざんざ節」に由来しています。
 高遠の桜の時季や南アルプス登山の際も意外に穴場かも!?

〒396-0406 長野県伊那市長谷杉島1127
TEL 0265-98-3022
宿泊 1泊2食8,500円〜 ランチタイム11:30〜14:00(要予約)月曜定休


 巫女淵(みこぶち) ・・・伊那市長谷     [2003.09.29 update]

 長谷には「浦」という集落があります。「浦」と言っても、もちろん海などはありません。三峰川の上流、深い山の奥にこの集落はあります。
 「浦」という名前の由来は、壇ノ浦の戦で敗れた平家が紀州より落ち延びて、この人里離れた山奥へとやってきて、「壇ノ浦村」と称したのだと言われています。
 事実、浦集落には平重盛の別姓である小松姓が多く、毎年「先祖祭り」といい、平家の赤旗を立てて先祖をを偲ぶという祭りが伝承されています。
 また、平家の墓というのがあり、そこにまつられているのは、恐らく壇ノ浦で敗れて落ち延びた、平重盛の子である平維盛と言われています。
 「巫女淵」は、浦集落から10km以上奥に入ったところにありますが、平維盛の妻であった白拍子(巫女)が世を儚んで身を投げたということで「巫女淵」と呼ばれるようになったということです。

 巫女淵手前の大曲(おおまがり)までは車で行けます。大曲という地名は、西に向かっていた三峰川の流れが北向きに大きく流れを変えることに由来しています。
 ゲートの手前100mほどのところを右に下りて行くと、三峰川の河原に駐車場があり、20台分ほどのスペースがあります。
 国道152線から、市野瀬のところで県道212号線に入り、「粟沢掘抜橋」を渡ってまっすぐ進み杉島集落からそのまま三峰川林道に入っていきます。杉島の集落からは約50分くらいの道のりです。比較的走りやすい道が続きますが、途中からダートになり、一部かなり凸凹もあるので、注意が必要です。また、落石注意の箇所も多くあります。
 大曲からは徒歩または自転車等で行きます。大曲ゲートの左脇をすり抜けて行き、巫女淵までは徒歩で約10分ほどです。見た目はそれほどでもないのですが、かなりの上り坂になっていて、自転車でもなかなかのキツサです。

小松先祖の墓の標識
(伊那市長谷・浦)
平家の墓
(伊那市長谷・浦)
左に曲がり、県道212号線を進みます 三峰川林道入口
大曲ゲート 巫女淵 巫女淵 巫女淵の延命水


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