ジコ '03.7.3.thu
今日、事故に遭いました。って言っても当たっただけ。
時間は夜９時頃で、駅から駐車場まで数百メートルの距離を歩いていました。
雨がとてもひどく、傘をさしていても膝から下はずぶ濡れになっていました。
途中で一つだけある横断舗道を渡る時でした。
信号が点滅していたので、駆け足で交差点に入りました。
左折車がいたのでやり過ごして、再び小走りに駈け抜けようとした時、左後方からもの凄い勢いで車が向かって来ました。
(ああ、右折車がいたんだ。)とか、
(ぶつかる！)とか、
(ずいぶん古い車だな。ライトバンだ。)とか、
(この人、僕には全然気付いていないのかな)とか、
いろいろなことを一瞬のうちに考えました。
最終的に、(逃げなきゃ)と思って、あと少しで渡り切る横断舗道を大急ぎで渡ったんですが、右脹脛に車のバンパーが当たりました。
少し飛ぶようにして左脚で着地し、転ばずに済みました。
車が止まって、助手席のスモークが貼ってあるガラスが下がり、運転席のサングラスを架けたお兄さんが、
「大丈夫？」と言いました。
内心、(大丈夫じゃない、当たったよ。)と思いながら、大丈夫というつもりで傘を持っていない方の手をあげました。
もう一度、運転手のお兄さんが「大丈夫？」と言いました。
僕は、(大丈夫なんだろう！)と言われているように感じました。そして、それに答える為に頷きました。
お兄さんは助手席の窓を閉め、走り去りました。僕は、車のナンバープレートを覚えようとして見ました。
当たったところは少し痛いけど、医者に行く程でもないな、と思いました。
安心したら、少し考えてしまいました。
(僕はなんで怖がったんだろう)
今、思ったんだけど、あのお兄さん、窓を開ける前にサングラスかけたのかな？
だって、夜だし雨も降ってたんだから。
福岡一人旅 '�'03.4.18.fri
ジャジャーン！福岡県に行って来ました。
新幹線で片道４時間・・・なかなかボリュームのある旅でした。
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| 京都を通過するとき五重塔が見えました。さすが京都やっ！ | 一風堂本店で白玉ラーメン食べました。おいしかったっす。 | 二日市温泉の旅館に泊まりました。旅館のお庭です。 |
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| こちらは太宰府天満宮。 | 弟の高校はもう決まっていたのですが、鉛筆買って来ました。 | きれいな庭もありました。 |
桜 '03.4.3.thu
桜がとっても綺麗だな、と思いました。
桜がどういうものなのか知っていたはずなのに・・・という気持ちです。
複雑 '03.3.13.thu
友達のお父さんが亡くなったので、お通夜に行って来ました。
帰るとき、出口付近で親族の人達がお見送りしてくれました。もちろん、友達も居て顔を合わせたのですが、僕にはなんとなく、友達が笑顔を見せてくれるような気がしました。
実は、(顔を合わせるときどんな表情をすればいいのだろう)とちょっと考えていました。
僕が悲しい顔をしても仕方がないし、自分が迎える側だったとしても、きっと、(来てくれてありがとう)っていう気持になると思ったから、同情するような顔をするのはやめようという結論になりました。
僕の予想通り(心の内はわかりませんが)、友達は軽くニコッとしてくれました。
この話を一緒にお通夜に行った人に話したら、迎える側は辛いに決まってる、僕の考えはおかしい、と言われました。
別に、辛くないって言ったわけではないのですが、なんとなく複雑でした。
大切なもの '03.1.16.thu
最近、すごくお気に入りの歌があります。
「・・・夢見たもの一つづつ箱にしまっていつか僕も大人という脱殻になる・・・」
バンド活動が続けられなくなるのがはっきりわかったのが１１月くらいだったと思います。
そんな時にこの曲を聞きました(遅いよって？)。
脱殻っていう表現はかっこよすぎるけど、バンド活動がなくなると、自然に今までの生活を「箱にしまう」ことになる気がします。
きっとこれからも、曲を作ったり、ひょっとして機会があればライブなんかもやったりできるかもしれないけど、いろんなことを観たり感じたりする自分の眼の焦点が合わなくなってしまった感じがします。
� 過去 '02.8.31.Sat
人には過去があるから３次元に見える、過去も経歴もない人は２次元の人、スイッチを 切られると消えてしまう・・・って本で読みました。
表面だけ知っているだけでは、何かの拍子にその人のことが自分の中から消えてしまう ってことかなって思いました。
どんな風に生きて行くかって難しいと、改めて思いました。
なんちゃって。
カラオケ '02.8.31.Sat
僕はカラオケがあまり好きでないです。
「ヘタクソだから？」と言われればそれまでなのですが・・・
３、４年前までは「２次会カラオケね」って感じでよく行ったと思います。
でも、いつも、なんとなく思ってたんです。
誰かが歌っているとき、自分が歌を選んだり
自分が歌を歌ってるとき、話が盛り上がっていたり
なんとなく、これ（カラオケ）って本当に楽しいのかなって疑問でした。
あからさまに呑んで馬鹿騒ぎしているだけという状況を見ると、なんだか虚しくなります。
きっと、歌っている人も、そんな時は、好きな歌を歌っているはずなのに、 歌詞とか、その歌を好きになった思い出とか、そんなもの一切関係ない状態で歌ってるんだろうな、寂しいな、と思います。
いや、好きな歌なんかじゃないのかもしれないですね、ただ、騒げればいい。
という感じで、ただの独り言でした。
蝉 '02.7.25.Thu
小学校は先週で１学期が終わり、２０日の土曜日から夏休みだそうです。
僕は、金曜、土曜と泊まりで出張だったので、２０日の土曜の夜帰ってきました。
日曜日の朝、その日から突然、蝉がの声が耳に入ってきました。
まるで、子供たちの夏休みに合せているのかのように思えましたが、 まさか・・・と思いなおしました。 僕が気づいたのが日曜日なだけなんだ、と。
シロ '02.7.3.Wed
昔、犬を飼っていたことを思い出しました。
時々、逃げたものです。
飼いたいと言い出したのは私達、子どもでした。
「ちゃんと世話をするから・・・」と、言いながら、結局、毎朝、おばあちゃんかお母さんが散歩に連れて行ってくれる状態になるまでにそれほど時間はかからなかったと思います。
初めて「シロがいなくなった」時には、みんなで結構慌てたと思います。 どこを探そうという宛はなく、とりあえず家の外に出ていたと思います。
すると、家の前の道の右(いつもの散歩の帰り道)側から、鎖を引きずりながらシロが現れ、自分の犬小屋まで行き、水を飲み始めました。
それからも数回、シロは夜のうちに居なくなりましたが、みんな、
「どうせすぐ戻って来るよ」
と言って、とくに慌てなくなりました。
ただ、おばあちゃんやお母さんが、
「昨日散歩から帰ったとき、私が鎖をしっかり結ばなかったんだ」 (鎖の結び方が悪かったから)
と言ってました。
そのシロが亡くなって、ひょっとするともう１０年くらい経っているかもしれません。
ふと、(シロは鎖の外し方を知ってたのかな？)なんて考えました。
(知ってて、必要な時だけ外してたんじゃないのかな？)
Dear momma '93.11.26.Fri
雨が降っていました。冬に降るような、とても冷たい雨でした。
奉仕活動を終えた一人の女性が、１０歳くらいになる男の子を連れて家へ帰るところでした。
男の子は、カッパに長靴、さらに傘という重装備でした。
母親の先を歩く男の子は、自動販売機のジュースに目をつけました。
家はもうすぐそこというところまできていました。
その自動販売機は、最近見かけるようになった「当たり」付きのものでした。
優しい母親は、雨の中、奉仕活動を頑張ったご褒美にと、コインを自動販売機に投入しました。 男の子は、「当たったらお姉ちゃんにあげようね」と、喜びながらボタンを押しました。
メロディーが鳴ったかどうか、雨の音がうるさくて定かではありませんが、「当たり」を示すランプが一瞬速く回って、そして、また元の速さに変わりました。
しかし、男の子は、ゆっくりと動き続けるランプから目を離そうとしません。
優しい母親は、夕食の支度が気になり、家のすぐ近くまで来ていることでもあるので、男の子を置いて先に帰ることにしました。
夕暮れ時の雨の中、自動販売機のランプを眺めている男の子は、機械にまで優しさを求めているようでした。