〈其の三十三〉

 

 可笑しいのである。
例年にない大雪なのに、冬神の性格丸出しの暴れ狂いそこいらじゅう当たり散らす風がないのである。この風で、我が家は毎年東へ10pは移動する(感じがするのである)。
 やはり可笑しいのである。このまま大人しく帰るわけはない、何せあの神様の事だ、雪が消えのんびり春の陽気を待っていると、いきなり砂塵舞い上げ埃だらけにし、時には大粒の牡丹雪を降らせ人々を慌てさせて、自分は山の天辺から高笑いをするのである。
 其れ位の悪戯は当然と思って、くれぐれも油断召されるな。先日恒例の「雪中パーティー」が行われ、今年は「スノービー」をメインに遊ぼうと考え、しかも神戸からの旅行中の女性2名が飛び入り参加するなど、いつにもなく楽しい思い出が出来ました。

それにですよ、この「スノービーを作って遊ぶ」事がNHKに取材されテレビ放映となりました。

 まっ、話題作りにはなったのですが・・・。

 

(もう時期ですね渓流は)