〈其の三十七〉

 降るだけ降って暦どうりに梅雨も明け、「さぁて」と褐色に日焼けした、丸いお腹丸出しの夏神様が重い腰を上げ、夏本番を迎えます。
それにしても「暑い!」。例年だと「梅雨寒」の日が続くのだが・・・、この怠け者の夏神様は、梅雨時には雨を避け御山の天辺で高鼾のはずなんだが、寝相が悪く下界に転げ落ちてきたのに違いない。それでも起きずに寝ていたものだから温度計も鰻登り、そうに違いない。・・・ったく!
 異常気象が騒がれて久しいけれど、梅雨時から30度を超す真夏日が続くなんて昔はなかったはずなんだが、しかも先日は34度。これはおかしい
そんなのも関係があるのか無いのか、蜂の巣があるわあるわ、家の周りに3・4カ所も、おまけに種類が全部違うのも珍しい。お陰で家の庭は朝から、足長蜂やスズメバチ達で交通ラッシュ。二階の軒にでも巣があればまだしも、手の届く範囲では仕方なく取り去るしか手だてはなく、このくそ暑いさなかツナギの作業服に、バイク用の厚い雨具と二重に填めたグローブそれにフルフェースのヘルメットと重装備。汗駄句の捕り物となりました。
 昇天陳謝。どうせだったら蜂の子でも取るんだったかな・・・・・・・・。

(ビショビショのビショビショ)