〈其の六十一〉

 山並みの頂が白くなったり、薄紫色になったりと暖冬の気配が見え隠れしている内に、アッという間に年の瀬が過ぎ、年末の疲れが取れない内に、もう仕事始め。胃袋の重さを引きづりつつ”今年も宜しく!”ってか。
 毎年の事なれど、この時期「温泉」で過ごせる身分に成りたいものです。
正月早々、人を羨んでも仕方ないですよね。意地の悪い神様は、なかなか楽させてくれません。今年も、お尻をたたいて”働け働け”と言っています。
世界の情勢も、世間の景気も気になりますが、まず禄を上げないと・・・。

 彼方此方、大分ガタが出始めた体を鞭打って、今年も「カンパロウ!」

 まっ、長々とそんな事は置いといて、”ナベサダ”こと渡辺貞夫のニューアルバム「ホイール・オブ・ライフ」。訳すと”人生は廻る輪のように”。
かくゆう私も”サライ世代”。タイトルの意味がズシンと来ます。

 力を抜いて、一歩下がった所から周りを見渡すと、”色々と見えてきます”
そして、新鮮な”驚き”と新たな”楽しみ”もでてきます。

 廻る輪ではなく、重ねる輪で今年は年輪の如く、違う視野で刻んでいこうと思います。

(ガラガラチリンのポンポンパー)