〈其の六十五〉

 赤ら顔の浮かれた春神も、桜と共に北上し。ワクワクとした大型連休もアッという間に終わり、どことなくポカンとした心境で過ごしています。
 例年だと、春の陽気なのか桜の淡い薄桃色のせいなのか、何かソワソワとした浮き足だった気持ちが、年最長の大型連休への期待感が、貧乏暇無しのたとえ通りに時間が取れず意欲が薄れ、ただ空虚な気持ちが先行し、薄っぺらな日々となっている。
 気候も良いし種を蒔くにはいい時季だし、これでは遺憾と一念発起し、「こころを耕す」べく、固まった地面に新鮮な空気を入れ、肥料も足し水を掛け、「意欲の芽」のでるのを待っている。
 人間、余裕が無くなると枯れてくる。遊び心が無くなると益々枯れてくる。

年を重ねればその感は強い。

 だから、偶には「遊び」という肥料を与えないと、「笑う」という栄養剤も足さないといけない。年と共にその量は増やさないと・・・。
 本来遊びの天才を自負していたのだが、やはり諸事情はあるにせよ、
「余裕」はなくなっていた。趣味人の目は輝いていなくては!!
・・・と言うわけではないのだが、童心に還って玩具を一つ!
 「ラジコンのヘリコプター!」
其れが、安いの!!

(ブルブルンのパタパタパタ)