〈其の七十四〉

 去年の新潟地震の傷も癒えぬ間に、今度はスマトラ沖地震による大津波。過去例がない甚大な被害。そしてアメリカ西海岸の大寒波。続々寄せられる支援物品、義援金、それに愛の手なるボランティア。目を覆う惨状にただ黙って静観していられぬが、何分赤貧洗うが如しの身分、逆に義援金を頂きたい気持ち、いや送られてくるかもしれないね。
 冗談はその位にして、人間が犯してきた過ちへの神の怒りか・・・。異常気象による天変地異。大分前から言ってはいるが、「もういい加減に気付け!そして一つになれ!」と神からの啓示か・・・。
 真摯に受け止めないと、真剣に考えないと・・・。近い将来高い確率で起きるであろう、当地での地震のことも・・・。

 今年最初の「独り言」、前置きが長くなりました。

ある友人が言っていました。同じ事を私も思っていました。
 「早さと便利さが犠牲にしてきたもの・・・其れはたおやかで豊潤な時の流れです。」と
スローライフとか、原点に還ってとか言われ始めて久しく、この心豊かな間を楽しもうと、自分なりに大分前から実行していました。
えっ、何を?って・・・何もしないのも時の使い方。
 何処へも行かず、何もせず、ただ自分のためだけ静かに時間を流す。
 いいじゃぁないですか・・・。
夕日の沈む様を時間を掛けて観、其れを肴に盃を傾けても・・・
まっ、店で静かに過ごすのは飽きたので、そろそろ「たもたも支援」をお願いしますです。

(パンパンパンのアンアンアン)