〈其の八十二〉

 ふっと空を見上げれば、赤みを増した秋アカネが空一杯に群舞し、風にそよぐススキの穂と、良いハーモニーを奏でている。
空は何処までも青く澄み、空気は旨く、気候良し!
 このような状況下で、依然何処そでキャンプしていた折り・・・・・。
いつものほろ酔い気分で、時折聴くクラッシクの旋律が、トンボの空中での静から動へのすばしっこい動き、風に揺れる木立、流れるようなススキの穂、そして沢のせせらぎなどが妙にマッチして、一種独特の感動と興奮を覚えたことが思い出す。もしや、クラッシクの起源はこんな自然のリズムなどから出来たのかしらと思ったものです。一度このコラボレーションをお試しあれ。一見の価値はありますぞ!
 駆け足で過ぎていった夏。いつの間にか秋も中盤が過ぎ、じき冬将軍の到来となる。其れは其れで良いのだけれど、何も慌てなくても・・・。
 人の心も移ろいやすく、其れは其れで良いのだけれど、何も慌てなくても・・・・。やはり春を望のですよねぇー・・・・・。
と、日々寒さが増して血管が収縮し、血流の量が少なくなると、思考の方も暗くなりがち、寒くなりがち。やはり暖かい春が良いかぁ。
 まっ、手っ取り早く暖まる、お酒でも飲もおっと・・・。

(チビチビのグビグビ)