〈其の八十四〉

 木枯らしの如く、慌ただしく駆けていった年の瀬も、入れ替わり現れた正月さんも、年々歳々その実感が薄れてきて、何ら変わらない一日が今年も始まった。日々その日めくりは微妙に速度を増しているような気がする。
・・・だからこそ、可成りの意識を持って思慮深く思考しないと、ただ流される。充実した日々を送るためにも・・・。

 と、随分と堅い滑り出しになったが、年頭ぐらい襟を正して、ちょっぴりと真面目ぶるのも良いのでは・・・。ほんと、月日の経つのが早く感じないですか!?あれもこれもと急ぐことはないが、漫然と過ごすのだけは止めようと・・・。

 誰かが云ってたっけ、「一日一つ何かに感動しなさい」って。
確かにそれだけで、意識し始め物事を見ようとし、又発見するものです。たとえ小さな事でも、遊んでいる時でもそう言う癖を付ければ、自分流感動の始まりです。忙しさに追われがちだからこそ、身につけたい癖だし、自然に視野を広げオープンにしかも前向きな生き方を得るようになる。

 ・・・・・・なーんて、年頭だからだろうか、それとも御神酒卸が効いたのか、いつになくまともな話で・・・

(パンパンパンのチョビチョビチョビ)