〈其の九十二〉 |
|
|
色を落として見通しの利いた林の中を、何の抵抗もなく風が通り抜け、これからの季節はその分強く吹く。空気もキ〜ンと強張り、顔を掠める風が肌を刺し、いよいよ冬本番である。 * 漸くある一つの呪縛から解き放たれ、一種の安堵感が心に拡がり、同時に纏わり付いてた暗い霧が消え去った。ちっぽけな頭脳も正常に機能し始め少し発展的なことを考えられるようになった。要するに、スッキリしたのでる。・・・・・と云うか、打破する術なのか、切り替える術を知ったのである。 これは、自分に取っては凄いことであり、思考能力の極貧な頭な故、一つのことを考え出すとそれ以外には廻らなくなり、終いには身も心も疲れてくるのである。であるから、整理棚を用意し、フォルダーを作ることを知ったのですよ。云えば簡単ですが、これがなかなかどうして・・・・・・。 お陰で又一つ進歩したなと、独りごつしているのでありまする。ある意味お礼を言わなければいけないかな・・・。 * 現代の社会生活に多いストレス、其れさえも気付かない症状。如いては鬱症などにも、この「フォルダー的切り替え法」は効果大ですぞ! * そんなこんなのこの一年。これからが冬本番を迎えるわけだが、何故か春が来た時と同じように心躍る。いや、逸る感じが沸々と湧き上がる。 |
(ワクワクワクのルンルンルン) |