〈其の六〉

 

子供の夏休みも、終盤を迎えようとしているのに、東北地方は未だに

梅雨あけず。暦の上では、立秋ですよ!今年はこのまま行くんじゃない

かなぁ。だからといって、雨が降ろうが雪が降ろうが、こと、遊びに関して

の予定は、何の変わりは有るわけではなく。寧ろ、「人が居なくていい」と、

思う方で「雨も又よし」。発想の転換は、こういう時には働くのですよ。で、

そんな日が続く中でも、つかの間の晴れた日に、息子二人を連れて「シー

バスフィッシング」。「子供を連れて」と書くと、小さな子を思い浮かべるかも

しれませんけど、実際は私よりも「でかい」ですよ。ほんと久しぶりの、親子

三人の釣りです。サーフでのルアー釣り。二人とも小さいときから、あちこち

゛釣れ゛て行ってるので「うまいもんです」手間が掛からない分、私の方も「本気」になれるのですが、一向に「其の

気配なし」。と、そのとき一羽のカモメが、目の前を低空で横切って、息子たちの方へ・・・。「撲つからなきゃいい

けど・・」と、思ってるや否や、末っ子のロッドが弓なりに「おおーっ!」この子が小学六年の時、サクラマス初チャ

レンジで、「ゲット!」  堂に入った者で、見事な竿裁き、ネットを持った

私の方が、慌てふためいたという前例があり、で、今日も・・・と、ラインの先

に目をやると、なにやら海面が「バサバサ」していて・・先ほどの「カモメ」が、

ジグに食らいつき「照れ笑い」 こんなハプニングもあるもので、私も去年

「一羽」を揚げていまして、これからは、「サーフのカモメ釣り」でも仕様かな

と考えています・・・ハイ。

 

八月十六日(又雨)