〈其の十七〉
街路樹の銀杏の葉色も心無しか薄れ、少し前
まであんなに鬱陶しかった雑草も、枯れ葉色に
沈んでゆき、競争相手の居なくなった道端に、思
う存分細首を伸ばしたコスモスの花色が,清々
しい微風に囁きかけられるように、ゆっくりと振り
向いている。 物静かな秋の到来です。いつも賑
やかな夏の神が今年は一段と元気で、気遣いば
かりしている秋の神は、其の分出遅れた感のす
る秋の始まりです。ここ2週間ほど風邪と腰痛に
悩まされ、このページの更新が延び延びになってしまい、「あっと」云う間の
十月です。夏の間、太陽に熱せられた浮かれ頭も、ここに来て少し冷えてきた
のか「・・辛い事も悲しい事も、楽しい事なんだよ・・・」などと、訳の分からぬ事
を考え、やはりまだ余熱があるようだ、ラジエター効果の無い「つるん」とした脳
味噌だもんなー。季節がそうさせるのか「夏はワイルドに、秋はシックに」大人
の雰囲気で気分転換、気分転換。そうそう十月は
「恒例芋煮会キャンプ」みんな、これを楽しみにしています。
(晴れればいいなの十月)