今回のアルバムエストレリータではラテンのクラシックにテーマを絞ってみました。
このアルバムではラテンの魂をサクソフォーンでうたいあげることで、サクソフォーンのもっとも得意とする、うたごころと情熱を少しでも伝えられたら・・・と思ってつくりました。
またこのアルバムは、先に発売されたサイバーバード協奏曲のCDを聴いた後のアンコールのような感じで、気楽に楽しんで聴いていただけたらとも思います。
具体的な聴き所はですね・・・
まずはグラナダの中にあるカデンツァでの循環呼吸やスラップタンギングなどが聴きものなんじゃないかなと自分では思います。
またサクソフォーン吹きのみなさんにとってアルベニスのセヴィーリアという曲は、サクソフォーン四重奏でのイメージが強いと思いますが、オーケストラとサクソフォーンという珍しい組み合わせによる、プログレッシブなサウンドによって、それまでのイメージが払拭されるんじゃないかなと思います。
あとオーケストラをバックにしたスカラムーシュの演奏というのも、なかなか珍しいし、あまり知られていないヒナステラの曲なども、とても美しくして・・・
うーん、言い出したらきりがないので、百聞は「一聴」に如かずです。みなさん聴いてみて下さい!
(須川 展也)