TANAKA Clinic Sub Title

tab_201.gif (887 バイト)大腸カメラ検査

     肛門から内視鏡を挿入し、全大腸を観察する検査です。
当クリニックでは、入眠剤を静脈注射し、患者様が眠っている間に検査を行うことを原則としています。

当院では、患者様が内視鏡を介して感染する事を防ぐため、器具の洗浄・消毒を十分行っておりますが、併せて検査前に感染症についてチェックをさせて頂いております。


大腸カメラでわかる病気
大腸になんらかの病気があると、便秘や下痢あるいは便に血液が混ざったりします。大腸にかかわる病気は、ストレスから生じるものから癌などさまざまです。


大腸カメラ

検査でわかる主な病気・・・大腸がん・大腸ポリープ・大腸憩室
             肛門疾患(痔核など)
             炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病など)
 

大腸ポリープ 大腸憩室 潰瘍性大腸炎

近年、食生活・生活習慣の欧米化に伴い大腸癌が急速に増加していますが、早期であれば開腹手術をする事なく内視鏡による切除のみで完全に治す事が可能です。
一般的に大腸ポリ−プのうち、約5%が早期癌といわれ、また切除する時は良性であったポリ−プも後に癌化する可能性があります。そこで当クリニックでは大腸癌を治す事が可能な早期のうちに切除する事を第一に考え、大腸内視鏡検査時にポリ−プが発見された場合は積極的にその場で切除しています。 
ポリ−プの切除は、スネア−(針金の輪)をポリ−プの頚部(けいぶ)に掛けて、電気メスとして通電する事により通常はほとんど出血することなく実施されます。

内視鏡的ポリープ切除術(ポリペクトミー)

検査の偶発症について
最近の全国集計では、通常の大腸内視鏡検査に伴う事故率は、0.06%と報告されており、前述したような治療時の偶発症が起こる危険性もわずかにあり得ますので、治療の長所・短所をご理解いただければと思います。
万が一偶発症が起こった際には、直ちに適切な処置を行う事を保証いたします。
なお、帰宅後も緊急時においては、連絡がとれるようになっています。    

ポリープ切除時の偶発症について
 1)出血:ポリ−プを切除する時、あるいは切除の数日後に出血する事が
      まれに
あり、出血が多い場合には入院して治療を受けていただ
      きます。
      (入院していただく病院は医師との相談のうえ決定します。)

 2) 穿孔:腸の壁の厚さは5mmしかないので、切除した時に腸に穴を開
      けてし
まう可能性もごくまれにあります。
      大量出血、穿孔(せんこう)の場
合には出血を止めたり、穴を
      ふさぐために開腹手術をしていただく事
がありますが、その危
      険性は0.1〜0.01%と非常に低いものです。


以上の大腸内視鏡検査やポリープ切除治療の長所・短所をご理解の上、同意書にご署名をお願いしています。

≪検査当日までの準備≫
検査日の予約をして下さい。
 (ホームページ上からも予約を申し込むことが出来ます)

検査一週間前までに必ず受診してください。検査前処置の説明と薬をお渡し
 します。

検査を安全に実施するために、全身状態の把握や感染症の有無についての
 問診後、必要に応じて、検尿・採血・心電図検査などを行う場合がありま
 す。

★他院で処方されている薬がある方は、薬または薬剤情報を必ずお持ち下さ
 い。

≪検査にかかる時間≫
検査に要する時間は、20〜30分程度です。ただし検査終了後、ポリー
 プなどを取らなくても、水分と栄養補給のための点滴と医師より検査結果
 説明がありますので、お帰りは17:00〜18:00頃となります。

≪検査にかかる費用≫

一割負担の方

三割負担の方

大腸カメラのみ

\3,000前後

\8,000前後

生検(組織検査)あり

\5,000前後

\10,000前後

ポリープ切除あり

 \8,000〜
  \
10,000前後
 \25,000〜
  \
30,000前後
上記の金額は、あくまでも目安となるものです。
 処置内容等により異なります。


≪前処置について≫
大腸の内視鏡検査を行う前に、大腸の中をきれいにします。
=前処置の主な内容=
  *検査前日は、繊維の多いものは食べられません。(主に、野菜・果物・海
  藻類など)

  *検査前日の夕食は、できるだけ19:00頃までにすませてください。
  *前日就寝前(22:00頃)に、下剤を服用していただきます。
  *検査当日は、朝食・昼食とも食べられません。
  *検査当日早朝より、経口腸管洗浄剤を飲んでいただきます。
★便秘のひどい方は、検査食の摂取、2〜3日前よりの食事制限や下剤の追加
 内服を
して頂く場合があります。

≪検査後の注意≫
・検査時に使用した薬の作用により、頭がボーッとしたり足がふらつくことが
 あります。

  自動車・バイク・自転車の運転は絶対しないでください
  階段の昇り降りなどに十分注意してください
ポリープを切除した方は出血予防のため三日間は安静が必要です。
  アルコール類は一週間絶対に飲めません
  消化の良い食事にしてください(おかゆ・うどん・そばなど)
  ウォーキングや体操など運動はお休みしてください
  入浴はシャワー浴程度にしてください 

★医師が必要と判断した場合には、感染・出血予防のため点滴に1〜3日間通
 っていただく場合があります。
 

大腸検査の前後には食事制限をはじめ日常生活上の制限が生じます。
仕事や旅行の予定など十分考慮のうえ予約日をお決め下さい。



     


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