TANAKA Clinic Sub Title

 

3・大腸癌検診と大腸癌

大腸癌
検診は、便中の微量の血液を検出することによって、がん患者を見つけるようにする方法です。この方法では、人の血液が便中に含まれている時しか陽性となりませんので、例えば前日に肉類など動物の血液が含まれているものを食べても影響を受けません。しかし歯ぐきから出血したり、痔が切れて出血したりしますと、検査は陽性と判定されますので、その点ご注意ください。

大腸癌検診陽性者は、次に注腸や下部内視鏡検査を受けていただきますが、精密検査を受けていただく方の約1〜2%に大腸癌が発見されます。また、20〜40%の方に大腸ポリープ、憩室、内痔核などの何らかの大腸疾患が見つかります。大腸ポリープは癌の発生母地と言われていますので、発見された場合は内視鏡で切除することをお勧めします。大腸癌は他の癌と比較すると、おだやかな性格を持った、いわゆる”良い癌”ですので、かなりの進行癌で発見されても手術を受けていただくことによって良好な結果が得られます。どうぞ、年1回〜2回の大腸癌検診を実施してください。

 

 




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