房総半島一周

2001/03/20

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3月20日火曜日 房総半島一周ツーリング

出発前

 今日は春分の日で祝日、休みだ。天気予報も降水確率ゼロ、ツーリングに行くしかない。

 今回のツーリングからカメラがサムライからIXY DIGITALに代わった。サムライはハーフサイズで大量に撮れるのは良いんだけど、フィルム使い切るまで3ヶ月くらいかかることもあって、ツーリングレポート用にはあまり向かない。IXY DIGITALなら撮影してその日にツーリングレポートが書ける。

 

湾岸幕張PA
湾岸幕張PA。バイクがいっぱい。

新座→湾岸幕張PA

 朝8時50分発。今日は暖かい。一ヶ月前には震えながらツーリングしていたのが嘘のようだ。4月下旬の気温で、20度まで上がるという。今日はズボン下も履いているが、要らなかったかもしれない。

 R254〜R298〜R17と走り、高島平インターから首都高に乗る。首都高は例によって都心で渋滞。これはこういうものなのだと思って走る。飯田橋ってなんかイイダバッシって響き良いね、と全然意味無いこと考えながら、大手町の職場を横目に見て湾岸線に入った。房総半島に行くなら京葉道路の方を行った方がいいのだろうけど、そこまで考えが回らなかった。

 湾岸幕張PAで休憩。今日はライダーがいっぱい。グループツーリングの人たちが何組もいる。私のバイクのすぐ横にはビューエルが停まっていた。格好いいよなあ。次はビューエルにしようかなあ。

 

東関東自動車道→九十九里

 10時少し過ぎ、湾岸幕張PAを出て、東関東自動車道〜京葉道路〜千葉東金道路〜東金九十九里道路〜九十九里道路と走る。なんだか有料道路のデパートみたいだ。

 東金九十九里自動車道の福俵PAで一休み。高村光太郎の像があった。

 九十九里道路は海岸沿いの実に快適な道路。以前九十九里を走ったときはケチって有料道路を走らなかったので防風林ばっかりでつまらなかったが、有料道路走るとちゃんと海が見えるのね。

 空は真っ青・・とはいかない、ちょっと霞んでいるが、快晴と言っていいだろう。風はあるが、地獄を味わうほどではない。サーファーたちが元気だ。

 九十九里道路の駐車場でケターハムスーパーセブンの集団を見る。今日みたいな天気だとあの車は良いよなあ。でも維持するのが大変だろうなあ。

 

 

九十九里浜
九十九里浜の駐車場で。サーファーがいっぱい。

太東埼灯台

 11時、九十九里道路を過ぎて、R128に入る。すぐに太東埼灯台への案内が見えた。見物していくことにする。あまり観光地化されていない灯台で、なかなかいい雰囲気。

太東埼灯台
太東埼灯台

岬町→鴨川

 そろそろ昼が近くなってきたので、昼飯どこで喰うか考えながら走る。御宿町には「月の砂漠ラクダブロンズ像」があるということで、見ていこうかと思ったが、今日は1日で房総半島を一周しなければならないため、あまりヨリミチできないので断念する。

 勝浦市に入ると勝浦道路というのがあった。金払うのはイヤだが、渋滞はもっとイヤなので通ることにする。今日は急ぎの旅だ。150円、あっというまに通り過ぎる道だった。

 途中漁港を通る度に地魚料理の店が現れ、昼飯どこで喰うか迷わせる。鴨川を通り過ぎ、道の駅鴨川オーシャンパークで一休み。この時点で1時。ここで昼飯を喰おう。

 この道の駅はやたら凝った作りの建物でびっくり。建物全体が噴水になっている。ここまで金かけて作らなくてもな〜〜。

 さて、食堂にはいると「20分から30分お待ちいただきます」と書いてある。今日はのんびりしていられないのだ。ここで喰うのは止める。

 

道の駅鴨川オーシャンパーク
道の駅鴨川オーシャンパーク。えらく凝った建物。

くじら家

 道の駅を出て、少し走ったところに「くじら家」というくじら料理の店があった。ここは「ツーリングGo!Go!」誌に紹介されていたところだ。入ってみることにする。

 うまいことに空いていた。私が入った後にどんどん客が入って来て、最後には並んで待っていた。待たずに座れてラッキー。

 くじら刺身定食(上)を頼む。2000円。メシはケチらないことに決めた。料理が出てくると、店員さんが食べ方を親切に教えてくれる。その食べ方に従って食べる。貴重なもの喰っているんだから感謝しながら食べる。ミンククジラの皮が旨かった。また喰いに行こう。

 

 

くじら家
くじら家。旨い。

野島埼灯台

 ながらくつきあったR128に別れを告げ、県道297〜R410と走る。これが房総フラワーラインだ。たしかに防風林で景色がいまいち良くないエリアだと、道の両脇に花が咲いている。白浜のあたりだと海がみえて快走できる。

 そしていよいよ今回の房総半島一周の最大の目的地、野島埼灯台に到着した。無料駐車場があったので、そこにバイクを停めたが、殆どのライダーは灯台のすぐ手前の売店街に路上駐車していた。

 太東埼灯台と比べるとえらく観光地化されている。歩いていると食堂のおばさんが声を掛けてくる。

 房総半島最南端の碑があったので記念撮影。見ず知らずの人たちが撮りあいっこしている。私もそうした。結構風があるので髪の毛が大変なことになっている。

 駐車場と灯台の往復で結構汗をかいた。気温20度で真冬の格好だから当然だな。このまま走って風邪ひかないか心配になる。

 

 

野島埼灯台
野島埼灯台

州崎〜鋸南

 野島埼を後にして、さらに海岸沿いを走る。R410〜県道257でひたすら海岸沿い。州崎の灯台を目指す。県道257沿いでは菜の花が満開。フラワーラインらしい雰囲気になっている。

 バイクを停めて記念撮影。バイクもアイドル歌手のような雰囲気で写っているぞ。

 州崎にたどり着くと、なんと駐車場が有料。金払ってまで見る価値があるか2秒ばかり考え、少なくとも今日はその価値なし、と判断、通り過ぎる。

 館山、富浦と走るとそろそろ日が傾いてきた。道の駅とみうらで休もうと思っていたが、通り過ぎてしまう。

 R127はだんだん渋滞してきた。バイクの特権、すり抜けで車を何百台も抜く。しかし前にバスが立ちふさがるとすり抜けもできない。ふとそのバスを見るとヴェルディ東京のバスだった。おお、武田でも顔を見せないかと思ってみていると、子供の顔が窓から出てきた。ジュニアチームのようだ。

 鋸山を過ぎ、日帰り温泉施設でもないかな〜〜〜とキョロキョロしていると、道の駅きょなんがあった。入ってみると、「菱川師宣記念館」が併設されていた。「見返り美人」で有名な浮世絵作家の記念館だ。「見返り美人」はここにないのは確かだが、他の作品があるだろうと思って入館。菱川師宣の作品だけでなく、弟子などの作品もあった。というか師宣の作品それほど多くなかった。500円。

 

 

フラワーライン
これぞフラワーライン。菜の花の中のイナズマちゃん。
菱川師宣記念館
菱川師宣記念館

アクアライン

 ひたすら渋滞しまくるR127も佐貫を越えると道も広くなり、快適に流れ始めた。今回のツーリングではアクアラインを通って東京に渡ることにする。そういえばアクアラインって2年ばかり通っていない。

 アクアラインへの連絡道からもう大渋滞。こんだけ利用されても赤字なの??一体どれだけ利用されなきゃならないやら。

 アクアラインを渡ると「風速16M」というとんでもない表示が。走っているとどんどん風で流されているのが分かる。6時を過ぎ、もう周囲は真っ暗。寒くなってきた。

 海ほたるにたどり着いてバイクを停めると、もの凄い風。寒〜〜〜〜〜(T_T)。海ほたるでソフトクリームでも食べようかと思っていたが、これじゃあ、無理。6時越えていたので夕食摂ることにする。シジミ丼1100円を喰う。

 海ほたるは2年前と殆ど変わっていないようだった。相変わらず風は強く、夜景でも見てロマンチックな雰囲気に浸ろうとしているアベックが大変な目に遭っていた。

 

首都高〜帰宅

 海ほたるを出て、アクアライン〜首都高と走り、大宮の健康ランド「ゆの郷」で風呂に入って帰宅。総走行距離420キロ、かなり長距離のツーリングになった。

 

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