草津〜万座

2001/05/05〜2001/05/06

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5月5日〜5月6日 草津〜万座

5月5日土曜日
 ゴールデンウイークもあと2日。今年もゴールデンウイークに仕事が入って、連休なのにいつもより休めていない感じもするが、最後の4連休は何とか休めた。泊まりのツーリングに行こう。幸い、関東周辺の降水確率は10%程度だ。
 これから普通の宿が取れるとは思わないので、ユースホステルを探す。北軽井沢ブルーベリーYGHのホームページを見ると、5月5日1名空き、となっているので電話する。しかし、女性1名空きだそうで、残念ながら泊まれず。草津高原YHのホームページを確認すると男7名空きとのことで、早速電話、あっさり予約できた。

 草津温泉は昨年11月に行っているので、今回は泊まりは草津だが、温泉入湯自体は他の温泉地にする。万座温泉が良いだろう。

 

新座→榛名湖

 9時30分、新座出発。所沢ICから関越に入るが、全然渋滞しておらず、快適に飛ばせる。上里SAで休憩。さすがに混雑しているが、SAに入るのに列をなしているというほどではなかった。

 渋川伊香保で関越を下りる。渋川伊香保は出口で大渋滞。しかし、2キロ程度の渋滞で、我慢できないほどではない。高速を出てからは、R17〜県道33と走り、伊香保温泉を横目に見て榛名湖への峠道を駆け登る。前の車につかえるが、思ったよりアベレージスピードは高い。
 榛名湖でトイレ休憩。さすがゴールデンウイーク、駐車場はどこも満杯だ。こういうときはバイクは楽だ。簡単に停める場所が見つかる。
 榛名湖からは県道28号を駆け下りる。車も少なく快適な道。たまにグループツーリングとすれ違う。

 

関越
関越のSA

R145〜万座温泉

 R145に入り、吾妻川を横目に見ながら走る。川原湯温泉は今回も通過するだけだが、次回は入ってみよう。

 R292に入り、草津市街地に入る。まだ1時台。これから志賀草津道路を走って万座温泉に入っても十分ユースの夕食時間に間に合いそうだ。
 草津白根スキー場を横目に志賀草津道路を駆け上がる。スキー場には全く雪が無く、5月6日まで営業といっても、ごく一部のゲレンデしか滑れないようだ。かなり標高が高いところまで登ってもまともな雪はない。それでも泥だらけの雪の上にはスノーボードが滑った跡がある。根性有るねえ。

 白根山を右手に、万座温泉への分岐を曲がる。万座温泉は直ぐに見つかった。9つの湯が楽しめるという万座温泉ホテルに入る。入浴のみは1000円。タオル付き。風呂は3カ所に分かれていて、まず玄関の直ぐ脇の風呂に入る。しっかりした洗い場があるので、まず体をしっかり洗っておく。ここには露天風呂もあるがあまり広くない。内湯が3種類有り、それぞれにのんびり浸かる。きちんとした良い温泉だった。
 あと2カ所の風呂にも入ったが、結構それぞれ離れていて、移動するのに疲れた。

 

万座温泉ホテル
万座温泉ホテル
尻焼温泉
尻焼温泉
川が丸ごと湯船!

万座温泉〜尻焼温泉

 万座温泉を後にして、志賀草津道路を再び草津に向けて下る。草津市街地に到着した時点でまだ4時15分。これなら尻焼温泉に行って戻ってこれる。R292〜R405と走る。R405は相変わらず狭く、荒れている。11月に来たときも拡幅工事してたが、あれから殆ど進んでいないような感じがする。県道55号に入り、花敷温泉を通過してすぐに尻焼温泉だ。草津からは20分くらいで行ける。

 駐車場にバイクを停めて、長笹沢川にかかる橋を渡ると、川全体が湯船になっているのが見えてきた。11月に来たときは6人程度しかいなかったが、さすがに今日は一杯人が居て、30人以上はいたようだ。女性はほぼ全員水着。男性も半分は水着だった。ここは着替えの際にもろに裸が見えるので、女性は水着でも大変じゃないかなあ。特に風呂から上がった後が。
 ぎしぎしいう怖い階段を下り、河原で服を脱いで川に入る。11月に来たときはちょっとぬるかったが、今日は良い湯加減だ。川底の石に苔むしていて、滑って怖い。場所によっては170センチ位の深さがあるので、一つ間違うと溺れるハードコアな温泉だ。
 しばらく浸かっていると、雨がぽつぽつ落ちてきた。降水確率10パーセントってのは嘘だったのかよお。そういえば前に来たときもぽつぽつ雨が降ってきたなあ。ここって雨が降りやすいのかも。

 

草津高原ユースホステル、花火大会

 長笹沢川から上がり、ぽつぽつ雨が降る中、草津高原ユースに向けて走る。草津高原ユースには5時30分着。丁度良い時間だ。バイクは2台。CBR600RRとZRX1200がいた。
 チェックインして部屋に入る。部屋には先客4名。二人組×2だ。一組は高校生、一組は社会人だった。ちょっと話をして、食事に向かう。

 草津高原ユースの食事は、最初に少な目に出てきて、足りない人は勝手におかずをよそおって食べるシステムだ。殆どの人は足りないのでおかずを増量していた。特別豪華な料理じゃないが、結構ボリュームがあるので1000円分の価値はあると思う。
 家族連れやグループの客はそれぞれの席が用意されているが、一人で泊まっている客は「個人のお客様」テーブルに固められた。もっとも、こうやって見ず知らずの人たちと話せるのがユースの面白いところだが。
 食事が終わって、談話室でのんびりしていると、再びそこでも話が始まる。話題は草津周辺の温泉の話と、他のユースホステルの話が中心だ。結構泊まり歩いている人が多く、あそこも、あそこも、あそこも泊まったという話で驚かされる。

 「花火しない?」と一人が言いだした。暇なのでつきあうことにする。そいつはユースのペアレントに近くに広い駐車場がないかと聞き出した。草津高原ユースにも結構広い駐車場があるので、そこでもいいじゃないかと思ったが、「広くて、下が土できちんと花火が固定できる場所」を探しているという。天狗山スキー場の駐車場が歩いて10分程度の所にあるので、そこに行くことにする。男だけ6人で花火だ。
 ずいぶん慎重に場所を選ぶなあ、と感心していると、「俺はこれから花火師に変身するんだ。」と言い、そいつはゴッツいパイプと本格的な、花火大会で使うような花火を持ち出した。「スターマインの下の方で上がっている奴だ」という。「許可無いと本当はダメなんだけどねえ」おいおい。

 打ち上げ用パイプを木にくくりつけ、点火!
「どかああああああああん!!!!・・・・・・・・・どおおおおおおん!!!!!」
 夜の草津に轟音が響く。道を挟んで山側にある天狗山スキー場レストハウスでキャンプしている客から拍手と歓声がおこる!
 おお、本格的〜〜〜。火の粉が空から落ちてきて、結構しぶとく光り続ける。あわてて足で踏んづけて消す我々。
 仮に警察に通報されても、来るまで10分だ、その間に全部打ち上げてしまおう、ということで6発立て続けに打ち上げ、火の粉が完全に消えたことを確認してユースに飛んで帰る。

 「今度は手持ちの花火ね」ということで、ユースの玄関の前で男6人で普通に縁日で売っているような花火を楽しむ。たまたま女の子2人組が通りかかったので、一緒に花火しよ〜〜といって誘い、結局8人で花火を楽しんだ。

 この8人はこの後1時頃までユースの談話室で話をして、その後就寝。

 

草津ユース草津ユースで二輪4人組

渋峠
渋峠その1
まだ道の両脇には雪の壁が残っている。

渋峠
渋峠その2

5月6日日曜日

草津〜渋峠

 朝7時15分起床。7時30分から朝食。ここの朝食はいくらでもパンがお代わりできるから良い。コーヒーも牛乳もオレンジジュースも飲み放題だ。みんなガンガン飲み食いして、すぐに足りなくなり、あわててヘルパーさんが補充していた。

 さて、今日はどうしようか。志賀草津道路を渋峠まで行って、そこから万座に戻って、軽井沢に向かおうか。昨日の花火師がバイクに乗っているというので、その連れと一緒に3人で渋峠まで行くことにする。昨日停まっていたCBR600RRとZRX1200が彼等のバイクだったようだ。

 9時半出発。バイクを引っぱり出そうとして立ちゴケ。クラッチレバーが曲がってしまう。まあ、走れない状態じゃないので我慢する。ちょっとブルーになる。出発前にチャリダーの東大大学院生も加えて2輪組4人で一緒に記念撮影。

 志賀草津道路を渋峠までバイク組3人で一気に走る。ゴールデンウイークで渋滞していると思ったが、さすがに詰まってはいたが、思ったよりアベレージスピードが速いので、頭に来るほどではなかった。
 30分後渋峠到着。道の両側にはまだ雪が残る。雪の回廊、と呼べば呼べるレベルに残っていた。花火師の彼は「凄い爽快な道だった!」といたく感動していた。ここで数枚記念撮影。彼等は使い捨てカメラだったが、私のデジカメですぐに撮した結果が確認できるのを見て、「次はデジカメにする!」と決意を固めていた。

 

渋峠〜万座〜帰宅

 渋峠で二人と別れ、万座温泉に向かう。ここで10時ちょい過ぎ。万座温泉では「豊国館」に入る。入湯のみ500円。ここが大当たりだった。風呂には誰も入っておらず貸し切り状態。露天風呂は大変広く、眺めも良い。良すぎて、ちょっと離れているけど道路から丸見えだ。露天は混浴、内湯は男女別のようだ。どちらも広く、そして深い。深すぎて、湯船の真ん中では立っている必要がある。大満足して30分くらい浸かっていた。
 「豊国館」は実に味のある建物で、湯治場的雰囲気が漂っていた。今度また来よう。

 万座温泉を出て、万座ハイウエーを北軽井沢方面に向けて走る。この万座ハイウエーもいい道だった。この日はそれほど渋滞もしておらず、爽快に走ることが出来た。
 万座ハイウエーから鬼押ハイウエーに入り、途中鬼押出し園に寄り道する。ここは溶岩の凝結地帯だ。まあまあの風景。浅間山がどーんとふんぞり返っていて、溶岩よりそっちの方が印象に残った。なぜか相田みつを展が開かれていたので、見ていく。

 鬼押ハイウエーからR146〜R18と走り、軽井沢市街地に入る。バイパスではなく旧道の方を通って碓氷峠を下った。途中めがね橋で記念撮影。
 めがね橋 

 おぎのやで横川の釜飯を食う。大混雑。さすがに人気だ。手前にあった碓氷峠鉄道文化むらにも惹かれるモノがあるな。今度来たときに入ってみよう。

 松井田妙義ICから上信越自動車道に入り、関越自動車道を通って帰宅。バイク屋でクラッチレバーを見てもらったところ、要交換とのことで、2500円の出費。再びブルーになる。しかし、万座の温泉は良かったし、草津での花火はスリリングだった。良い旅だった。総走行距離は460キロだった。

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豊国館
豊国館の内湯