大菩薩峠〜R20

2001/06/03

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6月3日日曜日 奥多摩〜大菩薩峠〜R20

出発前

 ちょっと暑いくらいの朝。昨日6月2日は降水確率0パーセントだったのにかかわらず、かなり強い雨が降ったが、今日は大丈夫と気象予報士が太鼓判を押していた。よし。信じよう。

 11時出発。行き先は奥多摩だ。

 

新座〜奥多摩温泉もえぎの湯

 大変きつい日射し。気温は高そうだが、湿気がないので気持ち良い。

 英インターから浦和所沢バイパスに乗る。航空公園手前までは快適、航空公園手前で1車線になるところで渋滞、ここまではいつも通り。

 さて、所沢だ。いつもミスコースするので私はここが大嫌いなのだが、今回はコースを十分に頭に叩き込んでいるので、ミスはないだろう。宮本町交差点を左折、金山町交差点を右折して所沢青梅線へ入る。よし、ミス無し。しかし、県道179号をこのまま真っ直ぐ行くのにやや自信がなかったのと、渋滞が心配だったため、途中でR463バイパスに入る。

 R463をしばらく走り、小谷田でR16に入り、ひたすら南下。途中から所沢青梅線に入る。渋滞らしい渋滞が無く、ここまでは順調。所沢青梅線がタイヤ館にぶちあたって行き止まりになったら左折してから青梅街道に入り、ここから奥多摩まではひたすら直進だ。

 青梅市民会館前の渋滞を抜けると、後ろに3台のバイクが付いてきていた。すぐ後ろのバイクはアプリリアだ。ここからしばらくグループツーリングのように4台で編隊を組んで走る。

 新氷川トンネルを抜けてすぐに左折、氷川トンネルを抜けるとそこは奥多摩温泉「もえぎの湯」だ。入り口に「駐車場満車」の看板。実際駐車場の手前では係員のおじさんが無線機片手に入場規制していた。しかし、丁度私が入っていくと同時に全車入場できた。尤も、二輪だと駐車場の入場規制の対象外かもしれない。ここで12時45分。

 駐車場の中、二輪用スペースにバイクを停めると、整理券を渡された。26番。男女別の整理券で、男は20番まで、女は10番まで入場できた。しばらく待合室で待つことになる。15分くらい待って入場。

 入浴料は700円。タオルはバスタオルもハンドタオルも付かないので、用意していった方が良いだろう。ハンドタオルは200円で借りられるが、バスタオルは1200円だかで買う必要があるようだ。

 施設は新しく、清潔だ。ただ、入場規制するくらい人が居るので、脱衣所も浴室も人だらけ。洗い場は洗っている人の後ろで待たないと空かない。洗い場の後ろにずらりと人が並んでいる様子は異様だった。

 湯船は2つ。内湯と露天風呂。まあ、普通の広さ。この手の施設にしては狭い方か。内湯でも5人横に並ぶと一杯って感じ。対面で10人が限界かな。露天は更に狭かった。湯はぬるっとした「美人の湯」系って奴かな。源泉が19度ってことだから、加熱している。泉質はフッ素で、効能は数え切れないほどらしい。

 内湯からもガラス越しに奥多摩の山並みが見えるが、やはり景色を見るなら露天。こちらの方は多摩川に向かって開放されているので、奥多摩の山々がどーんと見える。ただし、多摩川は殆ど見えない。清流を見ながら湯に浸かるってことはできなかった。男湯の隣にある女湯の方なら景色がもっと良いのかもしれない。最近の日帰り温泉は男湯女湯を定期的に入れ替えるので、次の機会に行ってみると今回女湯だった方に入れるかもしれない。

 20分ほどで上がり、2階にある休憩所で昼飯を喰う。冷たいもり蕎麦セットで945円。まあ、普通。

 

もえぎの湯
奥多摩温泉 もえぎの湯

奥多摩湖〜柳沢峠

 2時近くなって「もえぎの湯」を出発。すぐに奥多摩湖が見えてくる。風もなく、大変良い景色だ。前を走る車も無く、自分のペースで走れる。しかし、写真撮って走り出した途端に4台の車に先行される。くそう。

 奥多摩湖を過ぎ、丹波山村に入ると丹波山温泉「のめこいの湯」が見えてきた。ここは道の駅のような農産物直売所があって、そこから川を渡ったところにある。3月に一度来ているので、今回はパスだが、以前入ったときは施設も新しいし、非常に良い泉質で、満足した。また、ここの蕎麦は手打ちで結構良かった。ただし、露天風呂は塀で目隠しされてしまっていて、開放感や景色は今一だった。

 前を行く全ての車がこの「のめこいの湯」方面に入っていってしまったので、私の前には再び車がいなくなった。しばらく青梅街道のワインディングを楽しむ。どうも急カーブでは力が入ってしまって綺麗に曲がることが出来ない。これは慣れないとダメかなあ。

 前を行く車は非常にマナーが良く、全ての先行車が道を譲ってくれた。手を上げて礼をして前に出る。一台セリカが凄い勢いで私をぶち抜いていったが、こちらも無理せずに先に行かせる。車と違ってこちらはミスしたら即大怪我だ。

 柳沢峠に着くと、ハーレーの大集団がいた。最初族かと思ったが、ハーレー乗りだとわかりちょっと安心。日本のハーレー乗りは族と違って凶暴じゃあない。チームなのか、みんなお揃いのベストを着ている。中には非常に綺麗な女性2人もいた。うらやましいぜ。

 みんなソフトクリーム食べているので、私も食べることにする。300円。まあ、普通。タクシーが3台いたが、ここにタクシーで来る人もいるのかね?

 さて、出発しようとすると、ハーレー軍団もエンジンをかけ始めた。先に行かれるとちょっと面倒だと思い、彼等より先に出る。しかし、既に2台先行しており、しばらくハーレー軍団の中で走ることになった。

 前を行くハーレー2台はヘアピンではゆっくりだが、高速カーブでは結構なスピードを出してクリアしていくので置いて行かれそうになる。ハーレーに置いて行かれるスポーツタイプのバイクというのも恥ずかしいので、必死に着いていく。

 柳沢峠から先はひたすら下り。3月に奥多摩に来たときは雪で柳沢峠を越えられなかったので、柳沢峠の先を走るのは昨年の秋以来だ。以前は工事中の箇所が多く、かなり荒れた箇所があったのだが、今回走ってみるとかなり工事が進んでいて、安心して走れた。このまま工事が進むと柳沢峠の手前東京側より広くて良い道になりそうだ。

 裂石温泉手前で大菩薩峠方面に左折、ハーレー軍団と別れる。

奥多摩湖
奥多摩湖

柳沢峠
柳沢峠。ハーレーの集団が。

柳沢ドライブイン
柳沢峠の柳沢ドライブイン。

大菩薩峠へ

 青梅街道を「大菩薩峠←」という看板に従って左折。すると、裂石温泉の民宿が見えてくる。さて、真っ直ぐ行く道は車一台通るのがやっとの道だが、本当にこの道が大菩薩峠に向かう道なのか?と疑問に思うが、思い切って前進してみる。雲峰寺を左手に見ながら、ちょっと道が広くなったことと、対向車が多いことでこの道で間違いないと確信して前に進む。

 かなり傾斜があり、さらにヘアピンもきつい。砂も浮いているので怖い。一度ヘアピンを大回りしてしまい、対向車のタクシーを右からすれ違ってしまった。

 前からなぜか何台ものタクシーが下りてくる。乗っているのは例外なく爺さん婆さん。そしてフロントシートにまで座っている。なぜこんなにタクシーを使う????そうか、バスが走っているわけでもなく、登山する体力がない爺さん婆さん達は車が無いとタクシーで登るしかないわけだ。

 前に若い奴が乗ったルーチェが立ちふさがった。おお、15年くらい前のルーチェだ。一応VIPカーということにして乗っているのかな?遅いが、この狭い道じゃ抜けない。仕方なくのろのろ後ろに付いていくことにする。

 ロッヂ長兵衛が見えてきた。ここでみんな休憩するらしい。大菩薩峠まで行きたければここから登山しなければならない。バイク乗りのこの格好のままではちょっと無謀と判断、結局大菩薩峠までは行かず、ここまで来たことで満足することにする。

 ロッヂ長兵衛の駐車場からの眺望は今ひとつだった。うーむ、良い眺めが見たければ登山だな。

 さて、ここから更に先に進むか、引き返すかしばし思案。この先は少しダートがあるという。下り坂でダート。ここまで来る道でさえ結構怖かったのに、ダートはちょっとねえ、ということで今回は引き返すことにする。もう少しバイクに慣れてからだね。先に進むのは。

 

 

ロッヂ長兵衛
ロッヂ長兵衛

大菩薩峠への道から
大菩薩峠に向かう道から。山奥〜〜って感じの眺望が広がる。

R20

 ロッヂ長兵衛から青梅街道に引き返し、塩山方面に走る。長い下りストレートが続き、道が狭い割にスピードが出る。

 途中「交流保養センター 大菩薩の湯」という日帰り温泉が見えてきた。前々から気にはなっていたのだが、いままで一度も入っていない。次には入ろう。

 青梅街道、ここまで来たらR411と呼ぶべきか、この道は塩山に入ると途端に分かりにくくなる。今回もどうやったらR20方面にいくのか良く分からなかった。標識に従い、なんとなく走っていたらR20に入った。

 石和〜勝沼あたりのR20ってのは凄い道で、殆ど高速道路だ。道の駅甲斐大和まで殆ど信号で停まることすらなかった。

 道の駅甲斐大和で休憩。ここは笹子トンネルの手前で、常に日陰なのか、ひんやりした空気に包まれている。コーラ飲んで休憩。15分くらいで出発。

 ここから大月までは良い流れだったのだが、そこから先がいけない。なかなか上手く流れてくれない。

 上野原、相模湖周辺は渋滞ですり抜けしまくりだ。大垂水峠は噂通り良いワインディングだと思ったが、それほど長くなく、高雄駅前から渋滞。多摩御陵入り口付近から2車線の良い道になったが、路上駐車のおかげで実質1車線しか車が走っていない。このあたりで燃料計がレッドゾーンに突入したのでガソリンスタンドに駆け込み給油。13.5リットル。私のスズキイナズマは18リットル入るはずだから、4.5リットルも余裕もって目盛り振ってあるわけだ。

 

道の駅甲斐大和
道の駅甲斐大和

道の駅甲斐大和
道の駅甲斐大和は日陰でひんやり

R16〜帰宅

 八王子からR16に乗り、ひたすら北上、県道179号線を使い所沢に入り、ミス無しに所沢を抜けた!やったあ、今後の自信に繋がる。

 帰宅は8時40分、合計250キロ、しかし下道ばかりで結構疲れたツーリングだった。

 

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