南アルプス街道

2001/11/04

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出発前

 すばらしい天気だ。3週間ツーリングに出ていないので、今日こそツーリングに出ることにする。丁度紅葉が綺麗な季節なので、紅葉目的のツーリングとするが、日光は大渋滞だというし、ジパングツーリングで紹介されていた南アルプスに行くことにする。

 かなり寒くなってきており、バイクのエンジンは一発でかからなかった。ウエアも冬用ウエアで、完全防寒とはいかないまでも、その一歩手前まで防寒対策をして出掛けることにする。停まっているとかなり暑いが、走ると丁度いいのではないだろうか。

 

新座発〜環八〜中央自動車道

 新座出発10:30。昨日雨だっただけに、ファミリーカーが観光地めがけて大挙出掛け、環八は大渋滞になっているのではないかと思ったが、それほどでもなかった。

 ただし、環八は真夜中でもない限り渋滞しているので、中央高速まではそれなりに時間がかかった。環八に入り、談合坂SAまで走って休憩。この時点で12時ちょっと前。昼食は我慢して缶コーヒー飲んで出発。

 高速は制限速度を超えない程度で走った。なにせ風が強いのだ。春先のような風の強さ。

 

さのSAその1
談合坂SA

R140〜R52〜南アルプス街道入口

 中央高速を甲府南ICで降り、R358に出る。そしてすぐにR140に入り、市川大門方面に走る。後で考えてみたら甲府昭和ICで降りた方が近かったのだが。

 富士川を渡り、甲西バイパスを北上する。甲西バイパスはR52のバイパスだが、左右車線の真ん中に高速道路の高架橋が建設中だった。中央高速と東名高速を結ぶ道になるのだろうか。

 甲西バイパスは途中で切れているので、旧R52に入って再び北上。六科交差点を西に入りしばらく行き、県道12にぶつかったらクランク状に曲がって南アルプス街道に入る。(六科交差点から既に南アルプス街道だったかもしれないが、こっちの方が入り口っぽい)

 コンビニでトイレを借り、缶コーヒーを飲んで一休み。この時点で2時ちょっと前。この時期の日の短さを考えると、あまんりのんびりしていられない。今日は南アルプス街道を広河原のマイカー立ち入り禁止地点まで走り、白鳳渓谷方面に折り返して、草塩温泉方面へ行く予定だったからだ。南アルプス街道完全制覇だ。結構距離がある。真っ暗な中、山道を走るのは止めたい。

 コンビニを14時に出発。


南アルプス街道への入口

南アルプス街道

 南アルプス街道に入る。車も多くなく、マイペースで快走できた。しかし、やたら工事中が多い。大雨の影響らしい。

 しばらく走ると芦安村の集落が見えてきた。しかし、通行止め。げ。

 これで今回のツーリングは終わりかと思って、諦めかけたら、迂回路があった。かなり心細い道を走り、再び南アルプス街道に出た。

 県道20号が南アルプス林道へ変わったあたりから、道路がやたら狭くなった。そして金山沢温泉付近では分岐があって、どっちに行けば良いか分からない。夜叉神峠方面と書かれた方に曲がった。これは正解だったらしい。金山沢温泉を過ぎたあたりにも分岐があったが、こちらも夜叉神峠方面と書かれた方に曲がった。ここからは分岐が無く、一気に夜叉神峠方面に行けた。

 


南アルプス街道。良い天気で快走できたのだが。

夜叉神峠

 このあたりは南アルプス街道の中の南アルプス林道で(ややこしい)、さすがに道は狭く、車はすれ違うのに四苦八苦だが、バイクは関係ない。しかし、紅葉の時期だけあって路面の落ち葉が気になって、あまりスピードは出せない。まあ、のんびり景色を楽しむにはいいか。

 紅葉は丁度見頃のようで、空も真っ青で、大変良い景色だった。一番いい日に来たかもしれない。

 快調に走っていると、路肩に車が何台も停まっている。この近くに何かあるのかと思っていたら、夜叉神峠の登山口だった。駐車場には車がほぼ満杯。

 今日はここで登山する気がなかったので、そのまま走るとなんと、今日2回目の行き止まり。しかも迂回路はなさそうだ。

 これで南アルプス完全制覇の野望は後日に持ち越しになった。仕方ない。今日のツーリングはここで折り返しとなる。

 今回のツーリングでは奈良田温泉に入る予定だったが、行けないのでは仕方がない、さっき通り過ぎた金山沢温泉に入ることにする。


南アルプス街道


夜叉神峠・白鳳三山登山口


眺めは最高。登山したらもっと良い眺めだっただろうなあ。

金山沢温泉

 南アルプス林道を金山沢温泉まで下る。下り坂は落ち葉で滑りやすくて怖いんじゃないかと思ったが、全然そんなこと無かった。

 金山沢温泉の周りにはペンションが何件かあって、ちょっとした温泉街みたいになっていた。日帰り入浴できるペンションもあるようだ。今度来たら挑戦してみようか。

 金山沢温泉は最近できたばかりの、村営の施設。何故かフリークライミングの壁まである。日帰り入浴の客はごっそりこっちの施設が持っていっているような感があるが、この施設がなければ客もあまり集まらないだろうから微妙なところだ。

 入浴料(確か500円)を払って入る。新しいだけに清潔。男女別で、湯船は内湯と露天があった。洗い場もきちんとしたものがあって、シャンプーとボディーソープが置いてあった。タオルはもらえないので、持参する必要がある。

 内湯は丁度いい湯加減。ガラス張りになっていて、外がよく見える。あまりガラスが曇らないので内湯でも満足できる。

 外の露天は人で満杯。ようやく空いたので入ってみたら、やたらぬるかった。景色は良い。良く周りが見渡せる。ただ、目の前流れる川がバリバリに護岸工事された川なのでちょっと興ざめだった。

 お湯はあまり温泉らしさはなかった。ちょっと薄いのかな?源泉かけ流しというわけには行かず循環湯だった。

 15時40分に出発。


金山沢温泉

山膳

 金山沢温泉に食堂くらいあるかと思っていたら無かったので、どこかで遅い昼食をとらなければならない。ツーリングマップルに「山膳」という食堂が載っていたので、入ることにする。

 芦安の集落を抜けて南アルプス街道を東に進んですぐにそれはあった。

 見た目は普通の食堂。なんか入るのに躊躇しそうな外観だが、入ってみた。おばあちゃんが一人で切り盛りする普通の食堂で、地元のおじさん二人が酒飲んでだべっていた。

 メニューは普通の食堂のそれで、特別地元の食材を使っているとかいう感じではなかった。肉そばを注文。

 出てきたそばは、やたらボリュームがあって食べきれなかった。具が余りないので、麺とつゆを延々と食べることになり、あのボリュームを食べきるのは大変だ。

 地元の人にとっては社交場になっているようで、食べている最中にも3人入ってきた。

 外に出た時点で16時。


山膳

帰途

 甲府昭和から中央高速に乗ることにして、県道20号〜R20と走ることにする。県道20号を走っていると、山の影と日が当たる部分の境が丁度200メートルくらい先にあり、それを追いかけるようにして走ることになった。しかし、追いつきそうになると信号で停まり、ついに追いつくことなくR20に入ることになった。

 R20手前、釜無川を渡る橋あたりから富士山が良く見え始めた。R20に入ると、常に左手に富士山を見ながらの走行になった。途中バイクを停めて写真を1枚。

 中央高速に入ると、勝沼あたりから渋滞。しかし、この渋滞は笹子トンネル内の渋滞を避けるために人為的に起こした渋滞だったようだ。笹子トンネル手前で意図的に車線を制限、トンネル内は車線制限無しで、スムーズに流れていた。

 この後、何カ所も10キロ以上の渋滞が続き、そのたびにすり抜けで車を何台も抜いた。すり抜けしていると後ろから更に速い奴がすり抜けてくるので、私を先頭にする何台ものすり抜け軍団ができることになる。仕方ないので後ろの奴らを先にやる。

 燃料計を見ると、レッドゾーンに差し掛かっていたので、談合坂SAに入り、給油することにする。談合坂SAは新しくなっていた。いつからこんなに新しくなったんだっけ?

 バイク置き場にはバイクが満杯で、入りきれないバイクが出るくらいだった。もっとも、今までまともにバイク置き場に停める人たちがいなかったわけで、停めやすい位置にバイク置き場をつくればこうなる、ということなんだろう。

 渋滞が酷かったので、帰宅は21時。総走行距離320キロの丁度良いツーリングだった。

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R20では富士山が綺麗に見えた


談合坂PA上り線側は新しくなっていた。バイクが大量に!