阿字ヶ浦・鹿島灘

2002/03/03

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新座〜外環

 前の日に車検からバイクが帰ってきた。前のツーリングから3週間空いているので、早速ツーリングに出ることにする。

 関東近辺はほぼ行き尽くした感があるが、よく考えてみると茨城県方面には余り行っていない。特に鹿島灘方面は北海道からフェリーで帰ってきたときに走っただけで、まだ昼間に走っていない。

 ということで、阿字ヶ浦・鹿島灘方面を目指すことにする。

 今日はR254を避け、東武東上線に沿うような形で県道を走って外環を目指す。混んではいたが、R254よりはずっと空いているので、今後はこちらの道を多く使うことになるだろう。

 外環に入る。荒川を渡ろうとすると、横風でタンクバックが思いっきりずれた。今回のツーリングでは、この横風と不安定なタンクバッグに結構悩まされることになる。

 天気はまだ雲が多い。予報でも余り晴れは期待できない。出発は11時40分。半日ツーリングだ。

常磐自動車道

 外環を三郷まで走り、常磐自動車道に入る。ここは「日本のアウトバーン」とも呼ばれるくらいのハイスピードコースだ。フェラーリF40が時速300キロ以上出して捕まったことでも有名だ。しかし、今日は横風があるので、私は制限速度より若干遅い位のペースで走ることにする。

 橋を渡ったり、周囲が開けた高架になっているセクションに入ると横風がきつく、タンクバッグが持って行かれそうになる。

 休憩のため、守谷SAに入る。出発した頃に空を覆っていた雲は無くなり、すっかり晴れ上がっていた。タンクバッグをバッグに装着し直し、MAXジョージアを飲んで出発。

 

守谷SA
守谷SA

北関東自動車道〜阿字ヶ浦

 守谷SAを出た後、ひたすら高速を真っ直ぐ進む。車も少なく、空も晴れているので快調に飛ばせるが、風が強く、冷たく、かなり体力は消耗する。友部SAでトイレ休憩。即出発。

 友部JCTから北関東自動車道に乗り、阿字ヶ浦方面を目指す。北関東自動車道からは、綺麗に区画整理された工場用地を結構目にすることができたのだが、これが売れる日が果たしてくるのだろうか?

 ひたちなか料金所から下道に出て、R245を少し走る。阿字ヶ浦に出るために海側の道に入り、ひたすら海方面と思われる方向に走ると、いきなり景色が開けた。阿字ヶ浦だ。

 空は晴れ渡り、たいへん良い雰囲気なんだが、なにせ体が冷えてしまっているんで、あまり停まってのんびり景色を見る気にならない。写真撮って、あとはバイクから景色を楽しむことにして、すぐに出発。那珂湊おさかな市場を目指す。

阿字ヶ浦
阿字ヶ浦

那珂湊おさかな市場

 阿字ヶ浦沿いを走る県道6号線は、阿字ヶ浦の景色を楽しみながら走れる良い道だった。これを真っ直ぐ走り、那珂湊手前の分岐点では那珂湊の市街地に入らず、水産高校方面に走り、市場を越えたところに派手な色づかいの建物が並ぶ那珂湊おさかな市場がある。

 到着してびっくり。凄い人である。観光バスが何台も停まり、駐車場に入りきれない車が路駐して、道路がすこし渋滞気味。場内の回転寿司屋では席が空くのを待つ人が、食べている人と同じくらいいた。

 このへんはあんこうが名物と言うことで、あんこう鍋でも食べようかと思ったが、1人前2,500円というのはまあ、高いけど良いとして、殆どの店が2人前からしか受け付けておらず、断念。あんこう汁というのが400円で売られていたので、買ってみる。さすがに2,500円との落差は大きく、味噌汁の中にちょっと身がついている骨が数本入っているって感じだった。

あんこう汁

 他に何か無いかな〜〜と探してみると、はまぐり汁というのが200円で売られており、結構人気があるようだ。どれ、試しに、と買ってみるが、たしかにはまぐりが大量に入っているように見えるんだけど、貝柱を抜いた後のもので、身は少しだけ。この少ない身をそぎ取って食べる。ちょっと不満は残るが、こういう場所の雰囲気が味わえたと言うことで、強引に納得して市場を後にした。

那珂湊おさかな市場
那珂湊おさかな市場

大洗〜潮騒の湯

 那珂湊おさかな市場を出て、開門橋を渡って、大洗の海岸沿いを走る県道173に入る。大洗といえば、北海道行きフェリーの出発到着点だ。フェリー埠頭付近の広い広場に親子連れが大量に発生しており、休日をのんびり楽しんでいるようだった。

 大洗からR51に入る直前に温泉施設「潮騒の湯」がある。看板が出ているので、迷わず行けるだろう。ここは海水浴場がすぐ裏にあり、海水浴客もそのまま入れるように砂洗い場がある。勿論、今はサーファーしかいない。

 潮騒の湯は最近で来た施設で、かなり充実している。中には魚市場からそのままやってきたような魚屋があり、その場で料理して出してくれる。休憩室も充実しているが、中で料理注文して飲み食いしないと座れないような雰囲気があった。

 肝心の風呂は、男女別で湯船がそれぞれ5つくらいあり、洗い場もちゃんとしている。男女の浴場は定期的に代わるようだ。ジパングツーリング誌に掲載されていた男湯の写真と、私が入った浴場とは違っていたから、間違いない。

 露天風呂もあり、広い。目隠しの柵があるので、湯に座って浸かりながら海を見ることはできないが、湯船から立ち上がると、砂浜の向こうに海が見える。

 湯は天然温泉ではあるが、循環加熱消毒しているようだ。ちょっと塩素臭がする。

 シャンプー、ボディーソープはあるが、タオルは別に持っていくか、フロントで買わなければならない。

  若い兄ちゃんが露天風呂にある岩によじ登り、海岸に向かって「おお〜〜い」と叫んでいた。マッパー、こんな所にもいたか。


潮騒

R51〜鹿島スタジアム

 R51に入ると、海は殆ど見えなくなるが、信号で殆ど停まることのない快走路が始まった。このへんには市街地が殆ど無いため、全然信号が赤にならない。大体制限速度プラスアルファで良い調子で走り抜けた。

 鹿島スタジアム付近に差し掛かったので、鹿島スタジアムを見ていくことにする。鹿島スタジアムはスタジアム内見学ができるようだ。しかし、バイクを降りて、ゲートから中に入ろうと思ったら、4時で終了だった。がっかり。もう4時越えている。

 鹿島スタジアムを出て、R51を東関東自動車道を目指して走る。鹿島スタジアム付近はかなり工事が多かったが、やはりワールドカップ向けなんだろうな。しかし、まだ工事していて間に合うんだろうか。

鹿島スタジアム
鹿島スタジアム

帰途

 東関東自動車道を走っていると、上空に光る物体がある。月じゃないよな。成田が近くにあるが、飛行機にしては動かない。気球かな?それにしては大きい。謎の物体だった。

 湾岸線に入ると若干渋滞気味。湾岸幕張PAで休憩。PAの売店にはスーツ姿に角刈り、目つきの鋭いの兄ちゃんが沢山いた。外を見ると、ベンツSクラスが横付けしてある。食堂もスーツ&バッチのおっさんがふんぞり返っていて、どうもヤクザの集団の中に紛れ込んでしまったようだ。ハイウエイカードだけ買って、すぐに出る。

 首都高中央環状線は例によって地獄のような渋滞、しかし、池袋線に入ると渋滞は無くなり、新座まで一気走り。自宅到着21時、総走行距離335キロの丁度良いツーリングだった。しかし、距離の割には結構疲労が残り、次の日まで体に違和感があった。寒いと疲れるわ、やっぱり。

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湾岸幕張PA