湯の丸高原・鹿沢温泉
2003/04/13
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出発前〜関越
ツーリングを始めてからもう3年が経ち,そろそろ関東周辺は行き尽くした観がある。今日もツーリングマップルとにらめっこして,行き先をどこにするか迷っている。
そういえば,ツーリングを始めた当初は結構行っていた渋川伊香保ICから草津温泉へ通るR145やその先のR144にしばらく行っていない。よし,行こう。今回はいつもと逆の方向,R144からR145を通って渋川伊香保ICに出よう。そうなると,上信越自動車道を通って東部湯の丸ICから鹿沢を通ってR144に出るルートを使いたい。そして,その途中にある鹿沢温泉に入ろう。
午前11時,県議会議員選挙と四市合併住民投票の投票を終えてから新座発。今日は快晴。気温も結構高い。風も前のツーリングに比べたらずっと穏やかだ。
関越を北に向かって走ると,徐々に高速沿いの桜の花が増え始めた。新座ではかなり散ってしまっていた桜だが,北の方はまだ見ごろのようだ。長瀞〜秩父方面に向かう花園ICは大行列。インターの先の道路が渋滞してしまっているようで,一体どれだけ待てばいいのかわからないくらいの行列だった。
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今回のルート(クリックすると大きな地図が出ます)
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上信越自動車道〜東部湯の丸IC
藤岡Jctで関越自動車道から上信越自動車道に入る。交通量は少なめ。山間を走るので,結構カーブがあるが,アベレージスピードは速めだった。しかし,碓氷軽井沢を越えたあたりから,対面通行となり制限速度50キロとなった。制限速度50キロならそれより20キロ位速く流れそうなものだが,工事用車両とおぼしき車が制限速度を厳守して走っていたために,50キロで巡航する羽目になった。
地図で見た印象だと,藤岡Jctから東部湯の丸ICまでそんなに時間がかからない感じがしていたのだが,実際走ってみるといつまでたっても辿り着かない。走っていて通り過ごしたのかもしれないと不安になるくらいだった。しかし,長いトンネルを抜け,佐久を通り過ぎたあたりから東部湯の丸への案内が出始めたので一安心。
東部湯の丸ICで降りる。料金は3000円オーバー。結構走ったなあ。早速鹿沢温泉へ向かう。しかし,鹿沢温泉へ向かう県道94号東部嬬恋線への交差点を通りすぎてしまい,小諸IC付近まで戻ってしまった。Uターンして,東部嬬恋線へ乗る。この道は乗った瞬間に上り坂。これから山に登るんだあ,という気にさせてくれる。
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東部湯の丸IC出てすぐの道。結構気持ちいいストレートが続くものだから,思わず東部嬬恋線への交差点を通りすぎてしまった…
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県道94号東部嬬恋線
県道94号東部嬬恋線を登り始める。最初は雄大な景色を見ながらのんびり流せるが,奈良原温泉を過ぎた辺りからヘアピンカーブがいくつも続く本格的なワインディングが始まる。道はバイクなら問題ない幅。しかし,路面が結構荒れていて気を使う。
ステップが擦りそうな位バンクしながらワインディングを攻めていると,路肩に雪が見え始めた。ここ数日は天気がいいので凍結の心配は無かったが,雪解け水が路面を濡らしているので慎重な走行が必要だった。
湯の丸高原スキー場がある地蔵峠を越え,下りのワインディングを少し走ると鹿沢温泉が見えてきた。鹿沢温泉って何件も旅館があるのかと思っていたが,紅葉館他数件しかないんだなあ。思わず温泉街を探して,紅葉館を通りすぎてしまった。
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東部嬬恋線
東部嬬恋線を東部湯の丸IC方面から地蔵峠へ見る。
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紅葉館
鹿沢温泉の中心の旅館がここ紅葉館。日帰り入浴も出来る。受付が閉まっていたので,呼び鈴を鳴らして呼び出す。入浴料は500円だ。タオルは付かない。早速浴室へ向かう。
残念ながら男女別で,混浴ではない。湯船はそれぞれ一つ。露天風呂は無い。お湯だけで勝負の本格派。お湯は本物で,おそらく源泉かけ流し。ボディーソープはあったが,シャンプーは無かった。しかし,体を洗うより,ただお湯を楽しむほうが良いかもしれない。
丁度私一人しか入っておらず,貸し切り状態。のんびり浸かり,のぼせかけたら床に寝そべって冷ましたり,ゆったりと過ごすことが出来た。
風呂から上がり,ちょっと旅館内を探索。つげ義春の漫画に出てきそうな古い旅館で,廊下がぎしぎし言う。これは狙っているんだろうか,宿全体の雰囲気が物凄いレトロ調。休憩室のマッサージチェア(今風のやつじゃなく古い奴)や遊戯室の卓球台やインベーダーゲーム(しかもパチモン)など,古くさい旅館に期待する要素が全て揃っている。
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紅葉館
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R144〜R145〜川中温泉
紅葉館を出て,R144方面に東部嬬恋線を下る。途中新鹿沢温泉を通り過ぎる。はっきり区別するためにはさっきの紅葉館の方を旧鹿沢温泉,こっちを新鹿沢温泉と呼ぶようだ。こっちの新のほうが旅館の数が多く,温泉らしさはある。でも,面白みは少し欠けるかな?
R144に出る。R144は吾妻川沿いを走る快走路。以前嬬恋温泉に来た際に走ったことがある。嬬恋温泉を越え,更に進み草津方面へ向かうR292と交差したあたりからR145になる。もう1軒温泉に入ろうと思い,川中温泉へ行ってみる。川中温泉へはR145から狭い脇道をしばらく走って行く。川中温泉はどうやら1軒宿のようだ。宿は古くて結構雰囲気があって魅力的なのだが,どうもこの日は外来入浴お休みの日だったようだ。残念。また,外来入浴は午後2時までなので,この時点で4時だったので,どっちにしても入れなかった。今度来たときには入ってやろう。
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川中温泉
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あづま温泉桔梗館
近くに何か良い温泉が無いかとツーリングマップルを探していると,あづま温泉桔梗館に「絶景の庭園風露天風呂」という解説が付いていた。これは入ってみよう。中之条駅を越えた辺りの伊勢町下交差点でR353に入り,ちょっと行ったところで脇道に入り,桔梗館に辿り着く。
見た目は良くある公営の温泉施設。駐車場から見ると,目の前にはグラウンドが広がる。そしてその向こうには岩がむき出しになった珍しい山が鎮座していた。これは小野子山だろうか?
受付で500円払って入場。浴室は新しく奇麗。湯船は内風呂と露天風呂が有り,内風呂はいかにも循環湯と行った雰囲気。露天風呂は循環している雰囲気が無く,意外にかけ流しかもしれない。ただし,源泉そのものではなさそう。この手の施設にしては珍しく,浴室内にボディソープもシャンプーも無い。石鹸だけだ。
露天風呂からは上の写真にある山がドーンと見え,確かにいい景色。お湯の温度も丁度良く,長湯できそう。
お湯から上がり,休憩室で休んでいると,地元のおじさんが一人カラオケで熱唱していた。ここでは1曲100円でカラオケが歌えるようだが,同じおじさんが延々と歌い続けていた。カラオケ教室で習ってきましたといった感じの歌い方で,歌い慣れている感じ。下手すぎて聞けないといったことはなかった。
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あづま温泉桔梗館
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帰途
渋川伊香保から関越に乗る。疲れているのか,かなり眠い。車線をキープするのがキツイくらい眠い。サービスエリアにすかさず飛び込む。さすがに天気が良く暖かかったこの日,みんなが観光地に繰り出したらしく至る所で渋滞が発生していた。へろへろになりながら午後8時に帰宅。総走行距離は360キロだった。
テレビでニュースをみてびっくり。四市合併住民投票は和光市の圧倒的反対多数で否決されていた。
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