下関〜萩〜浜田

2003/11/02

11/02 出発前

 岡山に引っ越してきて,まだ下関まで走っていない。おそらく岡山から西に走って,日帰りでいける限界に近い場所だ。これは走らなければいけないということで,早速1泊で下関まで行くこととする。
 
山陽自動車道に乗り,一回の休憩だけで関門橋の手前壇ノ浦PAまで走る。

 


今回のルート

壇ノ浦・関門橋・関門トンネル

 壇ノ浦PAに到着。写真撮影と休憩。しかし,雨が降り始める。カッパを着るまでの雨ではないと判断。
 関門橋を渡り,北九州へ。すぐに関門トンネルに入り,下関に戻る。
 関門橋のすぐ近くの火の山公園に上る。ロープウエーは休業中のようだ。この先に今日の宿泊先,下関火の山ユースホステルがある。

 


壇ノ浦PA

下関火の山ユースホステル

 下関火の山ユースホステルの建物自体は古いようだが,リフォームしたばかりのようで結構綺麗。
 部屋は全て壇ノ浦方面を向いている。このユースは高台にあって覗かれる心配もないので,カーテンも開け放たれ,部屋から関門橋を含めた北九州の夜景が非常に綺麗に見える。

 ペアレントさんは熱血漢といった感じの人。
 この日の同室は私の他外国人2名。しかし,全く交流がなかった。
 この日はバレーボールの指導者の集まりで食堂は貸し切り。食堂にはテラスがあって,そこでバーベキューパーティーをしていた。よって夕食はなし。外に食べに行く。

 


下関火の山ユースホステル

関門トンネル歩道

 関門トンネルには車道の他に歩道がある。歩道の入口は車道とは離れた場所にある。
 歩道は歩行者,自転車,そして原付も押してなら通れる。原付は有料のようだが,料金を徴収する係員はおらず,郵便受けのような箱に投入するシステム。良心に任せるといったところか。
 エレベーターで地下まで下り,そこから歩いて北九州側に行ってみる。原付の人も,バイクごとエレベーターに乗る。
 途中に福岡県と山口県の県境があり,道に大きく表示されている。

 結構な距離があり,往復すると疲れる。
 地元の人がジョギングしていた。雨が降らないし,車が走っていないので安全なんだろう。
 福岡県側に出て,山口県側を見る。海側に鳥居があった。これは確か山口県側にもあった。ただ,その先が工事中なのか少し荒れていた。

 


関門トンネル歩道入口

唐戸海峡市場

 ふくの取引で有名な唐戸市場には観光客向けのレストラン街が併設されていた。大盛況で,車が駐車場に入りきれず行列を作ってるほど。
 その中の「武蔵」というふく専門店に入る。
 フルコース5,000円を豪気に注文。うめー。腹一杯。

 ユースに戻ってみると,まだパーティーは続いていた。しかし,騒がしくしているお詫びとして缶チューハイ二本もらう。

 この日の走行距離380キロ。


唐戸海峡市場

11/03 出発前

 朝。余り天気は良くない。しかし,雨は降っていないようだ。夜に少し降ったのか,路面は湿っていた。
 朝食はバイキング形式。かなり旨い。ここでは朝食は頼むべきだ。
 出発8時30分。出発直前にペアレントさんが,バイクは腹が減るだろうと栗ご飯を使ったお握りを渡してくれた。気配り有り難い。
 下関をぐるっと海沿いに走っていると海王丸が停泊していた。常時ここにいるんだろうか?

 


下関から日本海側を北に望む


この日のルートその1 下関〜角島(クリックすると大きな地図が出ます)

 

毘沙ノ鼻

 R191を北上,本州最西端毘沙ノ鼻を目指す。R191は海を眺めながら適度に流せる良い道だ。しばらく快走。
 毘沙ノ鼻へは途中R191を外れて県道を走ることになるが,案内板がしっかり整備されていて,迷うことなくたどり着けた。たどり着いたそこは,こぢんまりと,地味に整備されていた。

 眺めはまずまず。ただし,近くにゴミの処分場があるのはちょっと興醒めだった。

 


R191

 

角島大橋

 海を眺めながらR191を快走。しばらく走って角島大橋に寄り道。山口県の日本海側を走ったツーリングレポートには必ずと言っていいほど登場する橋だ。
 びっくりするくらい良い橋。これが有料道路で無いというのが驚き。
 海もエメラルドグリーンで美しかった。晴れていたらもっと感動しただろうな。

 


角島大橋

 

 角島からしばらく走って,萩に到着。かなりボロイ市営球場の横にある駐車場にバイクを停めて歩いて散策。
 木戸孝允,高杉晋作の生家を見学。木戸孝允の方は家の中に上がれるのに無料。高杉晋作の方は家の建物の中に入れない割に見学料100円だった。

 それにしてもこの街,上記の二人以外にも偉人が出ていようで,歩いて少しのずいぶん狭い範囲から偉人を沢山輩出しているんだな。街並み以上にそちらに感心してしまった。
 ここでちょうど昼食時間になったので,「和」という食堂に入ってみる。お客が私しかいなくて寂しかったが,注文した宇田漁港丼は非常に旨かった。アイスコーヒーも食事を注文した人は100円と安い。

 


萩の街並み


この日のルートその2 萩〜浜田(クリックすると大きな地図が出ます)

 

笠山

 萩を出てすぐに世界一小さい火山,笠山が現れる。
 火口もしっかりあって,中に降りていくことができる。
 笠山には展望台があり,ここからの眺めは良く,ぐるりと,リアス式で入り組んでいるこの付近の海 岸や島々を見渡すことができる。

 この先ひたすら海岸線沿いを走り,益田市から島根県に入る。そして道もR191からR9に乗り換える。

 


笠山火口

 

道の駅ゆうひパーク三隅

 R9をひたすら走り,浜田市に入る直前,道の駅ゆうひパーク三隅で休憩。
 ここはR9がちょうど海岸に出たあたりにあり,山陰本線と海岸線を見下ろすことができる。眺めも結構良いし,地元の特産物も沢山売っているのでチェックしたい場所だ。
 そろそろ暗くなってきた。そして少し寒い。

 


道の駅ゆうひパーク三隅からの眺め

 

浜田自動車道〜中国自動車道

 浜田から浜田自動車道に乗る。島根県は高速がないと文句を言っているが,この道は何だ。高速じゃないか。
 しかし,サービスエリアがない。燃料計は最後の一目盛り,料金所には「この先60キロ給油所無し」なんて怖いこと書いていた。料金所に書くなよ料金所に。もっと前に書け。
 千代田JCTで中国自動車道を広島方面に入ってしまった。本当は岡山方面に行くはずだったのでミスコースだ。しかし,結果的にはこれで良かったようだ。すぐに給油所があるサービスエリアが現れた。岡山方面に入っていたら給油所があるSAはかなり先だったろう。
 広島JCTから山陽自動車道に移り,ひたすら直進。昼は暖かかったが,夜になるとえらく寒い。次からは完全な冬装備にしよう。

 

今回のまとめ

 この日の走行距離500キロ
 総走行距離880キロ
 下関は日帰りは可能ではあるが,日本海側経由は,ちとキツい。ちょっと走りすぎたかなあ。

 

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