琵琶湖一周
2004/09/24〜09/25
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2004/09/24 岡山〜琵琶湖
出発前
琵琶湖は以前九州ツーリングの途中に近江八幡から南を走ったことがあるが,その後は一度も訪れていない。岡山からだと1泊ツーリングに丁度良い距離なので,そろそろ行くべきだろう。
今日は9月24日,祝日と土日に挟まれた平日だが,幸い有給休暇が取れ,休みだ。ユースホステルに予約の電話を入れ,早速出発。
11時出発。外は曇り。路面は僅かに湿っている。走り出すと水滴が僅かにシールドに付くが,合羽を着るほどではない。
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今回のルート(クリックすると大きな地図が出ます)
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大雨…
岡山インターから山陽自動車道に乗り,東に進む。しばらくは雨らしい雨が降らなかったが,進行方向に黒い雲が現れ始め,じきに雨が降り出した。慌ててパーキングエリアに飛び込み,合羽を着込む。路面はびしょ濡れ。
しかし,しばらく走ると,空は明るくなり,青空が見えてきた。サービスエリアで休憩ついでに合羽を脱ぐ。
大津ICからR161に乗り,琵琶湖に沿って北上。この日は平日なので,日祝二輪通行禁止の奥比叡ドライブウェイも二輪で走ることができる。比叡山ドライブウェイから比叡山に登り,奥比叡ドライブウェイを使って琵琶湖大橋まで行こう,そのつもりで比叡山ドライブウェイに向けて走り出したその瞬間,何かが光った。
稲妻が思いっきり山に落ちた。比叡山方向を見ると,雲で覆われ始めている。これは無理だと瞬時に判断,R161に引き返す。すぐに雨が激しく降り始め,慌てて合羽を着込む。
雷はガンガン鳴り続き,山ではなく市街地にもどんどん落ち始める。光って1秒経たずに音が聞こえる程近いところにも落ちる。雨も容赦なく降り続け,大粒の雨が降り続くものだから,路面にはすぐに水が浮き始め,ざんざん水しぶきを上げながら走り続ける羽目になった。
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路面はびしょ濡れ
しばらくすると再び晴れ。しかし…
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YH和迩浜青年会館
今日の宿はYH和迩浜青年会館。到着する頃にはようやく雨が小降りになっていた。このユースは今宿浜水泳場のすぐそばにある。
建物の作りを見ると,シャワー,トイレがオープンな作りで,どうも海の家(海じゃないけど)的に使われる施設のようだ。今日の客は私一人。
受付で手続きをして通された部屋は,ペアレントさんがいる建物とは別の,離れのような建物で,かなりぼろく,あまり清潔ではなかった。ただし,掃除はキチンとされているようで,床が埃や砂だらけで大変ということはなかった。
トイレは外の水泳客用とおぼしきトイレを使う。風呂はペアレントさんがいる建物の風呂を使う。風呂に早速入ると,カエルくんが先客だった。カエルと一緒にしばらく浸かる。
食事は出ないので,再びR161を南下してR161沿いのステーキ屋で夕食。
夕食から帰ってからもテレビはあったので,それ程退屈しなかったが,明日に向けて早めの就寝。
この日の走行距離263キロ。
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YH和迩浜青年会館
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2004/09/25 琵琶湖一周
出発前
ユースを出て,バイクに乗ろうとすると,ライディングシューズの靴底が完全に剥がれてしまった。これまで接着剤でくっつけて,だましだまし履いてきたが,そろそろ限界のようだ。
ユースでは朝食も出ないので,R161に出てからコンビニでパンを買い,朝食とする。靴底が離れたままだとさすがに走りにくいので,接着剤を買って貼り付ける。
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靴底が完全に剥がれた!
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白鬚神社
R161を北上。国道が湖岸を離れた場合は極力湖岸を走る道を通るようにするが,そういう道はあまり海が見えず,道も狭く走りづらかった。
R161が湖岸を走るようになるあたりにさしかかると琵琶湖の広さを実感。対岸が遙か彼方だ。竜飛から津軽海峡を挟んで北海道を見た時の方が近い印象を受ける。
すぐに湖の上に浮かぶ鳥居が見えてきた。白鬚神社だ。バイクを停めて参拝。
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湖上に浮かぶ大鳥居
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風車街道
萩の浜から北はR161はかなり湖岸を離れて走るが,その代わりに県道が湖岸を走り,それは風車街道と呼ばれている。極めて眺めも良く,道もまっすぐで交通量も少なく走りやすい道だった。ここはお勧め。途中駐車スペースがあって,下の写真のように水際まで接近することができる。
風車街道にはしんあさひ風車村がある。文字通り大きな風車がいくつも立っている。かなり綺麗に整備された公園になっており,ここ目当てに遊びに来ても良いだろうと思った。
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しんあさひ風車村
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県道557号〜琵琶湖パークウェイ
風車街道を過ぎ,R161と合流してすぐに県道557に入る。ここから先は琵琶湖北岸を走る道だ。
県道557はかなり狭い道だが,琵琶湖のすぐそばを走るため,走っていて楽しい。この道に沿って桜並木があるので,春はさぞ綺麗だろう。ただし渋滞必至だが。
県道557を過ぎ,琵琶湖パークウェイに入る。最初は湖岸を走るゆったりとしたワインディングだが,国民宿舎つづらお荘を越えたあたりから,突然曲がりくねった,そして急な坂のある道になる。眺望は開けないが,バイク走らせるにはたまらない道だ。
峠には広い駐車場があり,展望スペースも整備されている。ちょっと樹が邪魔なのが残念。
峠を過ぎ,先に進むと,今度は尾根を伝うスカイラインになる。結構距離があり,また眺めも良い。あまり飛ばさず,景色を楽しみながら走る。
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県道557号
琵琶湖パークウェイ
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さざなみ街道〜長浜城
琵琶湖パークウェイを過ぎて,少しR8と合流して,すぐに湖岸を走るさざなみ街道に移る。こちらはゆるやかに曲がりながら,琵琶湖を横目に見ながら走る道。途中から道が広く整備され,ついスピードが出る。
対向車がパッシングしてきた。こういう場合,対象車のライト付けっぱなしかネズミ取りだ。バイクは常時ライト付けっぱなしだから,ネズミ取り…。
速度を思いっきり落として走る。すると,左手の駐車スペースに水色のワイシャツを着た集団が。警察だ!一人が飛び出してきて,私の後ろのクルマを止めた。やはりネズミ取りだった。
前方に城が見えてきた。長浜城だ。バイクを停めようと駐車スペースを探すが,なかなか道沿いには見つからない。しばらく迷って,ようやく長浜城の駐車場に着いた。ちょっと案内表示が不親切。
長浜城は秀吉ゆかりの城。ただし,天守閣は残っておらず,近年作られたコンクリート造りの建物が立っている。この建物は当時の天守閣を復元したものだが天守閣とは呼ばずに,長浜城歴史博物館と呼んでいる。中はお城という感じはなく,ここ長浜の歴史紹介の展示物が並ぶ。最上階からは素晴らしい眺めが。
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さざなみ街道
長浜城
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彦根城
長浜城からちょっと先に進むと,彦根城だ。高台にあるので,遠くからも見える。こちらは長浜城と違って城がまるごと残っており,天守閣も昔からの木造の建物が残っている。天守閣は中まで見学できる。また,庭園の玄宮園(下の写真)も見学できる。
お城見学後は蔵羽(下の写真)でステーキ重セットをいただく。蔵羽は外見は和風だが,中に入ってみると意外に洋風。ステーキ重セット2,600円とちと高いが,近江牛だもの。柔らか〜い肉が旨い旨い。
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彦根城
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県道25号〜近江八幡〜守山
彦根からさらに南下。近江八幡手前で,海岸線を走る県道25に入り損ねたので,合流地点から逆方向に入って走る。海沿いを走る快適な道だが,途中狭くなり,暗くて寂しい地点もある。
琵琶湖大橋を越えたあたりで再びライディングシューズの靴底が剥がれてきた。もうダメだ。幸い,この近くに南海部品守山店があったので,寄り道してライディングシューズを7,000円で買い,これまで使っていたシューズは処分してもらった。ただし,これまで使っていたシューズは結構高いものだったため,新しいシューズは安っぽく少し不満が残る。
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県道25号
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帰途
守山から再び南下,しばらくすると日が沈みだした。綺麗な夕焼け,とはいかないものの,夕陽が湖面に映って綺麗だった。琵琶湖最南端を過ぎる頃にはすっかり暗くなっていた。
この後高速を使い一気に岡山に帰還。
この日の走行距離 492キロ。
総走行距離 755キロ。
琵琶湖って結構距離あるんだなあ。寄り道はしたけれど,朝から一日中走って,一周する頃には日没だった。
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美しい夕陽
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