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R152分断国道ツーリング

2005/06/26


出発前
 2005/06/05に引き続き南アルプス方面へのツーリング。分断国道として有名なR152を中央高速から東名高速方面にかけて走ってきました。
 この日は猛烈に熱く,今年初のメッシュジャケットでの走行になりました。
 天気予報では快晴ながら,実際はうっすらとモヤがかかっており,青空が見えない少し煮え切らない天気でした。

諏訪~分校峠
 諏訪ICから南下してR152に入ると,最初はワインディングながら結構道幅の広い道が続き,いかにも走り屋が好みそうな道で,実際にポルシェやバイクが猛烈な速度で掛けていったりしたのですが,少し私の思っていた谷の中を走る寂れた道とは違っていました。
 杖突峠で一休み,その後は延々と山の中ながら家が多く建ち並ぶ道を進み,結構つまらなかったのですが,分抗峠手前から狭路のグニャグニャ道に変化し,俄然面白くなってきました。
 分抗峠はそれなりの景観でしたが,途中の崖沿いの道からの景色の方がよほどスリリング。ちょいと休んだだけで先に進みました。

地蔵峠
  峠を越えてから先は少しぬるい道が続き,中央構造線の北川路頭を見学したりしながら第一の国道分断点,地蔵峠を目指しました。
 地蔵峠方面は国道ながら枝道扱いに近く,どんどん道が寂しくなっていきます。
 地蔵峠到着。意外に険しくなく,国道が尽きる地点という感じはしませんでした。それどころかその先に道が続いていたので,てっきり分断が解消されているのかと思いましたが,実は蛇洞林道にシームレスに繋がっているだけとしばらく走ってから気づきました。地蔵峠での記念撮影ができず残念。
 最初の予定ではここで引き返すつもりでしたが,進めてしまったのでさらに先に行き,東名高速まで抜けることにしました。しかし,完全に距離を読み間違えていました。この先東名までは無茶苦茶遠く,しかも天竜川河口まで山道ばかりで行かなければならないのでした。

蛇洞林道~大島河原
 蛇洞林道はさっきまでのR152よりよほどマシな道で,ところどころ路面が崖下に崩落しそうになってはいましたが,問題なく進めました。
 林道から再びR152に接続,R152は林道との合流点からさらに先まで伸びてから行き止まりになっているため,北上して行き止まりを目指しましたが,大島河原河川公園らしき公園の先で道が二つに分岐して,「この先行き止まり」の看板が倒れており,どっちに行って良いかわからない上にかなり危険な香が漂っていたためここで断念。引き返すことにしました。

青崩峠
 上村川沿いの険しい谷間を走る秋葉街道を南下し,しばらく走るとワインディングが始まります。その先すぐに兵越林道への分岐となりますが,この先の青崩峠でR152は分断されているため自動車通行止めになっており,これは兵越林道に進むことになります。森の中を進みますが,たまにちらちら見える遠い山並みに夕陽が沈みそうになっており,それは大変美しい光景でした。
 峠を越えると日陰で暗い道が続き,もう峠道は勘弁という気分になってきました。草木トンネルは自動車専用道で,どうも本来有料自動車道として作るべき道路を先にここだけ造って無料供用しているようでした。誰も走っていない寂しい道を先に進みます。

天竜川
 R152秋葉街道を南下,そろそろガソリンがきつくなってきました。しかし,この日は日曜。山の中のスタンドはみんな休んでいます。ヤバイ。燃料計は最後の目盛りを今にも指そうとしています。まあ,これから50キロ以上走れるのはわかっていますが,絶対に日曜夜でも開いているスタンドがあるであろう浜松まで66キロという標識が不安を煽ります。
 回転数を抑えて燃費走行。R152とR473が合流し,そこから先は天竜川沿いの走行,かなり暗くなっていたので写真を写せなかったのが残念ですが,気持ちいい川沿いの道で,川には水がとうとうと流れ大変美しかったです。今度また明るいうちに来たいものです。
 天竜市を越えてもスタンドはなく,浜北市もダメ,静岡県は日曜日にスタンドを閉める条例があるのかと思うくらいどこも開いていない。
 遂に浜松市に入り,これなら開いているだろうと思ったら,やはりスタンドが閉まっている。東名高速手前6キロ地点でようやく開いているスタンド発見,一度ロングツーリングでガス欠を経験している身としては大変ホッとしました。

東名高速
 東京まで200キロという表示を見ただけで疲れが出ましたが,流れは悪くなくひたすら我慢の走行。
 腹を空かせて駆け込んだ遠州豊田PAでは,8時半となり売店が閉まり始め,あわてて焼きそばを購入。売店のおばちゃんが湿気まくったフライドポテトを付けてくれた。まあ,腹はふくれる。
 伊豆半島を越えるあたりから濃霧が発生,前が100メートル先しか見えない。これは高速では無茶苦茶怖い状態。たまらず飛び込んだ足柄SAでは強風に霧雨が舞い,極めて寒々とした光景に。「あったか~い」のコーヒーがよく売れていました。

自宅帰還
 渋滞も殆ど無く無事自宅帰還。ちょうど日付が変わったところでした。
 走行距離648キロ!日帰りツーリングの自己最高記録となりました。次の日はさぞかし体調が悪いだろうと覚悟していたのですが,全然平気だったため,自分の体に驚きました。

 

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