富士川〜足柄峠ツーリング
2010/03/14
出発前ツーリングマップルを眺めていると，箱根の北に足柄峠という峠があることがわかった。
水曜日に雪が降ったばかりなので積雪が気になったが，土曜日からグッと温かくなっているので大丈夫かもしれない。
Twitterで「足柄峠」を検索してみると，ロードバイクで走ったというつぶやきを見つけた。閉鎖林道のように路面が荒れていると書かれていたのが気になるが，なんとか行けそうだ。今回の目的地は足柄峠にする。
10時45分発。
富士川
圏央道の海老名JCTが開通したというので，通れるものと思って関越から圏央道を使って東名まで行こうと思って関越から走り出したが，中央道と東名はまだ繋がっておらず（海老名JCTから海老名ICまでの開通だった），仕方なく中央道を使って足柄峠へ行く方法を考える。
そこで，中部横断自動車道まで進み，富士川沿いにR52と県道10号を使って富士山の西麓まで進み，富士山の南麓を通って足柄峠にアクセスすることにする。足柄峠が一番最後になるが，そこまでのアクセス路が面白そうだ。
中央道を西に走ると，南アルプスが見えてきた。この日は春らしく霞んでおり，南アルプスは頂上付近だけが蜃気楼のように浮かび上がっている。
双葉JCTから中部横断自動車道に乗る。中部横断自動車道はまだ対面通行で，前にゆっくり走る車がいたため，ずっとのんびり走行となった。
中部横断自動車道は増穂ICまでしか完成していないため，増穂ICからR52へ。時折富士山の頂上が見える。
しばらくR52を南下。今まで３回ばかりR52は走っているので，今回は富士川を挟んで対岸にある県道を走ることにする。
身延から富士川の東側を走る県道10号へ。途中，身延線を走る列車と併走する。身延線の列車はずいぶんと遅い。バイクで普通のペースで走っていてもこちらの方が先に行ってしまう。
R469とぶつかったところからR469に乗り，東へ。この先R469をひたすら走って富士山の南麓を抜ける。
R469
R469はいきなり桜峠越えの酷道セクションから始まった。
苔むすようなやばそうな道を慎重に上っていくと，あっという間に前の軽トラに追いついてしまった。そして，桜峠を越えるあたりになると，フィットを先頭に４台が連なる行列になってしまった。意外に交通量があるな。
桜峠を越えて下り，林が切れて視界が開けると富士山がドンと座っていた。見事だ。今日は雲一つ無い快晴。頂上付近を雪で白く染めたThe富士山とでもいうべき姿が青空に映える。
峠道を降りきり，大石寺方面へ向かう直線で記念撮影。
富士宮を越え，富士市に入るとR469は桜峠の酷道区間が嘘のような快適な道に変わる。森の中をひたすら直線的に進む。
裾野市に入り，しばらく走ると突然視界が開け，草原になる。東富士演習場だ。進入禁止と書いてある割にはバス停があり，誰が何のためにここで乗降するのか気になった。
足柄峠
R469から出て御殿場市街地に入り，県道78号線を北上。県道78号線をずっと進むと足柄峠だ。
しばらくはまともな道が続くが，足柄駅を越えたあたりから狭く，傾斜のきつい道が始まる。
路面には枝が散らばり，路肩には雪が所々残るので慎重に走る。標高が上がってきたのか風が冷たい。バイクのオンボードコンピュータで気温を表示させると７度。
峠までの距離が表示されているので，峠のコンディションを想像する目安になる。案内標識にチェーン携行必須などと書かれているので，果たして峠を越えることができるだろうかと心配だったが，峠までの距離が１キロになっても路肩の雪が少なかったので大丈夫だろうと思えるようになってきた。
途中から道も広くなり，ややペースも上げることができ，あっさりと峠に到着してしまった。
峠には城跡が残り，そこから富士山を眺めることができた。すっかり夕方になっていたので逆光気味に太陽と一緒に富士山が写った。
関所跡には門があるが，門の先には何もないようだった。
足柄峠を越えると神奈川県。静岡県側より道は改良されているが，工事区間が２カ所有りダートだったので気を遣った。
帰途
峠道を越えてから先はひたすら県道78を真っ直ぐ走る。いたるところで満開の梅を見かけた。
開成町に入るとずっと渋滞。我慢して先に進み。大井松田ICから東名に乗る。
大井松田IC付近に見えるでかい建物，あれは何なのか長いこと気になっていたのだが，ICのアクセス路を走っている途中に「第一生命」と書かれているのがわかった。ずっと市役所庁舎か何かと思っていた。
東名はいつも通り渋滞しており，17時に高速に乗って，帰宅20時。
走行距離387キロ。
圏央道を走れなかったため，かえって面白いルートを走ることができた。満足いくツーリングだった。