7.新しい同窓会誌から |
同窓会報 101 「紅もゆる」の作曲者について
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前の海堀の文章に書かれていた岸田の文章である。この論文で岸田は「紅もゆる」の作曲者として吉田恒三を挙げるのだが、この論文では文乙同級の角野幸三郎(注 原文は角野幸三であったが会報102号で訂正)の令息裕氏の助けも借りて音楽的に検証しているのが特長だと思える。 |
同窓会報 101 「逍遙の歌」作曲について 吉田恒三氏の見解 海堀 昶(2006)
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「紅もゆる」の作曲者k・y・氏は誰かという難問は本誌に連載の各寄稿によっても明らかではないが、次にはなはだ重要とと思われる、あるいは決定的な可能性のある証言を紹介します。
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同窓会報 102 「紅もゆる」の作曲者について(続)
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この項は「会報101号」に「紅もゆる」の作曲者について四報の寄稿があり、それを読んだ岸田の比較論考です。岸田はいよいよk.y.=吉田恒三との意向を強めたように見られます。岸田のことは2013年10月11日の朝日新聞でも取り上げられた。岸田は2013年春文藝春秋企画出版部から「明治の青春歌『紅もゆる丘の花』謎の作曲者を解く」からを刊行していると言うことなので、興味のある方は同出版部に照会入手の上、ご参照願いたい。 |
(一)海堀昶「逍遙の歌の作者と曲の変遷」(k.y.=胡夷とする説否定)
同窓会報 105 「紅もゆる」の作曲者「k・y・」について
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この項は「紅もゆる」胡夷作曲説への批判も含めて書かれ、岸田がいよいよk.y.=吉田恒三との意向を強めたように見られます。多くは既に発表された岸田の論考と重なるのでその部分はカットし編者が必要と思う部分だけ摘記した。岸田の意向に反する部分があれば編者の責任とお詫びする。 |
(本稿は平成十九年十一月十六日東京の三高十八日会での発表に補筆したものです)
「紅もゆる」の作曲者「k・y・」について(補遺)
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k・y・は誰か。問題の焦点は段々絞られてきました。岸田さんの言われる物的資料(楽譜が音楽専門家によって違和感がないと鑑定された)は感性によるものだから、ただ一人の証言だけでは心細い。あと何人かの意見で補強できれば鬼に金棒。諸兄のご協力をお願いします。