ゴアでザビエルに会おう 1999/3/20
ゴアここは元ポルトガル領、今は政府直轄地です。ムンバイとコーチンの中ほどインド洋に面した湊町です。織田信長の時代日本にキリスト教の布教に情熱をささげた、かのサンフランシスコ・ザビエルは帰国の途、南中国で亡くなりますが、その遺体はゴアに運ばれました。そして今、彼の遺体は棺に納められてなんと公開されています。何百年前だから、遺骨になっていると思っていましたが、そうではなく、遺体なのです。上段高く棺が置かれ、向かって右に頭が有り、左半身がガラス越しに見えます.遺体です、骨ではありません。これには感激しました。なんとその棺の絵葉書も売っていました。もちろん買いましたが行方不明です。そして彼の右腕はバチカンに有るとの事。私のというか日本人で仏教徒にはなにか釈然としないものが残りました。遺体で残った理由は彼の体を朱に漬け込んだ事のようです。日本の古代のお墓でよく出てくる真っ赤な粉末です。ポルトガル(ヨーロッパ)とインドの混血のせいか、どこかで見た人によく出会いました。タクシーの運転手は映画ロッキーのライバルのアポロそっくりでした。インド人がアフリカへ行って、そしてアメリカへ。これならつじつまが合います

(6個のガラス窓が付いているのが彼の棺です。)
1985年2月 初めてのインド